結婚相手のモデルは「マティ」と小泉セツ
「ばけばけ」ヘブンの最初の結婚相手は「マーサ」
NHKの朝ドラ「ばけばけ」の第11週では、それまで自分のことを話さなかったレフカダ・ヘブン(トミー・バストウ)が過去のことを語り出し、アメリカで「マーサ」という白人と黒人の混血女性と結婚し離婚したことが明らかになります。
この設定はヘブンのモデルとなった小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)が、1891(明治24)年に小泉セツと国際結婚をする前に、1874(明治7)年に「マティ」とも呼ばれるアリシア・フォリーという白人と黒人の混血女性と結婚していたという史実をもとに作られた話であると考えられます。
小泉八雲の最初の結婚相手は「マティ」
朝ドラ「ばけばけ」のガイドブック「連続テレビ小説 ばけばけ Part1 (1)」ではヘブンの結婚歴についてこう説明されています。
アメリカ・オハイオ州で新聞記者になったヘブンは黒人にルーツを持つマーサと出会い、違う人種との結婚は州法で禁止されているのを承知で、一緒になった(中略)ところがヘブンはマーサとの結婚を理由に新聞社を解雇された。マーサは自暴自棄になり、ヘブンは別れを決意した。
ふじきみつ彦著 NHK出版編集「連続テレビ小説 ばけばけ Part1 (1)」No.108 NHK出版
小泉八雲とマティとの結婚と離婚に至るまでの全く同じです。
当時、異人種間での結婚が州法で禁止されていたオハイオ州において、八雲は下宿屋の料理人であるマティと結婚したことによって、勤めていた新聞社「シンシナティ・インクワイアラー紙」を解雇され、マティとは1年と持たずに離婚をすることになります。
「ばけばけ」ヘブンの再婚は第14週以降
朝ドラ「ばけばけ」では第1週「ブシムスメ、ウラメシ」の1話でヘブンとトキ(髙石あかり)はすでに夫婦生活の様子が描かれており、2人はどこかの週で結婚をするのでしょう。
ただし「ばけばけ」のあらすじについて、ガイドブックである「連続テレビ小説 ばけばけ Part1 (1)」は第13週まで掲載されておらず、それまでに2人が正式に結婚するという様子は描かれません。
ヘブンとトキが日本で結婚するのは、「ばけばけ」の第14週以降のことであると考えられます。
もちろんヘブンとトキが国際結婚をするというお話は、1891(明治24)年8月にラフカディオ・ハーンと呼ばれた小泉八雲と小泉セツが国際結婚したという史実に基づいていると考えられます。
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小泉八雲の結婚相手や結婚歴について
小泉八雲が最初に「マティ」ことアリシア・フォリーと結婚し、2度目の結婚として小泉セツと結婚した経緯については下記の記事が参考になります。
「ばけばけ」のトキも結婚・離婚を経験
「ばけばけ」のヘブンはトキと結婚する前に離婚歴があるという設定ですが、トキの方もヘブンと結婚する前に離婚歴があります。詳細は下記の記事を参考にしてください。
