ばけばけの「東京編」と小泉八雲の東京時代
ばけばけ 第24週(3月16日〜20日)から「東京編」がスタート
NHKの2025年前期朝ドラ「ばけばけ」は、2026年3月16日月曜日から20日までの間に放送が予定されている、第24週から、最終回を含む第25週まで「東京編」が放送されます。
「ばけばけ」の「東京編」と聞くと、トキ(髙石あかり)が松江の松野家を飛び出した婿の銀二郎(寛一郎)を追いかけてきた第4週「フタリ、クラス、シマスカ?」(2025年10月20日〜24日放送)を思い出すかもしれません。
しかし第24週から始まる「東京編」は、トキと八雲(トミー・バストウ)が東京に住み始めて年月が経過しているというところからお話が始まります。
小泉八雲の東京時代(1896年9月7日から1907年9月26日まで)について
「ばけばけ」で「東京編」が描かれる理由は、実在した小泉八雲が1896(明治29)年9月6日から、亡くなる1904(明治37)年9月26日のまでの間、東京に住まいを構えていたからでしょう。
小泉八雲は確かに晩年において東京に住んでいたことは確かですが、東京の中で住まいを一度変えています。よって小泉八雲の東京時代は2つに分けることができます。
| 時期 | 小泉八雲の住所 | 現在の地名 |
|---|---|---|
| 1896(明治29)年9月7日から1902(明治35)年3月19日まで | 東京市牛込区市ヶ谷富久町 | 東京都新宿区富久町 |
| 1902(明治35)年3月19日から1904(明治37)年9月26日まで | 東京府豊多摩郡大久保村 | 東京都新宿区大久保1丁目 |
「西大久保」は小泉八雲終焉の地
小泉八雲が最晩年を過ごした大久保村は「西大久保」とも呼ばれ、現在の東京都新宿区大久保1丁目1-17にあたり、新宿区立大久保小学校の正門横に「小泉八雲終焉の地」という石碑が建てられています。
また「西大久保」は小泉八雲文学の傑作中の傑作と言われる、「怪談(KWAIDAN)」が完成した土地としても知られています。
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朝ドラ「ばけばけ」で第24週から「東京編」が描かれる理由は、晩年の小泉八雲が現在の東京都新宿区に住んでいたからでしょう。しかし「都会嫌い」で松江をこよなく愛する小泉八雲が、なぜわざわざ東京に住もうと考えたのでしょうか?
実は小泉八雲が東京行きを決断した理由は、当時の東京帝国大学文科大学(現在の東京大学文学部)の学長であった、外山正一(のちに東京帝国大学総長を歴任)から熱心なオファーを受けて、英文学の教授に就任したことにあります。
外山正一がいかに心を開いて、気難しい小泉八雲を帝大教授として迎え入れたかは、以下の記事が参考になるでしょう。
また新宿区立大久保小学校の側に「小泉八雲終焉の地」という石碑が残っているように、当時の大久保村で小泉八雲は1904(明治37)年9月26日に54才で亡くなります。死因は狭心症でした。
小泉八雲の最期については下記の記事が参考になるでしょう。
ばけばけ 熊本の次 参考文献
今回の記事は以下の書籍を参考文献としています。
