品原淳次郎さんとはどんな人物だったのか?
品原淳次郎さんがモデル 岩清水信司の役柄
NHKの2025年前期朝ドラ「あんぱん」で倉悠貴さん扮する岩清水信司(いわしみずしんじ)は、朝田のぶ(今田美桜)のモデルとなった小松暢さんと同じ時期に高知新聞社の「月刊高知」の編集部で記者として働いていた品原淳次郎さんがモデルになっていると考えられます。
NHKは朝ドラ「あんぱん」の公式Webサイトにおいて、岩清水信司の役柄をこのように説明しています。
高知新報の編集局記者。後に地方紙としては異例の総合雑誌「月刊くじら」の立ち上げメンバーの一員になる。
品原淳次郎さんは小松暢さんとやなせたかしさんの同僚だった
品原淳次郎さんのお名前は、やなせたかしさんが生前に記した「アンパンマンの遺書」で確認することができます。
ちょうど高知新聞社で記者を募集していたので、試験を受けることにした。応募者はものすごく多くて学歴は大学卒はザラだったが、なぜかぼくは合格して高知新聞の記者になった。
入社して社会部に配属されたが、ウロウロしている間に「月刊高知」という月刊誌を創刊することになり、品原淳次郎と小松暢とぼく、編集長が青山茂というスタッフで、編集することになった。
この引用した文章の中で登場する「小松暢」と「青山茂」という名前は、朝ドラ「あんぱん」では、今田美桜さん扮する朝田のぶに、津田健次郎さん扮する東海林明に相当すると考えられます。
なおNHKの説明では岩清水信司は、高知新報の総合雑誌「月刊くじら」の立ち上げメンバーの1人としています。この「月刊くじら」とは、戦後すぐの時期に高知新聞に存在した月刊誌「月刊高知」をモデルにしていると思われます。
「おでん事件」に巻き込まれた品原淳次郎さん
朝ドラ「あんぱん」では朝田のぶと柳井崇(北村匠海)は小学校2年生のときに初めて出会ったという設定です。
しかし史実のやなせたかしさんと小松暢さんが初めて出会ったのは、戦後に高知新聞社内で「月刊高知」の編集部が立ち上がって、2人が同じ編集部に配属になったことによるものです。
若き日のやなせたかしさんと小松暢さんの心の距離が近づくのは、「月刊高知」の編集部で起きた「おでん事件」です。品原淳次郎さんもこの「おでん事件」に巻き込まれています。
倉悠貴さん プロフィール
1999年、大阪府生まれ。NHKの朝ドラでは「おちょやん」で、主人公の弟・竹井ヨシヲ 役を好演(公式プロフィール)。
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