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豪の戦死と朝田のぶの本当の気持ち
豪は中国で戦死
NHKの2025年前期朝ドラ「あんぱん」に登場する原豪(細田佳央太)は、1939(昭和14)年に出征先の中国で戦死します。第8週「めぐりあい わかれゆく」の中で、朝田家に役場の兵事係が豪の戦死公報を届けにきたことで豪の死が明らかになります。
豪は第6週「くるしむのか 愛するのか」の話の中で、1937(昭和12)年に赤紙(召集令状)が届き、朝田蘭子(河合優実)と婚約をした上で戦地に赴いていました。
のぶは戦死した豪を「愛国の鑑」と褒め称える
朝田家の一員だった豪の死によって、家族全員は悲しみにくれます。その中でも特に嘆いたのは「釜じい」こと朝田釜次(吉田鋼太郎)と蘭子です。豪は石工として釜次の愛弟子であり、さらに蘭子の婚約者でもありました。
にもかかわらず朝田のぶは戦死した豪を、心にわだかまり抱えつつ「愛国の鑑(あいこくのかがみ)」であると小学校の生徒たちや国防婦人会の女性たちに向かって褒め称えます。
ウソっぱちののぶの心を受け止める若松次郎
もっとも、のぶの「愛国の鑑」といった言葉は蘭子にウソっぱちであると見抜かれて、のぶは心に大きな負担を抱えます。しかしその負担を一緒に抱えてくれたのが、同じ年にのぶと見合いをした若松次郎(中島歩)です。
のぶは、小学校の教師であるという立場上、戦死した豪を「愛国の鑑」と誉めなければなりません。一方でそのことを疑問に思う本心との間で、気持ちが揺れていることを次郎に正直に話して受け止めてもらいます。
そのことでのぶと次郎の気持ちの距離は一気に近づき、2人は第8週「めぐりあい わかれゆく」で婚約し、第9週「絶望の隣は希望」では結婚するにいたります。
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