八木上等兵と辻信太郎さん 「井伏鱒二の詩集」
八木上等兵は戦後の「あんぱん」にも登場
NHKの2025年前期朝ドラ「あんぱん」で妻夫木聡さん扮する「八木上等兵」あるいは「戦友殿」こと、八木信之介のネタバレとは、戦後に再び柳井崇の前に現れることです。
NHKはすでに八木上等兵が、「あんぱん」の「戦争編」だけでなく、「戦後編」にも登場することを明言しています。
戦時中、柳井 嵩(北村 匠海)が所属することになる小倉連隊の上等兵。 軍隊になじめない嵩を気にかけ、折にふれ助け舟を出す。戦後、嵩と思わぬ再会を果たし、朝田 のぶ(今田 美桜)と嵩の人生に大きな影響を与えるようになる。
八木上等兵のモデル 株式会社サンリオの辻信太郎さん
では「朝田 のぶ(今田 美桜)と嵩の人生に大きな影響を与える」とはどういうことでしょうか?
八木上等兵の「戦争編」のモデルは、やなせたかしさんの著作「アンパンマンの遺書」で登場する新屋敷上等兵であると考えられますが、「戦後編」のモデルは株式会社サンリオを創業した辻信太郎さんであると考えられています。
実はやなせたかしさんは、株式会社サンリオの前身で、辻信太郎さんが社長をしていた山梨シルクセンターを出版社として、詩集「愛する歌」を発表しています。
「井伏鱒二の詩集」が伏線
朝ドラ「あんぱん」では第11週「軍隊は大きらい、だけど」の第51話で、柳井崇が私物として「井伏鱒二の詩集」を持っていたことをきっかけに八木上等兵は、軍隊に陰湿ないじめから崇を何かと庇ってくれるようになりました。
「井伏鱒二の詩集」とは戦後に柳井崇が発表する詩集の「伏線」であったと考えられます。
「あんぱん」の八木上等兵は何話から再登場するのか?
八木上等兵の再登場は第13週から「20年先の話」
「あんぱん」のドラマの中で戦後にも登場する八木上等兵は、何話から「再登場」するのでしょうか?
この記事を公開した日は2025年6月18日水曜日です。その時点でNHKが「あんぱん」のあらすじを公開しているのは、6月27日金曜日に放送される第13週「サラバ、涙」の65話までです。
65話は、小学校教師を辞めた若松のぶ(今田美桜)が高知新報に採用されることが決まるお話で、1946(昭和21)年の出来事です。
一方、実在したやなせたかしさんが、辻信太郎さんの山梨シルクセンターから、詩集「愛する歌」を発表するのは、1966(昭和41)年のことです。実に第13週の65話から20年も経過した後のことです。
八木上等兵の再登場は早くても2025年7月28日以降
その20年の間に柳井崇と朝田のぶは、さまざまな出来事を経験することになります。
- 高知新報の「月刊くじら」で同僚になる
- 取材活動を通じて崇とのぶが婚約
- 朝田のぶが代議士秘書に転職して上京
- 崇ものぶを追っかけて上京し百貨店の宣伝部に就職
- 崇とのぶは東京での同棲を経て結婚
- 崇といせたくやと出会って「手のひらを太陽に」を発表
これだけのイベントを朝ドラの出来事として描くのは3~4週間はかかるでしょう。仮に3週間で終わったとしても、あんぱんの第14週・第15週・第16週で、その後、八木上等兵が再登場したとしても、第17週の81話以降です。
第17週の81話が放送される日は、2025年7月28日月曜日。よって妻夫木聡さん扮する八木上等兵が「あんぱん」に再登場するのは早くても、2025年7月28日月曜日に放送される81話以降となるでしょう。
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