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小泉清の妻は小泉シズ(シヅ)(旧姓: 針)

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小泉清とシズ(シヅ)夫妻について

小泉清とは

小泉清(こいずみきよし)(1899~1962年)とは、NHKの2025年後期朝ドラ「ばけばけ」に登場するレフカダ・ヘブン(トミー・バストウ)松野トキ(髙石あかり)のモデルである、小泉八雲・小泉セツ夫妻の三男です。

1919(大正8)年4月に東京美術学校(現在の東京藝術大学美術学部)に入学。1923(大正13)年には周囲の反対を押し切ってシズ(シヅ)と学生結婚をし学業を放棄。

画家として画材の購入もままならない厳しい生活を経験するも、46才のときに第1回新興日本美術展で読売賞を受賞し、画壇に名を連ねることになります。

小泉シズ(シヅ)( 旧姓: 針)とは

小泉清が学生結婚をした相手が小泉シズ(シヅ)(旧姓: 針)でした。シズは東京美術学校のモデルで学生の清と恋仲となったと言われています。

小泉清の母・セツや長兄の小泉一雄は学業を放棄しての結婚に大反対であったため、清への生活費の仕送りは断絶。

清とシズは東京から京都に引っ越して、清は松竹座のバイオリン楽士として、シズは編み物の賃仕事をしてその日の生活費を稼いでいました。

また清との間にできた子供として、小泉閏さんとブランデス蘭子さんがいます。

小泉清の精神的支えであったシズ

東京・中野でビリヤード場を経営したシズ

へルンと私」によると小泉清とシズの結婚生活は、自由で規範にとらわれない「ボヘミアン的生活」だったそうですが、絵の具代どころか生活費にも事欠く有様だったようです。

ただ生活費の関しては清に代わってシズが捻出。東京・中野の鷺ノ宮駅の近くにビリヤード場を経営することで日々の生活を賄っていました。

シズは献身的な女性だったようでこの姿勢は、当初は2人の結婚に反対していた小泉一雄さえも感心させるほどでした。

シズの急逝ののち自らの命を絶った小泉清

しかし1961(昭和36)年、シズは急逝。妻に先立たれた清は翌年の1962(昭和37)年、自ら命を断つことになります。この件に関して小泉一雄の息子で小泉清の甥にあたる小泉時さんは、著作の「へルンと私」でこのように考察しています。

自殺の原因としては、芸術的な障害、最愛の妻の死、若いときから精神的なバックボーンとなってくれていた三成重敬の死など(八雲会の後藤昴氏による指摘)、つぎつぎと物心両面の支えをはずされていった叔父は、ついに死を選んだのではなかろうか?

小泉時 へルンと私 恒文社 121ページから122ページ

小泉清 妻 関連記事と参考文献

小泉清 妻 関連記事

小泉清やその妻・シズについては下記の記事でも言及しています。合わせて参考にしてください。

小泉清 妻 参考文献

今回の記事は以下の書籍を参考文献としました。

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