あんぱん 第5週 あらすじ 21話から25話
あんぱん 21話 あらすじ
1936(昭和11)年、朝田のぶ(今田美桜)は合格した女子師範学校へ出発します。これから寄宿舎での寮生活が始まるからです。かたやその旅立ちをひっそりと見送る浪人生・柳井崇(北村匠海)。
その女子師範学校の教室で待ち受けているのは、まるで軍国主義を体現したような黒井雪子(瀧内公美)という厳格な女性教師です。緊張したのぶや小川うさ子(志田彩良)をはじめとして新入生たちに、「官費で勉強しているのだから御国に尽くせ」と叱咤します。
国語の授業で黒井先生は学生たちに対して教育勅語を繰り返し読み上げ、のぶたちはそれを暗唱できるようにならなければなりません。
あんぱん 22話 あらすじ
あんぱん 23話 あらすじ
あんぱん 24話 あらすじ
あんぱん 25話 あらすじ
1937(昭和12)年、京都高等工芸学校と東京高等芸術学校の受験に臨む崇。京都の学校には不合格であったものの、東京高等芸術学校に合格します。
崇は伯父・柳瀬寛(竹野内豊)からのアドバイスにより、数学の公式を丸暗記したことで苦手の数学を乗り切ることができました。自分の受験番号が載った合格発表の掲示板の前で喜ぶ崇と寛。そして2人に気付かれないほど遠くから母・柳瀬登美子(松嶋菜々子)もそっと喜んでいます。
受験を終えて高知の御免与町に戻った崇は、ヤムおんちゃんこと屋村草吉(阿部サダヲ)とのぶからも祝福を受けます。これで崇も浪人生活にピリオドを打つことができました。
あんぱん 第5週 ネタバレ
図案(デザイン)の仕事を勧めたのは伯父の柳瀬寛さん
あんぱん第5週では柳井崇は、医者にはなりたくなく、絵を描いて暮らしたいという苦しい胸のうちを明かします。それに対して伯父の寛は「医者にはならなくてもいいから現実と折り合いつけろ」と言って、挿絵や広告のデザインの仕事ならば食っていけると美術系の学校に進学することを勧めます。
「あんぱん」の柳井寛が柳井崇に図案の仕事を勧めたというのは、実話エピソードです。やなせたかしさんの著作「アンパンマンの遺書」でも、やなせたかしさんは伯父の柳瀬寛さんに医者になることを勧められるもあっさりと断っていた過去を回顧しています。
ぼくは伯父の部屋に呼ばれた。 「嵩どうする。医者の学校へ行く気はないか。学資は出す。病院もお前にゆずってもいい」 「すみません。医者にはなりません」
やなせ たかし. アンパンマンの遺書 (岩波現代文庫) (p.28). (Function). Kindle Edition.
その次の年は、東京高等工芸学校図案科と京都高等工芸図案科の二校にしぼった。 「図案なら飯が喰える」 と伯父が言ったからで、図案科とはいったい何か、実はぼくは何も知らなかった。ただ、前年に美校を受験した時、受験生のやっている実習の作業を見てはじめて、「あんな風にするのか」と眼で学んだくらいである。
やなせ たかし. アンパンマンの遺書 (岩波現代文庫) (p. 29). (Function). Kindle Edition.
やなせたかしさんの受験テクニック
「あんぱん」の柳井崇は数学の公式を丸暗記することで、苦手の科目である数学を克服して東京高等工芸学校図案科(現在の千葉大学工学部デザインコース)に合格します。実はこの「受験テクニック」も、やなせたかしさんが浪人生時代に実践したものです。
ぼくは数学の基礎の部分が、全くわかっていなくて五里霧中。数学が零点では、入学試験を突破することは不可能です。代数五百題幾何五百題の本を買ってきて暗記しました。四回ぐらい繰り返すと大体暗記できます。丸暗記だから実力はゼロです。
東京美術学校と京都高等工芸学校は失敗。三校のうち一番難しいと思った東京高等工芸学校の試験場で数学の問題を見たときはびっくりしましたね。三問ほど見覚えがあるのです。夢中で答案を書きました。やなせたかし「人生なんて夢だけど」フレーベル館 77ページ
ちなみに上述した「アンパンマンの遺書」では、やなせたかしさんは英語の科目も自信がなかったことを明かされています。そのため「英訳五百題」と「英作文五百題」という参考書を1年間繰り返して学習されていたようです。
なお、朝ドラ あんぱんのネタバレとあらすじを1話から最終回(130話)まで一気に読みたいという方は、「朝ドラ あんぱん ネタバレ あらすじ 最終回まで」という記事を参考にしてください。
あんぱん 第5週 キャスト 相関図
朝ドラ「あんぱん」第5週「人生は喜ばせごっこ」に登場するキャスト一覧です。
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あんぱん 第5週では柳井崇の伯父・柳井寛さんのセリフに注目が集まります。また伯父さんのアドバイスに基づいて受験した東京高等芸術学校というのはどんな学校なのでしょうか?
モデルとなった柳瀬寛さんと、戦前に実在した東京高等工芸学校について下記の記事で紹介しています。
また女子師範学校の黒井先生から飛び出る「ボウフラ」というセリフにも注目です。

