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小泉一雄の息子 小泉時 祖母・小泉セツとの思い出

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目次

小泉時(こいずみとき)とは

小泉八雲・セツ夫妻の初孫の小泉時

NHKの2025年後期朝ドラ「ばけばけ」のヒロイン・松野トキ(髙石あかり)のモデルとなった小泉セツは、小泉八雲(「ばけばけ」ではレフカダ・ヘブンのモデル)再話文学の語り手(リテラシーアシスタント)として明治・大正・昭和時代初期に活躍した人物です。

その小泉八雲と小泉セツには6人の孫がおり、今回の記事は長男・小泉一雄の息子である小泉時(こいずみとき)(1925~2009年)さんが、祖母にあたる小泉セツと過ごした日々に関するものとなります。

小泉時と小泉セツに関する参考文献

今回の小泉時さんが小泉セツと過ごした思い出の日々に関する記事は、下記の文献を参考としています。特に「へルンと私」では、「祖母セツとの思い出」として独立した1つの章が充てられています。

小泉時と小泉セツのエピソード

1. 小泉八雲・セツ夫妻の初孫として誕生

1925(大正14)年、小泉時さんは小泉一雄・喜久恵夫妻の長男として東京・新宿の西大久保で誕生しますが、小泉時さんは小泉八雲・セツ夫妻にしてみると、初孫でもありました。

このとき小泉八雲が1904(明治37)年に亡くなってから21年が経過し、小泉セツは57才に達していました。

2. 西大久保での日常

小泉時さんは生まれたのち、1928(昭和3)年ごろまで両親の他に、小泉セツとも暮らしていました。

敷地内の離れに小泉一雄の一家が住み、小泉セツが母屋に住むという形でしたが、幼かった小泉時さんはたびたび離れを抜け出し、セツがいる母屋に遊びに行っていたそうです。

セツの方も孫が遊びに来ることを期待しており、三越あたりで購入していただるま落としや木製の自動車のおもちゃを手渡ししてくれたそうです。

またこの頃の小泉セツは謡や鼓の稽古をしており、その稽古が終わると小泉時さんは母屋に行ってはお菓子などももらっていました。

3. 信州山田温泉への夏旅行

1928(昭和3)年ごろまでは小泉セツと一緒に暮らしていましたが、その後小泉一雄の一家は埼玉県の大宮や世田谷の桜新町などに転居します。

それでも一雄の一家と小泉セツ・小泉寿々子(一雄の妹)とのつながりは消えることはありませんでした。その1つが避暑のために出かけていた信州山田温泉(長野県上高井郡高山村)への旅です。

足掛け三年ほど暮らした大宮から、毎夏のように避暑に出かけている信州の山田温泉へ、追いかけるようによく出向いたものである。ちょうど、私が四歳から五歳にかけてのことである。
小泉時 「ヘルンと私」 恒文社 66ページ

ある夏は信州山田温泉には1週間から10日ほど逗留したのち、長良川の鵜飼いを見物するために、名古屋を経由して長良川まで行ったこともあるそうです。

4. 小泉セツの最期

小泉時さんにとって小泉セツの最後の思い出となったのが、1932(昭和7)年1月から2月にかけての出来事です。この年、小泉セツが亡くなります

1月にセツが動脈硬化症が悪化して倒れたのち、両親である小泉一雄と喜久恵夫妻が、桜新町から西大久保に駆けつけますが、セツの容態が一時的に安定するにつれ、小泉時さんも西大久保に呼び寄せられます。

再び小泉時さんは西大久保で暮らすことになりますが、セツの寝所には絶対に入らぬこと、さらに寝所の近くの庭では大きな音を絶対に立てないようにすることを母から言い渡されました。

小泉時さんは小泉セツの臨終の場面に立ち会うことはありませんでしたが、一度だけ母・喜久恵と共に床に伏す小泉セツを見舞うことはあったそうです。

小泉八雲・セツ夫妻の末裔たち

小泉八雲 孫

今回の記事で取り上げた小泉時さんが成長したのち、どういった人物になったのかについては下記の記事が参考になります。

小泉一雄 小泉八雲の長男

小泉時さんの父にあたる人物、つまり小泉八雲・セツ夫妻の長男である、小泉一雄の人物像やエピソードについては下記の記事で紹介しています。

小泉凡 家系図

小泉時さんの息子である小泉凡さんを中心とした家系図についてはこちらの記事が参考になります・

小泉八雲 小泉セツ 家系図

小泉時さんの祖父母にあたる小泉八雲とセツを中心にした家系図は、下記の記事からそれぞれ確認できます。

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