朝ドラ あんぱん 中尾星子（なかおせいこ）のモデル
中尾星子とは
2025年前期NHK朝ドラ「あんぱん」で古川琴音さんが扮する中尾星子（なかおせいこ）とは、茶道の師匠をしているのぶ（今田美桜）の弟子で、のちに病気で体調を崩したのぶに代わって崇（北村匠海）の秘書を務めることになります。
この中尾星子のモデルは株式会社やなせスタジオで代表取締役をされている越尾正子（こしおまさこ）（1948年〜）さんと考えられます。
なお「あんぱん」の中尾星子は、9月8日から9月13日に放送予定の第24週「あんぱんまん誕生」以降に登場します。
あんぱん 中尾星子の役柄
のぶが自宅の茶室で開くことになる小さなお茶教室の生徒。 アンパンマンの魅力に早くからほれ込むようになる。
古川琴音（ふるかわことね）さん プロフィール
1996年生まれ、神奈川県出身。NHKでは土曜ドラマ『サギデカ』、連続テレビ小説『エール』、特集ドラマ『流行感冒』『アイドル』などに出演。『岸辺露伴は動かない』で主人公の露伴を翻弄するイブを演じる。
越尾正子さんとやなせたかしさん
越尾正子さんとは
中尾星子役にキャストされた古川琴音さんは、「あんぱん」における自分の役柄について、こう説明されています
私が演じる中尾星子さんは、やないさんとのぶさんを最後まで支え、2人の想いを引き継ぎアンパンマンを次の世代へ繋げている方。
中尾星子のモデルと考えられる越尾正子さんも、株式会社やなせスタジオの代表取締役として、「アンパンマン」をはじめとしたやなせたかしさんの作品の管理に従事されています。
茶道で知り合った小松暢さんと越尾正子さん
「あんぱん」の中尾星子は自宅でお茶の教室に開いている、のぶのもとに通う生徒であるという設定です。実際の越尾正子さんも、20代後半ごろに小松暢さんと同じ茶道教室で知り合うことになります。
そのうち小松暢さんがその茶道教室から独立することになり、越尾正子さんは小松暢さんの教室へ通い始め、2人は「師匠と弟子」という関係になりました。
やなせたかしさんのことを託された越尾正子さん
そんな2人の関係に転機が訪れたのは、1992（平成4年）ごろ。越尾正子さんは小松暢さんから有限会社やなせスタジオ（株式会社やなせスタジオの旧商号）の仕事を手伝ってほしいと頼まれます。
1992年といえば、小松暢さんが亡くなる1年前のことです。2025年1月4日に公開された高知新聞の記事によると、このころの小松暢さんはすでに自分の死期を悟っていたかもしれないと、越尾正子さんのセリフとして語られています。
小松暢さんには越尾正子さんならば、やなせたかしのことを託すことができると考えていたのでしょう。
越尾正子さんはやなせたかしさんの生涯の秘書に
小松暢さんの妹・瑛さんがしていた経理の仕事を引き継いだことを皮切りに、そのうち越尾正子さんはやなせたかしさんの出張を手配をする秘書の役割も引き受けるようになり、ついには亡くなった小松暢さんの代わりを務めるようになりました。
朝ドラ「あんぱん」の第26週「愛と勇気だけが友達さ」でも中尾星子は、病気で体調を崩したのぶに代わって崇（北村匠海）の秘書を務めるようになります。
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