深田貞子さんとはどんな人物だったのか?
深田貞子さんがモデル 小田琴子の役柄
NHKの2025年前期朝ドラ「あんぱん」で鳴海唯さん扮する小田琴子(おだことこ)は、朝田のぶ(今田美桜)のモデルとなった小松暢さんと同じ時期に高知新聞社に記者として採用された、深田貞子さんがモデルになっていると考えられます。
NHKは朝ドラ「あんぱん」の公式Webサイトにおいて、小田琴子の役柄をこのように説明しています。
高知新報にのぶと共に戦後初の女性記者として入社。ふだんはおしとやかだが、酒が入るとじょう舌になる。
小松暢さんと「同期入社」の深田貞子さん
一方、朝ドラ「あんぱん」に登場する「高知新報」のモデルと考えられる高知新聞が、「高知新聞PLUS」において2025年5月17日に公開した記事によると、深田貞子さんについてこのように説明しています。
本紙に「婦人記者募集」の記事が出たのは、1946年1月27日。戦後の「民主化」の流れを受けたもので、受験資格は「高女(高等女学校)卒業程度以上の学力を有する者」。年齢は「二十歳より三十歳まで」だった。
当時27歳の暢さんは、この記事を見て応募したようだ。その8日前に、六つ上の夫(小松総一郎さん)を結核で失ったばかりで、「1人で生きていかねば」と思ったのだろう。
応募31人から筆記試験や面接を経て暢さん、22歳の深田貞子さん2人が選ばれている。
入社日は、46年2月18日。社屋は前年7月4日の高知大空襲により黒焦げで、窓ガラスもはめられてないままだった。
【あんぱんの〝のぶ〟】女性記者・小松暢さんが残した仕事は 美容ページで「もつと美しくなれます」得意の速記、カメラ生かす―2人の始まり「月刊高知」(2)-1
同じ記事では、小松暢さんと深田貞子さんは、入社後数ヶ月の間は、毎日のように高知市役所や高知県庁に通ったと紹介しています。
小松暢さんは「月刊高知」編集部に異動
このあと小松暢さんは月刊誌「月刊高知」(朝ドラ「あんぱん」に登場する「月刊くじら」のモデル)の編集部に異動となり、やなせたかしさんと出会うことになります。
朝ドラ「あんぱん」で小田琴子という女性記者が登場するのは、史実として小松暢さんと深田貞子さんが一時期、一緒に働いていたという縁から来ているからでしょう。
鳴海唯さん プロフィール
1998年、兵庫県西宮市生まれ。NHKでは朝ドラ「なつぞら」に柴田明美役、大河ドラマ「どうする家康」に稲 役で出演(公式プロフィール)
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