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ばけばけ 熊本 なぜ 理由 小泉八雲・セツは松江に居づらかった

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目次

ばけばけは舞台地が松江から熊本に

ばけばけ 熊本編は2月16日月曜日放送の第20週から

NHKは2026年1月13日火曜日に2025年朝ドラ「ばけばけ」が第20週からドラマの舞台地が松江から熊本に移ることを発表しました。「ばけばけ」の熊本編が始まる第20週は2026年2月16日月曜日から放送が始まります。

朝ドラ「ばけばけ」の舞台地が松江に熊本に変わることは、NHKが2024年6月12日に朝ドラ「ばけばけ」制作発表をした時点で公表済みです。

【舞台地】
ヒロイン・松野トキが生まれ育つ島根県から物語は始まります。その後、ヒロインの人生が進むにつれて、舞台地も熊本など各地に移り変わっていきます。

2025年度後期 連続テレビ小説「ばけばけ」制作決定! | NHKドラマ

よって朝ドラ「ばけばけ」の舞台地が松江から熊本に移ることは、「ばけばけ」の制作が発表された時点からすでに設定されていたことでした。

ばけばけ 熊本編 キャスト

「ばけばけ」の熊本編が発表されたことに伴い、トキ(髙石あかり)とヘブン(トミー・バストウ)が熊本で出会う人たちとして5人のキャストが新たに発表されています。

ラン(蓮佛美沙子)

ヘブンの同僚英語教師・ロバートの妻。外国人の日本人妻として、トキの手本となり、なんでも相談できるよき友人となっていく。

クマ(夏目透羽)

松野家の女中。熊本でのトキたちの暮らしを一人で支えるがんばり屋さん・・・だけど、がんばりすぎてしまうことも。

吉野イセ(芋生悠

ある熊本の田舎の村の様々な言い伝えに詳しい女性。どうやら呪われているらしい。

荒金九州男(夙川アトム)

どこからどう見ても怪しそうな熊本の商売人。

作山(橋本淳)

熊本第五高等中学校の英語教師。理路整然とした合理主義者。モデルは英語学者の佐久間信恭

ばけばけ 熊本大学

また「ばけばけ」のヘブンは第20週から熊本の第五高等中学校の英語教師として勤務することになります。

この第五高等中学校とは、戦前の日本に存在した旧制高等学校の1つで熊本県に実在した第五高等学校をモデルにしていると考えられます。旧制の第五高等学校とは現在の熊本大学長崎大学医学部の前身にあたる学校です。

ばけばけの舞台地が熊本になる理由

小泉八雲は松江の冬を克服できなかった

実在した小泉八雲は、小泉セツとの結婚の3ヶ月後である、1891(明治24)年11月に大勢の家族を引き連れて松江から熊本に引越しをします。英語教師として熊本・第五高等学校に赴任をするためです。

朝ドラ「ばけばけ」に熊本編が登場する理由として、実在した小泉八雲が1891(明治24)年11月から1894(明治27)年にかけて、この第五高等学校に勤務していたからとする意見が散見されます。

しかし八雲が熊本に来た理由を五高の勤務とするのは本質的な答えではありません。八雲が熊本に来たことは結果的にそうなったに過ぎません。

日本で一番美しい街は松江である思っていた八雲にとってどうしても耐えられなかったの松江の冬の寒さでした。

来日した当初、小泉八雲は終生、松江で過ごすつもりだったようですが冬の寒さに辟易します。来日前はアメリカ南部のニューオーリンズや、西インド諸島のマルティニークなど温暖もしくは熱帯な気候に体が慣れていたたからです。

特に小泉八雲は左目を失明しており、残った右目の近視が寒さのために悪くなることを危惧していました。

へルンは事情の許す限り松江に永住するつもりであった。ただ松江の気候冬すこぶる寒く、日本海を吹いて来る風は十三年間南部および熱帯地方に慣れていたへルンには斬るようであった。身体はとにかく、へルンにとって貴い眼の悪くなることは堪えかねた。へルンの眼は寒さにはいつも悪くなった。冬季だけを暖地で送ってその残りを松江で暮らそうなどとさまざまに思慮をめぐらしたが、最後には割愛して熊本第五高等中学校に転任することになった。

田部隆次 小泉八雲 ラフカディオ・へルン(中公文庫) 173ページ

熊本・第五高等中学校(第五高等学校)での勤務を紹介してもらった

こうした事情があって小泉八雲はどこか温暖な土地での勤務先はないかと、東京帝国大学の講師で、以前、八雲に松江行きを勧めてくれたバジル・ホール・チェンバレンに相談したところ、嘉納治五郎が校長を務める熊本の第五高等中学校(現在の熊本大学)での勤務を紹介してくれました。

東京帝国大学文科大学(現在の東京大学文学部)で小泉八雲に師事していた英文学者の田部隆次は、「小泉八雲 ラフカディオ・へルン」は第五高等学校での勤務条件を以下の通りであったと記しています。

熊本第五高等中学校の校長は初めは嘉納治五郎(かのうじごろう)、のち中川元(はじめ)、教頭は桜井房記であった。佐久間信恭は同僚の一人であった。月俸二百円、明治二十四年十一月より二十七年十月まで満三年勤続した。初めの住所は手取本町三四に定めたがキリスト教会の鐘が近くに聞えるので、坪井西堀端町三五に移った。

田部隆次 小泉八雲 ラフカディオ・へルン(中公文庫) 177ページ

小泉セツは松江では「ラシャメン(洋妾)」として蔑まれていた

一方、松江以外の土地で暮らす必要は妻である小泉セツの方にもあったと考えられます。

1891(明治24)年8月に小泉八雲と松江で結婚した小泉セツは、松江では「ラシャメン」と言って世間から蔑まれていたようです。「ラシャメン」とは西洋人の妾、つまり「洋妾」のことで、当時、日本人と外国人が結婚することは蔑みの対象となっていました。

東京や横浜など明治時代でも外国人が比較的たくさん暮らしていた大都市であれば、差別されることも少なく済んだのかもしれません。しかし、松江のような地方の小都市となると都市のサイズが小さかった分だけ世間からの風当たりはきつかったのでしょう。

小泉セツが「ラシャメン」と蔑まれて世間の目を気にしていたという記述は、「小説小泉セツ」や「ヘルンとセツ」のような小泉八雲とセツの夫婦を題材にした小説でも描写されています。

実際、これから放送される「ばけばけ」の予告動画を見ていても、小泉セツをモデルとしたトキが、「ラシャメン」として嘲りを受けている様子が描かれていることが分かるでしょう。

こうした事情から実在した小泉八雲・小泉セツ夫妻は、松江以外の土地で暮らすことが迫られていたのです。それが結果的に熊本に引っ越した史実につながったのでした。

ばけばけ 熊本 なぜ 関連記事と参考文献

ばけばけ 熊本 なぜ 関連記事

朝ドラ「ばけばけ」の熊本編が始まる第20週のあらすじ・ネタバレ・キャストについては下記の記事が参考になります。

また「ばけばけ」の第20週に至るまでのあらすじやネタバレについては下記の記事が参考になるでしょう。

ばけばけ 熊本 なぜ 参考文献

今回の記事は以下の書籍を参考文献としています。

NHK出版
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著:長谷川 洋二
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