小泉八雲家系図高祖父から息子たちまで朝ドラばけばけ

2025年5月10日2025年5月23日

小泉八雲の家系図

東京帝国大学英文科で小泉八雲に師事した英文学者の田部隆次は、1914年に初版が出版された「小泉八雲ラフカディオ・へルン」の第1章で、小泉八雲の家族・親戚・先祖の名前を記しています。

下記の「小泉八雲の家系図」はその文章を読み取ることで作成し、小泉八雲とどういう関係にあるか表したものです。

田部隆次の「小泉八雲ラフカディオ・へルン」によると、直接繋がりを求めることができる小泉八雲の先祖は、高祖父にあたる「ダニエル・ハーン」まで遡ることができます。

さらに同書では「サー・ヒュー・ド・へルン（ハーン）」という名前を挙げて、イギリスの東北ノーサンバーランド州フォードに居城を有していたとしています。この人物はケルト人とサクソン人の混血で、記録に残っている小泉八雲の最も古い祖先であるとしています。

なお、以降の項目では「小泉八雲の家系図」に挙げた人物が、どのような人物だったのか簡単に説明いたします。

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名前	小泉八雲との関係	説明
チャールズ・ブッシュ・ハーン	父	ギリシャ駐在歩兵ノッティンガム州第四十五連隊付の二等軍医正。ダニエル・ジェイムズ・ハーンの息子
ローザ・カシマチ	母	ギリシャ本国出身（マルタ島出身という説もあり）。親戚一同の反対を押し切りチャールズと結婚したものの、1857年に正式に離婚
ラフカディオ・ハーン	本人	1850年レフカダ島リュカディアで誕生。出生時の名前は「パトリック・ラフカディオ・ハーン」
ジェイムズ・ハーン	弟	1854年誕生。成人後にアメリカへ渡り、オハイオ州で農業に従事

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名前	小泉八雲との関係	説明
小泉セツ	妻	1891（明治24）年に松江で結婚
小泉一雄 (名前の由来)	長男	1893（明治26）年生まれ。一雄の孫は小泉凡さん
稲垣巌 (名前の由来)	次男	1897（明治30）年生まれ。4才のときに「稲垣姓」を名乗る。稲垣巌の玄孫は守谷あゆ子さん
小泉清 (名前の由来)	三男	1899（明治32）年生まれ
小泉寿々子 (名前の由来)	長女	1903年（明治36）年生まれ

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名前	小泉八雲との関係	説明
リチャード・ハーン	叔父	チャールズ・ブッシュ・ハーンの弟。パリで画家となる
アンニー・ハーン	叔母	チャールズ・ブッシュ・ハーンの妹
イディス・ハーン	叔母	チャールズ・ブッシュ・ハーンの妹
リジー・ハーン	叔母	チャールズ・ブッシュ・ハーンの妹
スーザン・ハーン	叔母	チャールズ・ブッシュ・ハーンの妹。ローザが2才のラフカディオを連れてダブリンにやってきた時の様子のことを記している

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名前	小泉八雲との関係	説明
ダニエル・ジェイムズ・ハーン	祖父	スペインとのビトリア戦争時の第四十三連隊長。大佐。チャールズ・ブッシュ・ハーンの父。
ロバート・ハーン	曽祖父	チャールズ・ブッシュ・ハーンの祖父
ダニエル・ハーン	高祖父	チャールズ・ブッシュ・ハーンの曽祖父。アイルランド総督ドーセット公付牧師。1731年に英国から渡ってきた

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名前	小泉八雲との関係	説明
エリザベス・ホームズ	祖母	ダニエル・ジェイムズ・ハーンの妻
サラ・ブレナン	大叔母	エリザベス・ホームズの妹でジャスティン・ブレナンの妻。熱心なカトリック信者でラフカディオにカトリック形式の教育を施そうとする
ジャスティン・ブレナン	義理の大叔父	サラ・ブレナンの夫。カトリック信者で財産家