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ばけばけ ヘブンのモデルは小泉八雲 時代・年齢・年表

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目次

朝ドラ ばけばけのヘブン(トミー・バストウ)とは

小泉八雲(こいずみやくも)とは

2025年後期朝ドラ「ばけばけ」のヘブンのモデルは小説家で日本研究家の小泉八雲(こいずみやくも)(1850〜1904年)です。

小泉八雲はギリシャで生まれのアイルランド系イギリス人で、誕生時の名前はラフカディオ・ハーン。1890年に来日し、島根県立尋常中学校(現在の島根県立松江北高等学校)に英語教師として着任。1891年に小泉セツと結婚し、1896年に日本国籍に帰化。

代表的な著作は「知られぬ日本の面影(1894年)」・「骨董(1902年)」・「怪談(1904年)」など。

小泉八雲の年表

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西暦(和暦)年齢できごと
1850(嘉永3) 年0才6月27日にギリシャ・レフカダ島でラフカディオ・ハーンとして誕生。父はチャールズ・ハーン、母はローザ
1854(嘉永7)年4才母・ローザと永別
1857(安政4)年7才父・チャールズと永別
1863(文久3)年13才イングランド・ダーラム市郊外のアショー・カレッジに入学
1866(慶応2)年16才左目を失明
1867(慶応3)年17才大叔母のブレナン夫人が破産したことによりアショー・カレッジを退学。ロンドンで貧窮生活を送る
1869(明治2)年19才アメリカ・ニューヨークを経由してシンシナティへ移民
1874(明治7)年24才「シンシナティ・インクワイアラー」紙の記者となる
1877(明治10)年27才シンシナティを去り、ニューオーリンズに居住。餓死寸前の貧窮生活を経験
1881(明治14)年31才アメリカ南部の「タイムズ・デモクラット」紙の文芸部長に
1887(明治20)年37才ニューヨークで小説「チータ」を推敲。西インド諸島のフランス領マルティニーク島に移る
1890(明治23)年40才島根県知事・籠手田安定の招聘に応じ、島根県立尋常中学校の英語教師に
1891(明治24)年41才2月に富田旅館で小泉セツを住み込み女中として雇う。8月に結婚。11月に第五高等学校に赴任するために熊本へ転居
1893(明治26)年43才長男・一雄が誕生
1896(明治29)年46才セツとの結婚が法的に成立し日本国籍に帰化。東京へ転居
1897(明治30)年47才次男・巌が誕生
1899(明治32)年49才三男・清が誕生
1902(明治35年)52才小説「骨董」を出版
1903(明治36年)53才長女・寿々子が誕生
1904(明治37年)54才4月に小説「怪談」を出版。9月26日に狭心症のため亡くなる
1905(明治38)年妻・セツが在りし日のハーンの様子を語った「思ひ出の記」を執筆

小泉八雲の家系図

小泉八雲と小泉セツとの出会いと結婚

小泉八雲と小泉セツとの出会い

松江の中学校に赴任したあと富田旅館に寄宿していた小泉八雲は、自分の身の回りを世話をしてくれる女中を求めていました。その際の八雲の希望には「士族の娘であること」という条件があり、教頭の西田千太郎は小泉セツを紹介します。

そして西田千太郎からの紹介を受けた八雲はセツを一目見て、「彼女は士族の娘ではない」と怒り出します。なぜなら八雲は、「サムライの娘はお姫様育ちをしているから家事や雑事によって手足が太くなるはずはない」と誤解をしていたからです。

しかしセツが明治維新以来、養家の稲垣家と実家の小泉家はすでに没落しており、身を粉にして働いて両家の家計を支えているため手足が荒れ太くなってしまったことを説明すると、八雲は大変心を動かされたと言います。

小泉八雲と小泉セツとの結婚

小泉セツが富田旅館で小泉八雲に雇われた当時、外国人の住み込み女中となる女性は「洋妾(ラシャメン)」と言って蔑まれていました。セツもその一人でありましたが、貧窮した稲垣家と小泉家に孝行を尽くすために世間からの嘲笑を浴びることを承知の上で、八雲の住み込み女中となりました。

その覚悟を聞いた八雲はイギリス国籍を捨てて日本国籍としてセツと結婚し、熊本の第五高等学校に転任する際にはセツの家族(養祖父の稲垣万右衛門養父の稲垣金十郎養母の稲垣トミ・実母の小泉チエ)も連れて養ったと言われています。

ばけばけのヘブンとトミー・バストウさん

ばけばけ ヘブンの役柄

ギリシャ出身のアイルランド人。小さい頃に両親から見放されて育ち、親戚をたらい回しにされたあげく、アメリカに追いやられ、居場所を探し続けて日本に流れ着いたのでした。

『ばけばけ』ヒロインの夫・ヘブン役(モデル/小泉八雲)はトミー・バストウさん! NHKドラマブログ

ヘブン役 トミー・バストウさん プロフィール

1991年8⽉26⽇⽣まれ、イギリス出⾝。

2008年、「ジョージアの⽇記/ゆーうつでキラキラな毎⽇」でメジャー映画に初出演し、イギリスで俳優としてのキャリアをスタートする。2024年エミー賞受賞ドラマ「SHOGUN将軍」にて、メインの⼀⼈であるマルティン・アルヴィト司祭役を演じ、注⽬される。10年間ほど⽇本語を学んでおり、⽇本語が堪能である。

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