朝田結太郎のモデルは池田鴻志（いけだこうし） 小松暢の父

池田鴻志さんと鈴木商店

池田鴻志さんとは

小松暢さんの父。池田鴻志さんは１８８５年に高知県安芸市で誕生。高知商業学校（現在の高知市立高知商業高校）を経て、関西法律学校（現在の関西大学）を卒業。

1916年に鈴木商店系列の九州の炭鉱会社に入社。すぐに鈴木商店に引き抜かれ大阪木材部に異動して、1919年に釧路出張所長となり、釧路の地域経済に尽力したと言われています。

鈴木商店とは

鈴木商店（すずきしょうてん）は、かつて存在した日本の商社。樟脳、砂糖貿易商として世界的な拠点網を確立するとともに、財閥（鈴木財閥）の中核として製糖・製粉・製鋼・タバコ・ビールなどの事業を展開。

さらに保険・海運・造船などの分野にも進出し、1915年(大正4年)には貿易年商額が15億4,000万円（当時の国家予算は約7億3,500万円）に達し、1917年（大正6年）には当時の日本の国民総生産（GNP）の1割を売り上げる総合商社となった。

1927年（昭和2年）に昭和金融恐慌のあおりを受け、事業を停止しました。

池田鴻志さんと朝田結太郎の共通点

実在した池田鴻志さんと、「あんぱん」の朝田結太郎（加瀬亮）が共通しているのは、2人はともに「商社マン」であるという点です。

池田鴻志さんは鈴木商店の商社マンとして釧路の発展に尽くしたように、朝田結太郎も商社マンとして忙しく日本全国を飛び回っているという設定です。

小松暢・池田鴻志の関係

なぜ名字が異なるのか？

小松暢さんと池田鴻志さんは実の父と娘の関係です。にもかかわらず2人は「小松」と「池田」で名字が異なります。

2人の名字が異なる理由は、小松暢さんがやなせたかしさんと結婚する前に、小松総一郎（こまつそういちろう）さんという方と一度結婚をされているからです。

• 小松総一郎 – 小松暢 家系図 やなせたかし 妻 朝ドラ あんぱん 朝田のぶ

よって小松暢さんは小松総一郎さんと結婚する前は「池田暢（いけだのぶ）」という名前を名乗っていたと考えられます。

小松暢・池田鴻志・小松総一郎 関連資料

今回の記事で紹介した小松暢さん・池田鴻志さん・小松総一郎さんに関する内容は2024年6月18日に公開された高知新聞PLUS DIGITALの記事を参考にしています。

• 朝ドラ「あんぱん」ヒロイン　モデルの小松暢さん　父は高知県安芸市出身で鈴木商店に勤務 釧路の発展に貢献 高知新聞PLUS DIGITAL

あんぱん 登場人物 モデル一覧

• あんぱん モデル一覧 朝田のぶは小松暢 やなせたかしは柳井崇他