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あんぱん ネタバレ あらすじ 第11週 軍隊は大きらい、だけど

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目次

あんぱん 第11週 あらすじ 51話から55話

あんぱん 51話 あらすじ

1942(昭和17)年、小倉の連隊に転属となった柳井崇(北村匠海)は、内務班の部屋で私物を整理していると、井伏鱒二の詩集を持っていたことを古兵の馬場に見咎められます。

連帯責任と称して崇や今野康太(櫻井健人)をはじめとした初年兵たちに、理不尽な暴力が振るわれようとしたそのとき、八木上等兵(妻夫木聡)が部屋に入ってきて古兵たちに制裁を止めるよう言います。

古兵たちは、ただならぬ雰囲気を放つ八木に遠慮して制裁を止め、崇たちは難を免れます。この八木上等兵こそが崇の「戦友」となる先輩の兵士です。八木は崇に「歩兵須知(ほへいしゅち)」を渡し、その中に書かれている「軍人勅諭(ぐんじんちょくゆ)」をすべて暗記するよう命じます。

あんぱん 52話 あらすじ

ある日、崇・康太・目黒加畑の初年兵4人組が、馬場・甲田の古兵たちに戦闘帽を隠していたと因縁をつけられ鉄拳制裁が加えられることに。

見かねた八木は、その中に割って入り戦友である崇を連れ出して、「軍人勅諭」を必ず覚えるように再度厳命。するとその三ヶ月後、中隊長が内務班の部屋にふらりと現れて、崇に「軍人勅諭」が暗唱するように促すのです。

八木の教えを忠実に守っていた崇は、中隊長の前で勅諭をすらすらと暗唱。中隊長に気に入られた崇は「幹部候補生試験」の受験を命じられることになりました。

あんぱん 53話 あらすじ

「幹部候補生試験」の受験を命じられた崇は、使役や当番は一切免除されて受験勉強に集中できることに。しかし受験には各中隊や内務班の名誉がかかっているため、崇が試験に落ちようものなら、古兵たちから猛烈なリンチを喰らうことになります。もう後にも先にも引けません。

崇は試験自体の成績は良かったものの、前日に厩舎の不寝番で眠りこけていたせいか、「甲種(士官)」で合格するところが「乙種(下士官)」に格下げとなって合格。

それでも崇は一兵卒から下士官(伍長・軍曹・曹長・准尉)へ出世する道が広がり、古兵たちがふるう理不尽な暴力から抜け出すことができました。

あんぱん 54話 あらすじ

1944(昭和19)年、伍長に進級していた崇は佐世保から来た便りを受け取ります。差出人は弟・柳井千尋(中沢元紀)。封筒をよく見ると「海軍少尉」の肩書が書かれています。

兄弟は佐世保で再会。千尋は5日後に駆逐艦に乗って出航することを兄の崇に告げます。千尋の配置は駆逐艦の水測室で、任務は対潜水艦作戦に従事することです。

千尋はもし生きて帰ることができたら、のぶ(今田美桜)をつかまえて一緒になると宣言し、崇と別れました。

あんぱん 55話 あらすじ

千尋が佐世保から出航した1ヶ月後、崇が所属する部隊にも出動の命令が下ります。その前夜、崇は戦友の八木がこれまでに何度も自分を庇ってくれた真意を聞き出すことに。

八木は崇が持っていた井伏鱒二の詩集が気になって、自分と同じ種類の人間であることを感じていたようです。そのため、崇が軍隊の中でいじめに合わずに済むように、「軍人勅諭」を崇に暗記させたり、同期の神野班長に口添えをするなど、階級が上がるよう支えてくれていたのでした。

しかし八木は階級だけでは戦争に生き残ることはできない、「卑怯者にならなければならない」と崇に釘をさします。

あんぱん 第11週 ネタバレ

柳井崇の軍隊生活はやなせたかしさんの実体験がモデル

朝ドラ「あんぱん」の第11週「軍隊は大きらい、だけど」では、柳井崇の軍隊生活が描かれます。柳井崇のモデルであるやなせたかしさんも軍隊経験をお持ちです。

崇は小倉の連隊で八木信之介上等兵と出会ったり、幹部候補生試験を受験をして伍長に進級することになっていますが、おそらくやなせたかしさんの実体験をモデルにした話であると考えられます。

やなせたかしさんの著作「アンパンマンの遺書」では、新屋敷上等兵という三年兵と戦友となったり、部内での試験を受けて兵卒から下士官に進級したことが語られています。

さて、恥をいうが病馬棟の不寝番に立たされたぼくは、うっかり居眠りして(今でもしょっちゅう居眠りをするが)、週番士官にとがめられ、それが原因で甲幹に不合格で乙幹になってしまった。(あとで中隊長に呼ばれて、成績は中くらいで合格だったが、居眠りが原因だ。気を落さずに頑張れと訓示された。)

やなせ たかし. アンパンマンの遺書 (岩波現代文庫) (p. 61). (Function). Kindle Edition.k

柳井千尋の海軍入隊も柳瀬千尋さんの実話がモデル

第11週では崇の弟である千尋も軍隊に入隊し、駆逐艦乗組の士官として対潜作戦に従事することが明らかになりました。

千尋は京都帝国大学を繰り上げて卒業し、海軍に入隊した経緯を崇に語る描写は、「慟哭の海峡」で紹介されている実在の柳瀬千尋さんが海軍を志願した経緯と重なっているように読めます。

柳瀬千尋 戦死 駆逐艦「呉竹」の分隊士として やなせたかしの弟」という記事でも柳瀬千尋さんが、京都帝国大学法学部(現在の京都大学法学部)を繰り上げ卒業したあと、海軍予備学生として海兵団に入団し、対潜学校という海軍の術科学校に進んだ経緯を詳しく説明しています。合わせて参考にしてください。

なお、朝ドラ あんぱんのネタバレとあらすじを1話から最終回(130話)まで一気に読みたいという方は、「朝ドラ あんぱん ネタバレ あらすじ 最終回まで」という記事を参考にしてください。

あんぱん 第11週 キャスト 相関図

朝ドラ「あんぱん」第11週「軍隊は大きらい、だけど」に登場するキャスト一覧です。

あんぱん 第11週 関連記事

「あんぱん」の第11週「軍隊は大きらい、だけど」はこれまでの週と雰囲気がガラリと変わって、崇の軍隊生活が描かれます。ドラマのセリフには軍隊用語が多く使われていて、その意味を知ることによってドラマの人間関係がどうなっているかより深く知ることができるでしょう。

下記の記事では、軍隊用語の中でも「班長殿」・「上等兵殿」・「戦友殿」という言葉に注目して深く解説しています。

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