2024年後期おむすびの次の朝ドラ ヒロイン 今田美桜
2024年後期朝ドラ「おむすび」の次として2025年前期朝ドラに放送される「あんぱん」のヒロインは今田美桜(いまだみお)さんで、朝田のぶ役として起用されます。
今田美桜さんの朝ドラ出演は2回目で、1回目は2021年前期朝ドラの「おかえりモネ」で、東京の若手気象予報士の神野マリアンナ莉子(じんのマリアンナりこ)役として出演された経験をお持ちです。
今田美桜さんとは?
今田美桜さんは1997年3月5日生まれの福岡県出身です。NHKアーカイブスのNHK人物録のプロフィールはこのように紹介されています。
1997年生まれ、福岡県出身。2016年、映画祭で高く評価された自主製作短編映画『カランコエの花』(中川駿監督)に主演、注目を集めた。主な出演作に、映画『東京リベンジャーズ』、ドラマ『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?』『3年A組-今から皆さんは、人質です-』『親バカ青春白書』『恋はDeepに』など。NHKでは、『ビットワールド』『すイエんサー』『スーパープレミアム 家族になろうよ』『スマホ見せてください~大阪~』などに出演。
おかえりモネの今田美桜 神野マリアンナ莉子とは
2021年前期朝ドラ「おかえりモネ」で今田美桜さんが扮した神野マリアンナ莉子とは、気仙沼出身のヒロイン・永浦百音(清原果耶)が東京で知り合う若手気象予報士です。
永浦百音が入社したJテレの朝の報道番組「あさキラッ」にて、屋外からの中継キャスターを担当していましたが、朝岡(西島秀俊)の後任としてスタジオでの気象キャスターを務めます。しかしスタジオ担当の気象キャスターになった途端、なぜかミスを連発するという役柄でした。
なお日本人の名前として「マリアンヌ」というミドルネームが入っているのは珍しいことですが、「マリアンヌ」も本名のうちという設定です。
おかえりモネ あらすじ
宮城県気仙沼湾沖の自然豊かな島で育った永浦百音。東京からやってきた気象予報士に「天気予報は未来を予測できる世界」と教えられ、深い感銘を受け気象予報士を目指し、ついに難関を突破する。民間の気象予報会社で働きはじめた百音は、この仕事が実に多岐にわたることを知る。天候次第で人の人生が大きく左右されることを痛感した彼女は、個性的な先輩や同僚に鍛えられながら、失敗と成功を繰り返し、成長してゆく。
2025年前期朝ドラ あんぱん ヒロインのモデルは小松暢
2025年前期に放送される朝ドラ「あんぱん」は、漫画「アンパンマン」の生みの親でもる漫画家・やなせたかし(1919~2013)の妻・小松暢(こまつのぶ)(1918ー1993)の生涯をモデルとするとしています。
朝ドラ あんぱんと小松暢の関係について
NHKでは朝ドラ「あんぱん」と小松暢の生涯との関係を、朝ドラ「あんぱん」制作発表時にこのように説明しています。
実在の人物である、小松暢(1918―1993)をモデルとしますが、激動の時代を夫・やなせたかしと生きた波乱万丈の物語として大胆に再構成します。 登場人物名や団体名などは一部改称して、フィクションとして描きます。原作はありません
NHKが説明するように朝ドラ「あんぱん」は小松暢の人生をモデルとしつつも、原作はないとしています。実際、Amazonの商品検索欄を使って”小松暢”と検索しても、小松暢の自伝などは出版されていないことが分かります(2024年10月6日日曜日現在)。
小松暢とアンパンマンの遺書
NHKが2024年2月2日に今田美桜さんを朝ドラ「あんぱん」のヒロイン・朝田のぶ役として起用するとき、その役柄をこのように発表しています。
高知で祖父母・両親の愛情をたっぷり受けて育つ。三姉妹の長女。県大会で優勝するほど足が速く、行動力とスピード感にあふれ、人生の荒波をパワフルに乗り越えていくヒロインで、持ち前の男勝りで勝気な性格から「ハチキンおのぶ」「韋駄天おのぶ」とも呼ばれる。ちょっと気が弱くて自信のない柳井嵩(やない・たかし)と出会って激動の時代を共に生き、どんな時も励まし、けん引し続けた。
朝田のぶのあだ名の1つが「ハチキンおのぶ」ということですが、実は同じあだ名がやなせたかしが1995年に記した「アンパンマンの遺書」とい本にも登場します。
「アンパンマンの遺書」というタイトルからして、実在の小松暢や朝ドラ「あんぱん」の朝田のぶとは関係なさそうに見えますが、実は関係が大ありです。世の中に出回っている史料が乏しい小松暢の生涯について、その一部が夫のやなせたかしによって記されています。
「アンパンマンの遺書」は朝ドラ「あんぱん」にとって、貴重な元ネタの1つであると言えそうです。