ばけばけ 第8週 あらすじ 36話から40話
ばけばけ 36話 あらすじ
ある日、ヘブン(トミー・バストウ)がセツ(髙石あかり)に「ビールが飲みたい」と伝えます。しかし英語が分からないセツは、”beer(ビア)”という単語を聞いても、「琵琶」・「稗」・「独楽」・「ごま」など的外れなものばかり用意。
そこでヘブンはビール瓶とコップの絵を書いて伝えて、セツはようやく”beer”は飲み物であることを理解します。
ばけばけ 37話 あらすじ
松江で唯一、舶来物を扱っている山橋薬舗(やまはしやくほ)でビールを購入してきたセツ。ビールの中身が何であるかを知らないセツは、瓶を振り回して栓を抜くと泡が吹きこぼれます。
その泡はヘブンが大事に飾っているイライザ(シャーロット・ケイト・フォックス)の写真にもかかってしまい、「早く拭いて」と叫ぶヘブン。
ばけばけ 38話 あらすじ
夜は一心不乱に書き物をしているヘブン。殺生が嫌いなので体に蚊が止まってもいつも刺されたままです。そんなヘブンに気を遣って寝室に蚊帳を吊るトキ。
トキの心づかいに次第に心がほぐれてきたヘブン。そんなヘブンが喜ぶようにとセツは、実母のタエ(北川景子)のもとに通って再び生け花を習い始めるようになります。
ばけばけ 39話 あらすじ
ある日、松江中学の生徒である錦織丈(杉田雷麟)・正木清一(日高由起刀)・小谷春夫(下川恭平)が訪ねてきます。彼らはヘブンのことに興味津々なのです。そこでヘブンは自分のことをクイズに出すと言い、セツも参加することに。
ばけばけ 40話 あらすじ
トキ・正木・小谷が次々とクイズに正解する中、錦織だけ不正解のままクイズは終了。そこで錦織はイライザの写真を指して「その方のことをクイズにしてください」と英語で伝えます。
しかしビールの一件でイライザがヘブンにとって大切な女性であることが分かっていたトキは、「写真のことは触れない方が良い」と錦織にアドバイス。
ばけばけ 第8週 ネタバレ
小泉セツと英語
「ばけばけ」の第8週ではビールを頼んだはずのヘブンに対して、「琵琶」・「稗」・「独楽」・「ごま」など全く違うものを用意するセツの様子が描かれます。
セツのモデルである小泉セツは、八雲とコミュニケーションを行うにあたって英語の重要性を理解していました。そのため八雲と結婚したときの松江時代とその後の熊本時代には、八雲自ら英語の講義を行なっています。
その努力の証として「セツの英単語帳」が松江市にある小泉八雲記念館に今でも残されています。
残念ながら、セツは生涯において標準的な英会話をするために必要な語学力に到達することはできませんでした。その代わり、八雲とのコミュニケーションは「へルンさん言葉」と呼ばれる和英折衷の会話言葉を使うことになります。
小泉八雲と石原喜久太郎の「問答エピソード」
第8週の後半では松江中学の生徒たちである錦織丈・正木清一・小谷春夫たちがヘブンの借家を訪ねてきます。実在の小泉八雲も島根県尋常中学校の英語教師時代には、生徒たちがよく訪問していたようです。
生徒たちが八雲のことを慕っていた理由の1つは西洋の価値観を押し付けなかったことにあります。
小泉八雲の伝記である「小泉八雲-ラフカディオ・ヘルン (中公文庫 た 98-1) 」によると、八雲の教え子の一人でありのちに医学博士となる石原喜久太郎との「問答」が記録されています。
この「問答」を読むとなぜ八雲の教えが生徒たちの心を打ったのか分かるでしょう。
なお、朝ドラ ばけばけのネタバレとあらすじを1話から最終回(125話)まで一気に読みたいという方は、「朝ドラ ばけばけ ネタバレ あらすじ 最終回まで」という記事を参考にしてくださ
ばけばけ 第8週 キャスト 相関図
ばけばけ 第8週 キャスト 相関図
朝ドラ「ばけばけ」第8週に登場するキャスト一覧と相関図です。
ばけばけ 全体のキャスト 相関図
朝ドラ「ばけばけ」全体のキャスト一覧と相関図です。
ばけばけ 第8週 関連記事
小泉セツの英語について
小泉セツは英語習得のためにどのような学習していたのか、また「へルンさん言葉」とは何なのかについては下記の記事を参考にしてください。詳細を記しています。
ばけばけ 正木清一・小谷春夫のモデル
小泉八雲に関する伝記を読んでいると、石原喜久太郎・落合貞三郎・大谷正信・藤崎(小豆沢)八三郎といった人物が登場します。
彼らは小泉八雲が島根県尋常中学校の英語教師として勤務していたときの教え子たちです。いずれも中学校を卒業したのち、旧制高等学校を経て東京帝国大学を卒業するなど、明治・大正期の日本を支える「俊英」となります。
それぞれがどんな人物であり、小泉八雲とどんな関わりがあったのかについては下記の記事を参考にしてください。
なお杉田雷麟さんが演じる錦織丈は、西田千太郎の弟で工学博士の西田精がモデルとなっています。
