あんぱん 第9週 あらすじ 41話から45話
あんぱん 41話 あらすじ
1940（昭和15）年、東京高等芸術学校の教室で柳井崇（北村匠海）は卒業制作の真っ最中。そこに御免与町の実家から電報が届きます。「チチ キトク スグカヘレ」と。
クラスメイトの辛島健太郎（高橋文哉）は卒業制作の作業を中断して、すぐ高知に帰るよう促しますが、崇は終わるまでは絶対に帰らないとの一点張り。
崇はそのまま制作を進め、作品を図案科教師の座間晴斗（山寺宏一）に認めてもらいます。そのあと大急ぎで帰省しますが、柳井寛（竹野内豊）はすでに帰らぬ人となっていました。
あんぱん 42話 あらすじ
崇は寛の死に目に会えなかったことを後悔。しかし寛の臨終を看取った伯母・柳井千代子（戸田菜穂）は最期の様子を伝えます。卒業制作の作品を仕上げてから帰郷することは、寛の遺言であったことを。
寛の初七日が終わり、再び東京に戻る崇は、「朝田パン店」に立ち寄ります。朝田メイコ（原菜乃華）に葬儀で世話になったことに礼を述べようとしたところ、若松次郎（中島歩）が近づいてきます。
崇は、のぶと次郎が結婚することをまだ知らなかったのです。
あんぱん 43話 あらすじ
朝田家と若松家の祝言の日がやってきました。家族だけの質素な結婚式でしたが、記念写真には家族だけでなく、父・朝田結太郎（加瀬亮）が愛用したソフト帽や、原豪（細田佳央太）が着用していた半纏も写っています。
そして結婚した朝田のぶ（今田美桜）と次郎は高知市内に新居を構えます。のぶはこれから汽車に乗って御免与尋常小学校へ通勤、次郎は新しい航海に向けて旅立つことになります。
あんぱん 44話 あらすじ
あんぱん 45話 あらすじ
「朝田パン店」には憲兵隊を通じて、乾パンを作るための貴重な小麦粉・上白糖・黒ゴマ・塩などが届けられます。何か覚悟を決めた様子で、これらの材料を使って乾パンを作る屋村草吉（阿部サダヲ）。
数日後、屋村と朝田羽多子（江口のりこ）やメイコたちが焼いた乾パンは引き取られ、期日通り陸軍に納めることができました。これで「朝田パン店」も「陸軍御用達」の店に。
しかしその翌日、屋村草吉は朝田家から姿を消します。屋村をあえて引き留めなかった釜じいこと朝田釜次（吉田鋼太郎）だけが訳を知っている様子です。
あんぱん 第9週 ネタバレ
やなせたかしさんも柳瀬寛さんの死に目に会えなかった
第9週「絶望の隣は希望」では崇の最大の理解者で、恩人でもある伯父の寛が亡くなります。寛が危篤状態に陥ったにも関わらず、崇はすぐには帰郷せず、寛の死に目には間に合いませんでした。
そのことを弟・柳井千尋（中沢元紀）は「遅いわや！」と叱責しますが、この出来事やセリフも実話に基づくものです。
やなせたかしさんは、著作「アンパンマンの遺書」と「人生なんて夢だけど」の両方で、伯父の柳瀬寛さんが亡くなった時のエピソードのことを詳しく回想されています。
ぼくは決して良い子ではなかった。田舎医者の父のさして豊かでもない収入の中から、ぼくの学資をきちんと出してくれた。それなのにぼくは東京で遊びほうけていて、勉強と称して銀座をうろつき、映画や演劇や、そして新宿のムーラン・ルージュに通い、踊り子に夢中になったりしているというのはなんということだ。 「兄貴おそいよ」 と弟はぼくをなじったが、ぼくには一言もかえせなかった。とめどなく涙が流れてとまらなかった。幼なかった子供の頃のように大声あげて、ぼくは泣いた。 今さらおそいが、ぼくは口惜しかった。
やなせ たかし. アンパンマンの遺書 (岩波現代文庫) (p. 50). (Function). Kindle Edition.
ヤムおんちゃんの過去
朝田家では陸軍からの依頼で乾パンの製造を請け負います。しかしヤムおんちゃんは、普段はお金や商売のことにとてもうるさい人間であるにも関わらず、陸軍の仕事を引き受けることには最後まで抵抗。
小さな町で村八分にされる羽多子の様子を見て、釜じいは屋村に乾パン作りを引き受けるよう説得します。すると屋村の口からはこれまで聞かれなかった過去が。
軍の仕事を嫌がる屋村の過去は第10週「生きろ」で明らかになります。
なお、朝ドラ あんぱんのネタバレとあらすじを1話から最終回（130話）まで一気に読みたいという方は、「朝ドラ あんぱん ネタバレ あらすじ 最終回まで」という記事を参考にしてください。
あんぱん 第9週 キャスト 相関図
朝ドラ「あんぱん」第9週「絶望の隣は希望」に登場するキャスト一覧です。
あんぱん 第9週 関連記事
第9週「絶望の隣は希望」では柳井寛が突然、亡くなります。
モデルとなった柳瀬寛さんとはどういう人物だったのでしょうか？また柳井寛はなぜ亡くなったのでしょうか？柳瀬寛さんが亡くなった死因から何か読み取れることはあるのでしょうか？
柳井寛とその死にまつわるさまざまな疑問について、下記の記事で詳細を述べています。
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