ばけばけネタバレあらすじ第14週カゾク、ナル、イイデスカ？

2025年12月26日

ばけばけ第14週あらすじ 66話から70話

ばけばけ 66話あらすじ

ヘブン（トミー・バストウ）は日本滞在記を完成させるために、錦織（吉沢亮）と出雲を精力的に取材。

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ばけばけ第14週ネタバレ

稲佐の浜の漫遊旅行で小泉八雲・セツは結婚するのに十分な仲にあった

朝ドラ「ばけばけ」の第14週ではいよいよトキ（髙石あかり）とヘブン（トミー・バストウ）の結婚に関する話題が描かれます。

ヘブンのモデルとなった小泉八雲は1891（明治24）年7月26日から、西田千太郎（「ばけばけ」の錦織友一のモデル）と杵築にある稲佐の浜へ遊びに来ていました。その2日後からは八雲と西田に小泉セツが加わり、8月10日まで3人で漫遊することになります。

小泉セツの評伝である「八雲の妻小泉セツの生涯」によりますと、この時点で小泉八雲と小泉セツの2人は結婚するのに十分な仲であったと指摘しています。

それは二人の長男の一雄が、父ハーンの語ったこととして伝えているエピソードである。セツが「来てくれ」というハーンの手紙を受けて稲佐の浜の養神館（因幡屋別館）に着いた時に、ハーンは海岸に出ていたが、彼が宿に戻り階段を上がってくるところを、セツが階上から「優しい清い微かな声」で、「アナタ」と呼びかけていたということであり、その時、セツが来ているとは思わなかったハーンには、あたかも、セツの魂が抜けて出て来ているように思え、また「女神」であるかのように感じられたというのである（「亡き母を語る」）

長谷川洋二八雲の妻小泉セツの生涯潮文庫 144ページから145ページ

小泉セツは結婚後、小泉チエとは同居しなかった

また第14週では結婚するにあたってトキにとって実母にあたる雨清水タエ（北川景子）と雨清水三之丞（板垣李光人）をどう説明するかという頭の痛い問題にも当たります。

実在の小泉八雲と小泉セツは結婚したのち、セツの養祖父・稲垣万右衛門（「ばけばけ」の松野勘右衛門）、養父・稲垣金十郎（「ばけばけ」の松野司之介）、養母・稲垣トミ（「ばけばけ」の松野フミ）と松江市北堀町の武家屋敷で同居することになりますが、雨清水タエのモデルとなった実母・小泉チエとは同居しませんでした。

小泉チエは小泉八雲が借りた小さな借家で住まうことになります。

その後、小泉チエは大阪に住む弁護士兼区議会議員の片寄伴之助の家で引き取られることになります。片寄伴之助のもとにはチエの姪（玉木鍊）の娘（玉木光）が嫁いでいたからです。

セツは大阪に住む実母・チエに対して生涯仕送りを続けることになりますが、セツがチエを引き取らなかった理由を、小泉八雲・セツ夫妻の長男である小泉一雄は自著の「父小泉八雲」でこのように説明しています。

母は養家稲垣の両親を引取って同じ屋根の下で生活したが、未亡人である実母小泉チェ刀自は引取らず、常に大阪に置き、月々の生活費を送っていた。そしてその保護は大阪の弁護士兼区会議員であった松江出身の片寄伴之助氏（玉木の小母さんの長女光子さんの夫）に依頼、種々迷惑をかけたらしい。何故実母を引取らなかったか、それは養父母への気がねでもあったろうが、母セツの弟で当時小泉の本家の戸主となっていた藤三郎なる者がいたからである。

小泉一雄. 父小泉八雲　後篇 (p. 49). (Function). Kindle Edition.

なお、朝ドラばけばけのネタバレとあらすじを1話から最終回（125話）まで一気に読みたいという方は、「朝ドラばけばけネタバレあらすじ最終回まで」という記事を参考にしてくださ