朝ドラ 風、薫る 一ノ瀬安のモデル 大関釛(おおぜきこく)
一ノ瀬安とは
NHKの2026年前期朝ドラ「風、薫る」で早坂美海さんが演じる一ノ瀬安(いちのせやす)とは、主人公・一ノ瀬りん(見上愛)の妹にあたる人物です。
一ノ瀬信右衛門のモデルは、一ノ瀬りんのモデルである大関和さんの妹・大関釛(おおぜきこく)さんがモデルであると考えられます。
朝ドラ 一ノ瀬安の役柄
りんの2才下の妹。やがては良家に嫁ぎたいと思っている。家族の動向を冷静に見ている。
早坂美海さん プロフィール
2006年生まれ、東京都出身。NHK BSプレミアム「旅屋おかえり」秋田編 鵜野真与役。
大関釛(こく)とはどんな人物だったのか
大関和の性格と正反対の性格だった大関釛
大関釛さんは、1866(慶応2)年に大関弾右衛門とその妻・哲の三女として誕生します。
大関釛さんから見て姉には八千代(やちよ)さんと和さんが、兄には復彦(ふくひこ)さんと衛(まもる)さんがいます。釛さんは五人兄弟の末っ子だったのです。
釛さんの性格は物静かで、姉の大関和さんの性格とは正反対であったと言われています。
NHKは「風、薫る」の一ノ瀬安の役柄を「家族の動向を冷静に見ている」と説明していますが、実在した大関釛さんの性格を反映した人物設定をしていると考えられます。
2人の子供を出産し甥も養育した大関釛
大関釛さんは1884(明治17)年に栃木県烏山町(現在の那須烏山市)に住む川原健次郎さんと結婚し、2人の息子である諭(さとし)さんと博巳(ひろみ)を出産します。
「明治のナイチンゲール 大関和物語」や「大風のように生きて: 日本最初の看護婦大関和物語」に書かれている大関釛さんは、姉にあたる大関和さんのようにシングルマザーとなり時代の先端を行く「トレインドナース」となるような波瀾万丈を送っていたように見えません。
のちに兄・復彦さんの遺児・増博(ますひろ)さんを養育し旧制烏山中学に入学させていたことを考えると、どちらか大関釛さんは明治時代として安定した生活を送っていたことがうかがえます。
「風、薫る」の一ノ瀬安は「やがては良家に嫁ぎたいと思っている」としていますので、こうした大関釛さんの人生を反映した物であると考えられます。
風、薫る キャスト 相関図 モデル一覧
風、薫る キャスト 相関図
主人公・一ノ瀬りんと大家直美をはじめとする「風、薫る」に登場する人物たちの関係については、「風、薫る キャスト 相関図」の記事が参考になります。
風、薫る モデル一覧
一ノ瀬りんや大家直美をはじめとして「風、薫る」に登場する人物たちには、実在のモデルがいます。ドラマの登場人物がどの実在したた人物に当たるか一覧表で確認するためには、下記の記事が参考になります。