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風、薫る 和泉千佳子 どうなるモデル 三宮八重野の結末まとめ

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目次

記事の概要

風、薫る 和泉千佳子のネタバレと史実まとめ

  • 朝ドラ「風、薫る」の第7週から登場する和泉千佳子(いずみちかこ)のモデルは三宮八重野(さんのみややえの)
  • 三宮八重野は宮内省式部長・三宮義胤の妻。結婚を機にイギリス国籍から帰化して日本人に
  • 1888(明治21)年4月16日に乳がんの手術を受けるため帝国大学医科大学第一医院に入院
  • 乳がん手術はドイツ人医師・スクリバによって行われ、無事に退院
  • 三宮八重野の付添い看護婦は大関和さんが担当した

三宮八重野の入院から退院まで 結末まとめ

三宮八重野とは

朝ドラ「風、薫る」の第7週から登場する和泉千佳子(仲間由紀恵)のモデルとなった三宮八重野とは、宮内省式部長・三宮義胤(さんのみやよしたね)の妻です。もともとはウィリアム・シェイノアというイギリス人の娘でアレシアという名前をしていました。

三宮義胤は宮内省に勤務する前は外務省に在籍しており、外務省時代の義胤がイギリスに滞在しているときにアレシアと知り合い結婚。

アレシアは結婚したのち「三宮八重野」という日本人名を名乗るに至っています。

三宮八重野の病気と入院生活

1888(明治21)年4月6日、三宮八重野は乳がんの手術を受けるため、帝国大学医科大学第一医院(現在の東京大学医学部附属病院)に入院。手術は「お雇い外国人」であるドイツ人医師のスクリバ教授が担当。

八重野が特別仕様の病室に持ち込んだ手回り品は全て銀器で、ときおり昭憲皇太后(明治天皇の皇后)から派遣された名代がお見舞いに訪れるという、帝大医院でも滅多にいない破格の患者でした。

三宮八重野の退院とその後

スクリバ教授による乳がんの手術は成功し、やがて八重野は帝大医院を無事に退院。

その後、担当看護婦となった大関和一ノ瀬りんのモデル)さんは、手術で執刀したスクリバ教授とともに包帯交換のためにしばらくの間、八重野の邸に通うことになりました。

三宮八重野と大関和の史実エピソード

三宮八重野の担当看護婦は大関和さんに

朝ドラ「風、薫る」の第8週では一ノ瀬りん(見上愛)が和泉千佳子の担当看護婦として選ばれます。りんのモデルとなった大関和さんも、帝大医院で看護実習をしているときに、三宮八重野の付添い看護婦として選ばれました。

また、その付添い看護婦には、まだ生徒である大関和が選ばれた。和が選ばれることになったのは、その優秀さもあったかもしれないが、家老の娘という出自の故であった可能性もある。

亀山美知子 「大風のように生きて: 日本最初の看護婦大関和物語」 ドメス出版 42ページ

引用した文章には「家老の娘」という言葉があります。

大関和さんは、戦国時代から明治維新まで栃木県黒羽の地を治めていた大関氏の末裔で、その父・大関弾右衛門増虎「風、薫る」の一ノ瀬信右衛門のモデル)は幕末期の黒羽藩で国家老を務めていました。

ちなみに大関和さんは「家老の娘」という出自を好まれたせいか、看護を担当した患者の中には政界・財界・官界で活躍した有名人やその家族が多数含まれています

三宮八重野の回復のために祈りを捧げていた大関和

また大関和さんは1887(明治20)年3月には牧師・植村正久「風、薫る」の吉江善作のモデル)の導きにより受洗をして、クリスチャンとなっていました。

そのため大関和さんは、受け持ち患者となった三宮八重野が無事回復するように、本郷春木町の中央教会堂で祈りを捧げることに。

このエピソードは今回の記事を書くにあたって参考とした文献である「大風のように生きて: 日本最初の看護婦大関和物語」・「明治のナイチンゲール 大関和物語」のどちらにも記述されています。

和は八重野の無事な経過を祈るため、同級生の広瀬うめとともに、毎朝三時に起きて本郷春木町の中央教会堂に通った。ときには警官に怪しまれ事情を聴かれることもあったという(同前紙)。和は、毎日午前六時から八時まで八重野に付添い、寄宿舎に帰り着いたときには、緊張と疲労で口もきけないほどぐったりしていた。

亀山美知子 「大風のように生きて: 日本最初の看護婦大関和物語」 ドメス出版 42ページ

大関和を介した花魁・花紫との交流

また「風、薫る」の第11週では夕凪(村上穂乃佳)という花魁が、客と無理心中をさせられて帝都大医院に搬送されるというエピソードが描かれます。

「風、薫る」のガイドブックに掲載されている「あらすじ」によると、和泉千佳子と夕凪が直接交流する場面は描かれていません。

しかし三宮八重野は花紫という実在した花魁・花紫が、無理心中の末に入院したことを知っており、担当看護婦の大関和さんを介してお見舞いをしていました。

そんな折、心中未遂事件を起こして花魁の花紫が病院に担ぎ込まれて来た。三宮八重野の耳にもその噂が入ると、八重野は菓子や花などを託し、花紫を見舞わせるとともに、キリスト教の愛に導くようにと言った。和は花紫を枕元に訪ねるたび、八重野の言葉を伝えたのだった。幸い、花紫の傷も癒え、退院する日、彼女は八重野の病室に礼を述べに来て、これからは堅気な暮らしをすると約束して帰っていった。和は感動して、花紫の帰っていく姿を見送ったものだった。

亀山美知子 「大風のように生きて: 日本最初の看護婦大関和物語」 ドメス出版 43ページ

大関和さんは「家老の娘」ということで三宮八重野の付添い看護婦に選ばれた可能性が高いと述べました。

しかし西洋人であった三宮八重野とクリスチャンであった大関和さんは、キリスト教を通じてお互いの気持ちを通じ合わせることもできていたのかもしれません。

風、薫る 全話あらすじと最終回までのネタバレ

風、薫る 全話あらすじ

朝ドラ「風、薫る」のあらすじ全話まとめ・登場人物とキャスト・モデル人物・相関図を知りたい方は、下記の記事が参考になるでしょう。

風、薫る 最終回までのネタバレ

また「風、薫る」の最終回までのネタバレ・史実解説・家系図・結末などを知りたい方は下記の記事を参考にしてください。

風、薫る 和泉千佳子 どうなる 関連記事と参考文献

風、薫る 和泉千佳子 どうなる 関連記事(モデル一覧と人間関係)

朝ドラ「風、薫る」の登場人物には、和泉千佳子のモデルとなった三宮八重野の他にも、実在した人物がモデルとなっている人物が多数含まれています。

その「モデル一覧」については下記の記事で詳しく紹介しています。

また「風、薫る」に登場する人物たちの相関図や人間関係については下記の記事が参考になるでしょう。

風、薫る 和泉千佳子 どうなる 参考文献

なお今回の記事を作成するにあたって、下記の文献を参考にしています。これらのうち「明治のナイチンゲール 大関和物語」はNHKの朝ドラ「風、薫る」の原案となっている本です。

著:田中ひかる
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NHK出版
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