あんぱん 第23週 あらすじ 111話から115話
あんぱん 111話 あらすじ
柳井崇(北村匠海)が脚本を書いたラジオドラマ「やさしいライオン」は反響を呼びます。仕事が忙しくなる崇ですが、相変わらず漫画は描けていませんでした。
「やさしいライオン」が世に出たことで、のぶ(今田美桜)は崇と母親・登美子(松嶋菜々子)を仲直りさせようと家に招きますが、かえって2人の仲は悪くなることに。相変わらず登美子に漫画家を辞めるように言われてショックを受ける崇でした。
あんぱん 112話 あらすじ
その頃、のぶと崇が住むマンションの階下の部屋に蘭子(河合優実)が引っ越してこようとしていました。蘭子がアパートで荷造りをしていると、蘭子のコピーが書かれた雑誌を持ってきた八木(妻夫木聡)が訪ねてきて、今度はいつ自分の会社に来るのか聞いてきます。
あんぱん 113話 あらすじ
「プロアマ問わず」と言う漫画コンクールの募集を見つけた崇は、のぶに応募するよう勧められます。「プロで落ちたら恥ずかしい」と感じつつも、崇は「ボオ氏」と漫画で見事大賞を受賞します。
あんぱん 114話 あらすじ
数日後、「漫画の神様」と言われる手嶌治虫(眞栄田郷敦)が崇の自宅を訪問。長編アニメーション映画「千夜一夜物語」のキャラクターデザインを担当してほしいと依頼してきました。そんな手嶌は「やないさんは必ずすごい作品を描きます」と言ってくれます。
あんぱん 115話 あらすじ
一方、蘭子は「ヤムおんちゃん」と呼ばれていたさすらいのパン職人・屋村草吉(阿部サダヲ)と再会。柳井家に連れて帰り、大騒ぎとなります。
あんぱん 第23週 ネタバレ
「千夜一夜物語」と「やさしいライオン」
「あんぱん」の第23週ではのちに絵本「あんぱんまん」や、アニメ「それいけ!アンパンマン」につながる重要な作品が2つ登場します。
やなせたかしさんがキャラクターデザインを担当したアニメーション映画「千夜一夜物語」(1969年)と、初めてのアニメーション監督作品である「やさしいライオン」(1970年)です。
これらの作品は「漫画の神様」と言われた手塚治虫(「あんぱん」の手嶌治虫のモデル)さんと、手塚治虫さんが経営するプロダクションである「虫プロダクション」が関わっています。
「アニメ素人」のやなせたかしさんがキャラクターデザイン
事の始まりは1967(昭和42年)のことです。ある日、やなせたかしさんの自宅に手塚治虫さんから直接電話がかかってきました。
内容は「虫プロで長編アニメーション映画を作ることになったからキャラクターデザインを担当してほしい」というものでした。といってもやなせたかしさんはそれまでアニメ作りをしたことがなく、いわば「素人」でした。
それでもディレクターにキャラクターデザインのための「いろは」を教わりながら、脚本に基づいてキャラクターのイメージを描き出していったそうです。
異次元の世界へ迷い込んできたような気がした。
ディレクターは山本暎一だった。
「困ったなあ。何してもらおうかなあ。まずはイメージボードでもかいてもらいますか」
「はあ?イメージボードって何ですか」
「イメージボードも知らないんですか」
山本暎一は素人が来たなという顔になり、壁にベタベタ貼り付けてある絵コンテをぼくに見せた。やなせ たかし. アンパンマンの遺書 (岩波現代文庫) (p. 102). (Function). Kindle Edition.
「千夜一夜物語」から「やさしいライオン」へ
はじめは戸惑うことが多かったようですが、やなせたかしさんは「千夜一夜物語」でのキャラクターデザインはだんだん面白くなってきたそうです。
そうして1969(昭和44)年6月14日に大人向け長編アニメーション映画の「千夜一夜物語」が完成し、大ヒット。手塚治虫さんはお礼として、やなせたかしさんに虫プロを自由に使って短編のアニメ映画を作っても良いという声をかけます。
そこで出来上がったのが1970(昭和45)年の「やさしいライオン」です。「やさしいライオン」はやなせたかしさんにとって、監督としての処女作品となりました。
なお、朝ドラ あんぱんのネタバレとあらすじを1話から最終回(130話)まで一気に読みたいという方は、「朝ドラ あんぱん ネタバレ あらすじ 最終回まで」という記事を参考にしてください。
あんぱん 第23週 キャスト 相関図
朝ドラ「あんぱん」第23週に登場するキャスト一覧です。
あんぱん 第23週 関連記事
「あんぱん」第23週のキーパーソンは眞栄田郷敦さん扮する手嶌治虫です。手嶌治虫は「漫画の神様」と言われた手塚治虫さんをモデルとしています。やなせたかしさんと手塚治虫さんはどのような関係であったのか詳細については下記の記事を参考にしてください。
