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ばけばけ イライザ 結婚相手 実際はチャールズ・ウェットモアと結婚

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ばけばけのイライザとヘブンの交流は一生ものか?

イライザはヘブンと結婚することなく日本を去る

NHKの朝ドラ「ばけばけ」に登場するシャーロット・ケイト・フォックスさん演じるイライザ・ベルズランドは、第2週から登場し、レフカダ・ヘブン(トミー・バストウ)にとっての「大切な恋人」として描かれます。

そして第13週ではイライザは松江にやってきて、ヘブンに日本から別の国に一緒に移住するように勧めます。結局、イライザの誘いは叶うことなく、イライザは日本を去りヘブンは松江に残ることになります。

つまり「ばけばけ」のお話の中でイライザとヘブンは結婚することはありません。

ではイライザは誰と結婚することになるのでしょうか?朝ドラ「ばけばけ」のガイドブックである「連続テレビ小説 ばけばけ Part1 (1)」では第13週までのあらすじしか掲載されておらず、その後イライザがどうなるかは不明です。

モデルのエリザベス・ビスランドはチャールズ・ウェットモアと結婚

イライザのモデルとなったエリザベス・ビスランドは1891(明治24)年11月に法律家でのちに鉄道会社の社長となるチャールズ・ウェットモアと結婚します。

小泉八雲とセツが同年8月に国際結婚をした、ちょうど3ヶ月後の出来事でした。このためエリザベス・ビスランドは「ウェットモア夫人」としても名前が知られるようになります。

エリザベスによる小泉八雲の伝記「ラフカディオ・ハーンの生涯と手紙」

八雲とエリザベスはそれぞれ別の人物と結婚することになりましたが、八雲とエリザベスの交友は生涯に渡って続きます。

1904(明治37)年9月26日、小泉八雲は狭心症による心臓発作のため54才で急逝しますが、エリザベスはその4日後には新聞報道で八雲の死を知り、10月1日には小泉セツに弔慰と生前の交誼を伝える手紙を発送しています。

さらに八雲とエリザベスの共通の友人である、東京帝国大学のバジル・ホール・チェンバレンや横浜グランドホテルの社長であるミッチェル・マクドナルドからの勧めもあって「ラフカディオ・ハーンの生涯と手紙」を発表。

本の印税収入はすべて八雲の遺族である小泉セツとその家族に寄贈されました。

エリザベスと八雲のつながりは長男・小泉一雄にまで及んだ

ちなみにエリザベスと八雲の関わりは、八雲の長男である小泉一雄の時代にまで及びます。

小泉八雲・セツ夫妻の孫にあたる小泉時(小泉一雄の長男)さんは自著「へルンと私」で、エリザベスが横浜グランドホテルのミッチェル・マクドナルドと一緒になって、一雄のアメリカ留学を世話しようとしたエピソードが描かれています。

あるとき、ウェットモア夫人(エリザベス・ビスランド)が来日され、横浜のマ氏を訪ねたことがあった。このときは一雄も社長室に呼ばれ、三人で歓談した。話が一雄の米国留学に及んだ際、マ氏から一雄に、
「君も米国で法律を勉強してみないか?強い人間になれるように」
とすすめられた。一雄は、
「法律はどうも気が進みませんが、哲学ならやってみたい」
と、その場の言い逃れを言った。マ氏は、
「いやいや、法律も哲学も同じようなものだから、ぜひ法律をやってみなさい」
と再度すすめられた。一雄が返事に困っていると、ウェットモア夫人が横から、
「これは、一雄の意見のほうが正しい。私の見たところ、一雄は法律に向かないでしょう」
と助け舟を出してくれ、一同大笑いになったという。

小泉時「へルンと私」恒文社 183ページから184ページまで

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イライザ・ベルズランドのモデル エリザベス・ビスランドについて

「ばけばけ」に登場するイライザ・ベルズランドとはどういう人物であったかについては、下記の記事が参考になります。合わせて参考にしてください。

著:ふじき みつ彦, 編集:NHK出版, 監修:NHKドラマ制作班
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