ばけばけ 第12週 あらすじ 56話から60話
ばけばけ 56話 あらすじ
一週間以上、金縛りにあっているヘブン(トミー・バストウ)。お祓いすることを勧めたいトキ(髙石あかり)ですが、英語で何と言えば分かりません。
ヘブンと距離を取りたがっている錦織(吉沢亮)が、ヘブンの借家ではなく松野家にやって来たのでトキは「お祓い」を英語で何と言うのか尋ねてみます。
ばけばけ 57話 あらすじ
「れっつごーえくそしずむ」と錦織に教わった英文を使ってトキが「お祓い」を勧めると、乗り気になるヘブン。旧松江藩の歴代藩主だった松平家にゆかりのある大雄寺で「お祓い」のための儀式が行われて、ヘブンは上機嫌です。
そして住職が寺に伝わる怪談話「水飴を買う女」があることを伝えると、大いに興味を示すヘブンとトキ。
ばけばけ 58話 あらすじ
大雄寺からの帰宅後、ヘブンは怪談に強い興味を持ち始めます。そこでトキは怪談話をたくさん知っていると言い、「本邦諸国奇談集」と言う本を手に取って話し出そうとします。
しかしヘブンは本を読むのではなく、トキ自身の考えや言葉で話をしてほしいと頼みます。本を閉じたトキは「鳥取の蒲団」という怪談を本を見ずに語りだすことに。
ばけばけ 59話 あらすじ
大雄寺でのお祓いに通訳として同行していた松江中学の生徒・正木(日高由起刀)は、ヘブンは怪談話を大変気に入っていたことを錦織に報告。その報告を聞いた錦織にある考えが浮かびました。
一方、ヘブンの借家では「鳥取の蒲団」以来、毎晩トキがヘブンのために怪談を話しています。
ばけばけ 60話 あらすじ
ある日、錦織がトキを訪ねてきました。「怪談はヘブンにとってのラストピースになるかもしれない」と言う錦織。
つまり、セツの怪談話は滞在記を完成させることを意味し、ヘブンはやがて松江からいなくなることを言いたかったのでした。
ばけばけ 第12週 ネタバレ
小泉セツのお話好きは養母の稲垣トミ譲り
「ばけばけ」の第12週では、ヘブンのためにトキが口伝で怪談話が語り出します。「お話好きのトキ」の本領が発揮とされる週でしょう。
この「お話好きのトキ」と言う設定は、モデルとなった小泉セツが実際にお話好きであったことに基づきます。セツは2才ぐらいのころから周囲にお話をしてもらうことをよくせがんでいたと言われています。
その中でも特にセツにお話を教えていた人物が、「ばけばけ」では池脇千鶴さんが演じる松野フミのモデルとなっている養母の稲垣トミ。
稲垣トミは松江藩の上級武士で百石取りの原忠兵衛の娘でしたが、出雲大社の高級神官である上官(じょうがん)を務める高浜家の養女となり、そこから稲垣家に嫁いできました。
そのためトミは出雲国にまつわる神話の話をよく知っていたのです。
出雲の神々の物語は無論のこと、人々の生活に関わりを持つ生霊や死霊(しりょう)の話から、祈祷や神楽(かぐら)のあれこれ、さらには出雲大社の裏の桐の木にとまった鳳凰(ほうおう)の話に至るまで。「魂について(『知られぬ日本の面影』所収」)や「阿弥陀寺の比丘尼(びくに)『心』所収」などは、彼女の話をセツが語って成ったハーンの作品である
長谷川洋二「八雲の妻 小泉セツの生涯」今井書店 43ページより
小泉セツの「鳥取の蒲団」は前田為二から教えてもらっていた
稲垣トミ以外にも小泉セツにお話を教えていたのは、養祖父・稲垣万右衛門や実母の小泉チエです。万右衛門からは戦の話を、チエからは「月照寺のテイ坊」と言う話を教わっていました。
さらに「ばけばけ」の中でトキがヘブンに最初に教えた怪談話「鳥取の蒲団」について、セツは最初の夫である前田為二から教わったと考えられています。
なお、朝ドラ ばけばけのネタバレとあらすじを1話から最終回(125話)まで一気に読みたいという方は、「朝ドラ ばけばけ ネタバレ あらすじ 最終回まで」という記事を参考にしてくださ
ばけばけ 第12週 キャスト 相関図
ばけばけ 第12週 キャスト 相関図
朝ドラ「ばけばけ」第12週に登場するキャスト一覧と相関図です。
ばけばけ 全体のキャスト 相関図
朝ドラ「ばけばけ」全体のキャスト一覧と相関図です。
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小泉セツは何をした人なのか?
「ばけばけ」の第12週ではトキによる怪談話がクローズアップされます。このことは朝ドラ「ばけばけ」の後半において、ヘブンの作品作りに大いに貢献することでしょう。
モデルとなった小泉セツも幼いときからの「お話好き」が高じて、小説家・小泉八雲が創り出す「再話文学の語り手」なりました。
小泉セツの幼少期のエピソードや、生涯を通して何をした人であるかについては下記の記事を参考にしてください。
