風、薫るのネタバレあらすじ(最終回までの結末まとめ)
風、薫る 最終回の結末(簡潔に)
最終回では、りんと直美がそれぞれの道を歩みながら、看護の発展に関わる形で物語が締めくくられると考えられます。
風、薫る ストーリー全体の流れ(前半〜後半)
前半は那須の一ノ瀬りんと東京の直美が出会って看護学校に入学し、トレインドナースになるまでのお話です。
後半はりんと直美がトレインドナースとしてデビューし、コレラや赤痢などの感染症に看護婦として立ち向かっていくお話です。
1分でわかる「風、薫る」のあらすじまとめ(最初に読むべきポイント)
風、薫る あらすじ(前半: 第1週から第13週まで)
朝ドラ「風、薫る」の前半は、主人公・一ノ瀬りん(見上愛)と大家直美(上坂樹里)が初めて出会い、ともにトレインドナース(現在の看護師のこと)として大学病院で働き始めるまでのお話です。
- 主人公・りんと直美の出会い(第1週〜第2週)
- りんと直美がトレインドナースとなることを決意(第3週〜第4週)
- 看護学校に入学し座学が始まる(第5週〜第6週)
- 大学病院での看護実習(第7週〜第12週)
- 大学病院でトレインドナースとしての勤務が始まる(第13週)
風、薫る あらすじ(後半: 第14週から第26週まで)
朝ドラ「風、薫る」の後半は主人公・一ノ瀬りんと大家直美が別の道を歩むものの、「派出看護婦会」のトレインドナースとしてコレラや赤痢などの感染症に立ち向かうお話です。
風、薫る 各週あらすじ
風、薫る 第15週(71話〜75話)あらすじ: りんと直美が別々の道を歩み出す
りんは大学病院を退職。家族を養うために新しい職を探さなければなりません。
一方、直美もりんの後を追うように退職し、かねてからの夢であったアメリカ留学を志すようになります。しかし、直美がアメリカに渡航する直前、思わぬ出来事に巻き込まれてしまいます。
風、薫る 第14週(66話〜70話)あらすじ: りんと直美の病院内での立場が悪くなる
大学病院で、りんと直美ら看護婦に憧れる看病婦たちが、看護学の知識を得ようとして勉強を開始。といっても日中は今まで通り看護の仕事をしているため、勉強は夜中の時間に行われることに。
そのため看病婦たちは疲労困憊し、かえって彼女たちの労働条件が悪化。見かねたりんは看病婦たちの労働条件の改善を求めた建議書を病院当局に提出しますが、これがもとでりんは病院内に居づらくなります。
風、薫る 第13週(61話〜65話)あらすじ: りんと直美が大学病院で看護婦デビュー
りん・直美の他にも多江(生田絵梨花)とトメ(原嶋凛)を合わせて、「梅岡看護婦養成所」を卒業した4人が大学病院で「看護婦デビュー」。新しくやってきた看護婦たちに、従来から大学病院にいた「看病婦」たちは次第に看護婦に傾倒し始め、看護婦になろうと自ら志願し出します。
しかし、看病婦たちのこうした熱意は、りんや直美たちの運命を意外な方向へと大きく変えることになるのです。
風、薫る 第12週(56話〜60話)あらすじ: りんと直美が看護学校を卒業
りんと直美が通う看護学校は、大学病院から看護実習を受け入れてもらえなくなったため、りんと直美らが最初で最後の卒業生となってしまいました。
ただ、有力者たちの根回しもあり、りんと直美たちはその大学病院のトレインドナースとして働けることに。
風、薫る 第11週(51話〜55話)あらすじ: りんと直美が「廃娼運動」に接する
島田健次郎(佐野晶哉)が女郎・夕凪(村上穂乃佳)の心中未遂事件のことを新聞記事に掲載。
「廃娼運動」で盛り上がる世間から、夕凪を擁護する声が。しかし当の夕凪は「どちらにせよひどい世界からは抜けられない」と冷め切った態度。
政府が女郎を解放する法律を出し女遊郭を辞めさせたとしても、彼女たちには他に行くあてなどありません。りんと直美は新聞記事による「廃娼運動」の力と、その限界の両方があることを知ることになりました。
風、薫る 第10週(46話〜50話)あらすじ: りんと直美が看護の矛盾に気づく
ある患者の死と心中未遂事件をきっかけに、りんと直美ら看護学生たちの実習に試練がやってきました。
学生たちは気がつきます。病に苦しむ人を助けられない現実にこれから誰よりも多く直面する一方で、助かりたくもないと考えて辛い現実に引き戻される女郎のような人もいることに。
そんなとき、りんは「廃娼運動」という言葉を知ることになります。
風、薫る 第9週(41話〜45話)あらすじ: りんと直美が「看病婦」の実態を目の当たりに
りんと直美は外科の手術を通じて従来から存在していた「看病婦」の実態を目の当たりにします。
スキルのある看病婦たちがいる一方で、彼女たちは世間から差別の目で見られ、自分たちがしている仕事についてすっかり自信を無くしていたのです。
りんと直美は看病婦・永田フユ(猫背椿)の仕事を認めつつ、彼女の冷え切った心のうちに迫っていくことに。
風、薫る 第8週(36話〜40話)あらすじ: りんと直美が侯爵夫人の担当看護婦に
りんと直美は学生でありながら、侯爵夫人・和泉千佳子(仲間由紀恵)の担当看護婦に。
しかし千佳子は乳がんの切除手術を恐れて、病院関係者に心を開いてくれません。そこでりんは武家の娘であることや離婚したことがあるという自分の過去を語りながら、千佳子の信頼を得ることになります。
風、薫る 第7週(31話〜35話)あらすじ: りんと直美の看護実習が始まる
1888(明治21)年、大学病院においてりんと直美の看護実習が始まります。
しかし当時の病院では「看病婦」と呼ばれた患者の世話をする女性たちがすでに存在し、専門の看護知識や正規の訓練を受けたを持った「看護婦(トレインドナース)」は極めて珍しい存在でした。
そのためりんと直美をはじめとした看護学生たちは、医師・看病婦・患者など病院関係者から疎まれることになります。
風、薫る 第6週(26話〜30話)あらすじ: りんと直美が看護学に戸惑う
「梅岡看護婦養成所」にスコットランド人のバーンズ(エマ・ハワード)が看護学の教授として赴任。
しかしそもそも看護婦を見たことがないりんと直美たちは、バーンズが指導する看護学に何の意味があるのかよく分かりません。学生たちは「看護とは何か」を自らの経験で学ぶことになるのです。
風、薫る 第5週(21話〜25話)あらすじ: りんと直美が梅岡看護婦養成所で学び始める
りんと直美が入学した「梅岡看護婦養成所」で、いよいよトレインドナースになるための教育が始まります。
看護学生たちの授業は英語で書かれた看護の教科書を日本語に翻訳にするところから。しかし、英語が得意な直美でも見たことがない英単語、”observe” の意味をめぐって学生たちが対立。
風、薫る 第4週(16話〜20話)あらすじ: りんと直美が「トレインドナース」を知る
大山捨松から「トレインドナース(現在の看護師のこと)」という看護の専門職になるよう勧められるりんと直美。
最初、りんも直美も捨松の提案に消極的。しかしどちらにも「トレインドナース」になる事情を抱えており、看護学校の門を叩くことを決意します。
風、薫る 第3週(11話〜15話)あらすじ: りんと直美の新しい生活が始まる
東京の舶来品店(輸入品店)で働き始めるりん。そこに母・美津(水野美紀)と妹・安(早坂美海)も訪ねてきて東京での新しい生活が始まりました。
一方、直美は上流階級の人たちが集う「鹿鳴館」のメイドとして働くことに。貴婦人であるはずの大山捨松(多部未華子)から意外な人生観や結婚観を知ることになります。
風、薫る 第2週(6話〜10話)あらすじ: りんと直美 東京での出会い
直美の人生は相変わらず八方塞がりの状態。良縁と思って結婚したりんは酒乱の夫・亀吉(三浦貴大)が出した失火がもとで、一人娘を連れて東京へ逃げ出すことに。
りんが住み込みの仕事を探して東京の街を歩き回っていると、直美と出会うことになります。
風、薫る 第1週(1話~5話)あらすじ: 那須のりんと東京の直美が登場
那須の農村で温かい家庭に育った一ノ瀬りん(見上愛)と、東京で孤児として育った大家直美(上坂樹里)。生まれも育ちも違う2人は、自分たちが出会うとはまだ夢にも思っていません。
やがてりんには裕福な商家からの縁談話が舞い込み、直美はひそかにアメリカで生きていくことを考え始めます。
風、薫る のあらすじ概要
朝ドラ「風、薫る」はどんなドラマ?
朝ドラ「風、薫る」は、日本の近代看護の黎明期を舞台に、トレインドナース(看護師)として生きる女性たちの成長と葛藤を描いた物語です。
主人公・一ノ瀬りんと大家直美が、それぞれ異なる環境から看護の道に進み、医療現場での経験や人間関係を通して成長していく姿が丁寧に描かれます。
実在の人物をモデルにしており、史実とドラマが交差する点も大きな魅力となっています。
風、薫る 主人公
本作の主人公は、一ノ瀬りんと大家直美の2人です。
りんは栃木県那須出身の女性で、家族や時代の制約の中で看護の道を志し、自らの力で未来を切り開こうとする人物です。
一方の直美は、東京出身で身寄りのない「孤児」の生い立ちを持ちながらも、看護という仕事に強い使命感を抱き、りんとは異なる視点から医療の現場に向き合います。
なお朝ドラ「風、薫る」はバディドラマであり、「ダブルヒロイン制」つまり2人の主人公が設定されています。
風、薫る 見どころ
「風、薫る」の見どころは、黎明期にあった日本の近代看護の成立過程を背景にしたリアルな人間ドラマです。
看護という職業がまだ社会的に確立されていなかった時代に、女性たちがどのように働き、どのように評価されていったのかが描かれていきます。また、感染症との戦いや医療現場の厳しさなど、当時の社会状況も丁寧に再現。
さらに、りんと直美の関係性の変化や、それぞれの人生の選択も物語の大きな見どころとなるでしょう。
風、薫る 登場人物とキャスト
一ノ瀬りん(見上愛)
栃木県那須地域の山すその町で、元・家老の家に長女として生まれる。物心ついた頃には一家は帰農していて、細やかではあるが不自由のない暮らしに幸せを感じていた。しかしある日、コレラが町でまん延し、りんの人生の歯車が狂い始める―。
「己の良心に恥じないか」が判断基準。育ちは良いが天真らんまんで視野が狭くなりがち。いざという時に潔く思い切った行動力がある。生活のためにナースになるが、やがてナースの地位向上、病人が病を抱えながら、ありのまま生きられる世の中を見るのが夢らしきものになっていく。
大家直美(上坂樹里)
生後まもなく母親によって捨てられ、物心がついた頃にはキリスト教の牧師に育てられていた。その後、教会を転々としてきたので「家族」と呼べる存在はいない。幼い頃から何も悪いことをしていないのに貧しく恵まれない人に多く接して来たため、神も人も心から信じきれないところがある。
直美にとって信じられるのは自分の力と運。恥などいくらかいてもかまわない。プライドなど役に立たない暮らしだったため、目的のためには多少のうそやズルをもいとわない柔軟さとしたたかさがある。
一ノ瀬信右衛門(北村一輝)
那須地域にあった小藩の元家老。明治維新前に家老職を辞して農家になり、役人への誘いがあっても断り続けている。穏やかな性格で、りんと安に「自分で考えること」を教えてきた。
一ノ瀬美津(水野美紀)
那須にあった小藩の旧藩主の一族として生まれた。農家になり、明治を迎えても気位の高さは失っておらず、いざという時には自らなぎなたを振るう豪胆をもつ。一方で新しい物好きな一面も。
一ノ瀬安(早坂美海)
りんの2才下の妹。やがては良家に嫁ぎたいと思っている。家族の動向を冷静に見ている。
一ノ瀬環
りんの娘。亀吉との間にできた女の子。
吉江善作(原田泰造)
キリスト教の牧師で4年前に直美を引き取って以来、直美をそっと見守ってきた。自立したい直美の意思を尊重して別々に暮らしているが、常に直美のことは気にかけている。
メアリー(アニャ・フロリス)
直美を見守る宣教師。
奥田亀吉(三浦貴大)
りんが住む村の隣町で明治時代になって運送業をはじめ、一代で財を成した。老舗の店主たちからは冷ややかな目で見られている。
奥田貞(根岸季衣)
亀吉と二人三脚で奥田屋を大きくしてきた自負がある。周囲からの成金扱いに嫌気がさしており、家柄を手に入れたいと一ノ瀬家に縁談を申し入れる。
中村義正(小林隆)
りんの父・信右衛門に仕えていた元陪臣。明治時代になり、一ノ瀬家からは暇を出されたのち、栃木県の役人となる。一ノ瀬家には足しげく通い続けている。
竹内虎太郎(小林虎之介)
りんと同じ村の生まれで、元足軽だった竹内家の長男。りんとは幼いころから気を許せる仲ではあるが、育ちの格差を痛感している。
竹内之宣(つぶやきシロー)
元足軽で明治時代になって農家に。今でも一ノ瀬家に対しては恭しく接する癖が抜けない。
竹内栄(岩瀬顕子)
竹内家を支えるパワフルな母親。いざという時に頼りになる存在。
うなぎ店の女将(大島美幸)
うなぎ店の女将。
和菓子店の女将(義達祐未)
和菓子店の女将。
柴田屋(ザ・たっち たくや)
柴田屋。
松永屋(ザ・たっち かずや)
松永屋。
島田健次郎(佐野晶哉)
新しく生まれた言葉や外国語に造詣が深い。りんの良き相談相手になっていく。
小日向栄介(藤原季節)
とある場所で直美と“運命的な”出会いをする青年。アメリカ帰りの海軍中尉。モデルは鈴木良文(すずきよしふみ)陸軍少佐。
槇村宗一
太一の兄で東京府の役人。
槇村太一(林裕太)
島田健次郎の親友で書生。
清水卯三郎(坂東彌十郎)
日本橋で舶来品などを手広く扱う『瑞穂屋』を営む。りん、直美と深く関わりを持つようになる。
柳川文(内田慈)
瑞穂屋の店員。店の商品を誰よりも知り尽くしていて、外国人の接客もこなす。
松原喜介(小倉史也)
瑞穂屋の手代でありながら、番頭の役割も任されている。
勝海舟(片岡鶴太郎)
清水卯三郎とは旧知の仲で、瑞穂屋に時折ふらっと現れる。
大家トヨ(松金よね子)
大家直美が住む長屋の隣人。
大家キク(広岡由里子)
大家直美が住む長屋の隣人。
大家嘉平(春海四方)
大家直美が住む長屋の大家さん。
大山捨松(多部未華子)
“鹿鳴館の華”と呼ばれた、時代を象徴する貴婦人。りんと直美の人生に多大な影響を及ぼす。
大山巌(高嶋政宏)
大山捨松の夫。時の陸軍卿で、後に初代陸軍大臣となる。
松山ふさ(二田絢乃)
鹿鳴館の給仕。
河合志麻(中田青渚)
鹿鳴館の給仕。
木村佐保(井上向日葵)
鹿鳴館の給仕。
中山マツ(丸山礼)
りんの家の隣人。
中山貞三(松川尚瑠輝)
マツの夫。
真風(研ナオコ)
謎に包まれた神出鬼没の占い師。
玉田多江(生田絵梨花)
江戸時代には奥医師をしていた家に生まれ、身近に医療がある環境で育つ。優等生気質で意識が高い。それが原因で周囲と衝突することも。家族内に、とある事情を抱えて養成所に入所。
泉喜代(菊池亜希子)
同窓生の中で最年長。キリスト教をあつく信仰しており、過去に離縁している。懐が深く、静かに同窓生たちを見守る。
東雲ゆき(中井友望)
子爵の娘。ナイチンゲールに憧れて、それまで通っていた女学校から看護婦養成所に転入。おっとりしているが、危なっかしいピュアさがある。
柳田しのぶ(木越明)
大店の呉服屋の四女。西洋の本で見たナース服に憧れて養成所に。結婚はイヤ、勉強は嫌い。独特な感性は周囲を戸惑わせることも・・・。
工藤トメ(原嶋凛)
青森県出身で裕福な農家の末っ子。家族を亡くした経験をきっかけに看護婦養成所へ。困難を乗り越える根性があり、ムードメーカー的な面も。
松井エイ(玄理)
女学校の英語教員をしていたが校長に請われて急きょ、養成所の舎監兼通訳に。個性の強い面々に戸惑う日々を送る。
梶原敏子(伊勢志摩)
女学校の校長と梅岡看護婦養成所の所長を兼任。学生が導入された学校教育の黎(れい)明期に教員となった。時代を切り拓いていく女性の育成に熱心。
バーンズ(エマ・ハワード)
梅岡看護婦養成所で看護学を担当するスコットランド人教師。実は日本語も担当。
今井益男(古川雄大)
帝都医大病院外科の教授。ドイツ留学帰りのトップエリート。
藤田邦夫(坂口涼太郎)
帝都医大病院外科の助教授。りんたちと度々対立する。
黒川勝治(平埜生成)
帝都医大病院外科の助手。りんたちの“看護”を冷静に見ている。
渡辺行成(森田甘路)
帝都医大病院の副院長。事務能力に長け、病院を守ることへの意識が強い。
永田フユ(猫背椿)
帝都医大病院の看病婦(かんびょうふ)。手術の際は介助も務め、腕は一級品。
柴田万作(飯尾和樹)
帝都医大病院の用務員。病院の中でりんたちが頼れる数少ない存在。
丸山忠蔵(若林時英)
直美が実習で受け持つ患者。入院生活を経て、食に興味をもつようになる。
夕凪(村上穂乃佳)
心中未遂で帝都医大病院に搬送されてきた女郎。
三浦ツヤ(東野絢香)
帝都医大病院の看病婦。婦人科に勤めているが、子供が苦手。
永田康介(じろう)
看病婦・フユの夫。とある事情により外出できない生活を余儀なくされている。
園部弥一郎(野添義弘)
りんが実習で初めて受け持つ患者。コミュニケーションを取るのが難しいと病院内で有名。
多田重太郎(筒井道隆)
帝都医大病院の院長。“看護”に一定の理解はあるようだが、腹の底は見えない。
和泉千佳子(仲間由紀恵)
りんが受け持つことになる侯爵夫人の患者。とある事情により心を閉ざしている。和泉千佳子のモデルは三宮八重野。メアリー(アニャ・フロリス)
風、薫る モデル人物
大関和(一ノ瀬りんのモデル)
主人公・一ノ瀬りんのモデルは明治時代のトレインドナースであった大関和(1858~1932年)さんです。
大関和さんは鈴木雅さんと共に派出看護婦会である「東京看護婦会」の経営にあたり、1909(明治42)年からはキリスト教の教えを経営理念とした「大関看護婦会」を立ち上げます。
鈴木雅(大家直美のモデル)
主人公・大家直美のモデルは明治時代のトレインドナースであった鈴木雅(1857~1940年)です。
鈴木雅さんは1891(明治24)年に、日本で最初の個人経営の派出看護婦会となる「慈善看護婦会(のちに東京看護婦会と改称)」を設立したことで知られています。
大関弾右衛門増虎(一ノ瀬信右衛門のモデル)
一ノ瀬信右衛門のモデルは、大関和さんの父・大関弾右衛門増虎(だんえもんますとら)(1827~1876年)です。
大関弾右衛門増虎は幕末期の黒羽藩の国家老だった人物で、藩政改革の一環として硫黄採掘の事業に従事した人物として知られています。
大関哲(一ノ瀬美津のモデル)
一ノ瀬美津のモデルは、大関和さんの母・大関哲(てつ)です。
大関哲は、江戸時代中期以降に那須烏山藩を治めていた大久保家の娘として、黒羽藩士の大関弾右衛門増虎に嫁ぐことになりました。
大関釛(一ノ瀬安のモデル)
一ノ瀬安のモデルは、大関和さんの妹・大関釛(こく)さんです。結婚後は川原釛と名乗るようになります。
大関心(一ノ瀬環のモデル)
一ノ瀬環のモデルは、大関和さんの長女・大関心さんです。
植村正久(吉江善作のモデル)
吉江善作のモデルは、明治時代にキリスト教の伝導と指導者の養成に尽力したことで知られる植村正久(うえむらまさひさ)と考えられます。
竹内虎太郎のモデル
竹内虎太郎のモデルとなる人物は特定できません。江戸時代の黒羽藩に大勢いたであろう足軽の息子たちが、虎太郎のモデルとなっていると考えられます。
渡辺福之進豊綱(奥田亀吉のモデル)
奥田亀吉のモデルは、大関和さんと1876(明治9)年から1880(明治13)年の間、結婚していた渡辺福之進豊綱(わたなべふくのしんとよつな)であると考えられます。
鄭永慶(島田健次郎のモデル)
島田健次郎のモデルは、江戸時代を通じて長崎奉行配下の唐通詞(中国語専門の通訳官)をしていた家系に育った鄭永慶(ていえいけい)であると考えられます。
木下尚江(島田健次郎のモデル)
島田健次郎は話が進むにつれ小説家志望であることをりんに明かして、「廃娼運動」の存在を知らせることになります。そのことから島田健次郎のもう一人のモデルは、明治時代のジャーナリストで社会運動家だった木下尚江(1869~1936)年であるとも考えられます。
川原健次郎(槇村宗一のモデル)
槇村宗一のモデルは、1884(明治17)年に大関和さんの妹・大関釛さんと結婚した川原健次郎がモデルになっていると考えられます。
清水卯三郎(本人)
「風、薫る」に「瑞穂屋」の主人として登場する清水卯三郎(しみずうさぶろう)は、明治時代の学術団体である「明六社」のメンバーの1人であった清水卯三郎(1829~1910年)本人です。
勝海舟(本人)
「風、薫る」に「瑞穂屋」の客として現れる勝海舟(かつかいしゅう)は、元・幕臣で西郷隆盛と会見を行い、江戸城を無血開城に導いた勝海舟(1823~1899年)本人です。
鈴木良文(小日向栄介のモデル)
小日向栄介のモデルは、鈴木雅の夫で、西南戦争に従軍していた陸軍少佐の鈴木良文(すずきよしふみ)であると考えられます。
大山捨松(本人)
「風、薫る」に一ノ瀬りんと大家直美の大きな影響を及ぼすとされる大山捨松(おおやますてまつ)とは、明治初期に日本人女性初の海外留学生としてアメリカに留学し、黎明期の日本の看護業界に大きな貢献をした大山捨松(1860~1919年)本人です。
大山巌(本人)
「風、薫る」の大山捨松の夫として登場する大山巌(おおやまいわお)とは、明治時代から大正時代にかけて、陸軍大臣や日露戦争時の満洲軍総司令官など、陸軍の要職を歴任した大山巌(1842~1916年)本人です。
峯尾ゑい(纓)(松井エイのモデル)
松井エイのモデルは、大関和さんと鈴木雅さんが桜井女学校附属看護婦養成所(桜井看護学校)の看護学生時代に英語の教科を担当していた峯尾ゑい(纓)(みねおえい)がモデルになっていると考えられます。
矢嶋楫子(梶原敏子のモデル)
梶原敏子のモデルは、大関和さんと鈴木雅さんが桜井女学校附属看護婦養成所(桜井看護学校)の看護学生時代にその所長と桜井女学校の校長を兼任していた矢嶋楫子(1833~1925年)がモデルになっていると考えられます。
桜川里以(玉田多江のモデル)
玉田多江のモデルは、大関和さんと鈴木雅さんが桜井女学校附属看護婦養成所(桜井看護学校)の看護学生時代に同期生であった、桜川里以(さくらかわりい)がモデルになっていると考えられます。
佐藤三吉(今井益男のモデル)
今井益男のモデルは、大関和さんと鈴木雅さんがトレインドナースとして勤務していた当時、帝国大学医科大学第一医院(現在の東京大学医学部附属病院)で外科の教授兼医局長をしていた佐藤三吉(1857~1943年)がモデルになっていると考えられます。
瀬尾原始(黒川勝治のモデル)
黒川勝治のモデルは、大関和さんが新潟県の高田(現在の新潟県上越市)にある知命堂病院で看護長をしていた時に、病院長をしていた瀬尾原始(せのおげんし)がモデルになっていると考えられます。
花紫(夕凪のモデル)
夕凪のモデルは、大関和さんと鈴木雅さんがトレインドナースとなるために、帝国大学医科大学第一医院で看護実習をしていたときに、客と心中未遂をして搬送されてきた花紫(はなむらさき)という女郎がモデルになっていると考えられます。
三宮八重野(和泉千佳子のモデル)
和泉千佳子のモデルは、大関和さんがトレインドナースとなるために、帝国大学医科大学第一医院で看護実習をしていたときに担当した患者の1人で、宮内省式部官・三宮義胤の妻・三宮八重野(さんのみややえの)がモデルになっていると考えられます。
相馬愛蔵(丸山忠蔵のモデル)
丸山忠蔵のモデルは、大関和さんが帝国大学医科大学第一医院の外科看病婦取締(現在の看護師長の職に相当)に勤務していたときの患者の1人で、のちに「新宿中村屋」の創業者となる相馬愛蔵と考えられます。
マリア・T・ツルー(メアリーのモデル)
メアリーのモデルは、1874(明治7)年に来日したアメリカ人宣教師で教育者のマリア・T・ツルー(1840~1896年)と考えられます。
マリア・T・ツルーは、新栄女学校・桜井女学校(現在の女子学院中学校・高等学校の前身となった学校の1つ)・高田女学校・宇都宮女学校・女子独立学校の設立や経営など、明治時代初期において日本の女子教育や看護婦養成に尽力した人物として知られています。
アグネス・ヴェッチ(バーンズのモデル)
バーンズのモデルは、1887(明治21)年10月26日付で帝国大学医科大学第一医院の「お雇い外国人」となったアグネス・ヴェッチ(1842~1942年)がモデルになっていると考えられます。
長田銈太郎(園部弥一郎のモデル)
園部弥一郎のモデルは、フランス語が堪能で明治政府の外交官や内務参事官などを歴任した長田銈太郎(1849~1899年)がモデルになっていると考えられます。
風、薫る モデル一覧記事
以下の記事では、朝ドラ「風、薫る」に登場する人物たちで実在した人物や団体がモデルとなっている人物・団体を。一覧形式で確認することができます。
風、薫る 人物相関図
一ノ瀬家の家族関係
主人公・一ノ瀬りんは那須地域のとある小藩で家老をしていた一ノ瀬信右衛門とその妻・一ノ瀬美津の娘として誕生ししたという設定です。りんのきょうだいとして、妹の安がいます。
| 役名 | キャスト | 役柄 |
|---|---|---|
| 一ノ瀬りん (いちのせりん) | 見上愛 | 主人公 |
| 一ノ瀬信右衛門 (いちのせしんえもん) | 北村一輝 | りんの父 |
| 一ノ瀬美津 (いちのせみつ) | 水野美紀 | りんの母 |
| 一ノ瀬安 (いちのせやす) | 早坂美海 | りんの妹 |
直美の家族関係
主人公・大家直美には生まれたときから両親がおらず、教会の牧師である吉江善作が直美の親代わりとして育てられたという過去があります。
| 役名 | キャスト | 役柄 |
|---|---|---|
| 大家直美 (おおやなおみ) | 上坂樹里 | 主人公。孤児として育つ |
| 吉江善作 (よしえぜんさく) | 原田泰造 | 直美を引き取って育てた牧師 |
| メアリー (めありー) | アニャ・フロリス | 直美を見守るキリスト教の宣教師 |
奥田家の家族関係
主人公・一ノ瀬りんの縁談相手である奥田亀吉とその家族です。
| 役名 | キャスト | 役柄 |
|---|---|---|
| 奥田亀吉 (おくだかめきち) | 三浦貴大 | りんの縁談相手 |
| 奥田貞 (おくださだ) | 根岸季衣 | 亀吉の母 |
那須の人たちの人間関係
主人公・一ノ瀬りんは栃木県の那須出身です。その那須には旧幕時代には一ノ瀬家とは、主従の関係であった人たちや、地元の町の人たちが登場します。
| 役名 | キャスト | 役柄 |
|---|---|---|
| 中村義正 (なかむらよしまさ) | 小林隆 | 一ノ瀬家の元・陪臣 |
| 竹内虎太郎 (たけうちこたろう) | 小林虎之介 | りんの幼なじみ |
| 竹内之宣 (たけうちゆきのぶ) | つぶやきシロー | 虎太郎の父 |
| 竹内栄 (たけうちさかえ) | 岩瀬顕子 | 虎太郎の母 |
| うなぎ店の女将 | 大島美幸 | 那須の人たち |
| 和菓子店の女将 | 義達祐未 | 那須の人たち |
| 柴田屋 | たくや (ザ・たっち) | 那須の人たち |
| 松永屋 | かずや (ザ・たっち) | 那須の人たち |
東京の人たちの人間関係
一ノ瀬りんはやがて那須から東京に移住します。そのりんと大家直美と交わることになる東京の人たちです。
| 役名 | キャスト | 役柄 |
|---|---|---|
| 島田健次郎 (しまだけんじろう) | 佐野晶哉 | りんの良き相談相手 |
| 小日向栄介 (こひなたえいすけ) | 藤原季節 | アメリカ帰りの海軍中尉 |
| 槇村太一 (まきむらたいち) | 林裕太 | 島田健次郎の親友 |
| 清水卯三郎 (しみずうさぶろう) | 坂東彌十郎 | 瑞穂屋の主人 |
| 柳川文 (やながわふみ) | 内田慈 | 瑞穂屋の店員 |
| 松原喜介 (まつばらきすけ) | 小倉史也 | 瑞穂屋の手代 |
| 勝海舟 (かつかいしゅう) | 片岡鶴太郎 | 卯三郎とは旧知の仲 |
| 大家トヨ (おおやとよ) | 松金よね子 | 大家直美が住む長屋の隣人 |
| 大家キク (おおやきく) | 広岡由里子 | 大家直美が住む長屋の隣人 |
| 大家嘉平 (おおやかへい) | 春海四方 | 大家直美が住む長屋の大家さん |
| 中山マツ (なかやままつ) | 丸山礼 | りんの家の隣人 |
| 真風/語り (まじ) | 研ナオコ | 謎に包まれた神出鬼没の占い師 |
鹿鳴館関係者の人間関係
西洋人たちをもてなすために建設された「鹿鳴館」に関わる人たち。のちにトレインドナースとなる、一ノ瀬りんと大家直美たちに大きな影響を及ぼすのでしょう。
| 役名 | キャスト | 役柄 |
|---|---|---|
| 大山捨松 (おおやますてまつ) | 多部未華子 | 「鹿鳴館の華」。りんと直美の人生に多大な影響を及ぼす |
| 大山巌 (おおやまいわお) | 高嶋政宏 | 大山捨松の妻。のちの陸軍大臣 |
| 松山ふさ (まつやまふさ) | 二田絢乃 | 鹿鳴館の給仕 |
| 河合志麻 (かわいしま) | 中田青渚 | 鹿鳴館の給仕 |
| 木村佐保 (きむらさほ) | 井上向日葵 | 鹿鳴館の給仕 |
梅岡看護婦養成所の人間関係
一ノ瀬りんと大家直美はやがてトレインドナースとなるために「梅岡看護婦養成所」に入学することになります。2人がその看護婦養成所で出会う、同期の看護学生たち・教師・所長です。
| 役名 | キャスト | 役柄 |
|---|---|---|
| 玉田多江 (たまだたえ) | 生田絵梨花 | 養成所の看護学生 |
| 泉喜代 (いずみきよ) | 菊池亜希子 | 養成所の看護学生 |
| 東雲ゆき (しののめゆき) | 中井友望 | 養成所の看護学生 |
| 柳田しのぶ (やなぎたしのぶ) | 木越明 | 養成所の看護学生 |
| 工藤トメ (くどうとめ) | 原嶋凛 | 養成所の看護学生 |
| 松井エイ (まついえい) | 玄理 | 梅岡女学校の英語教師兼養成所の舎監 |
| 梶原敏子 (かじわらとしこ) | 伊勢志摩 | 梅岡女学校の校長兼養成所所長 |
| バーンズ (ばーんず) | エマ・ハワード | 看護婦養成所の教師 |
帝都大医院の人間関係
看護学生である一ノ瀬りんと大家直美は、やがて帝都大医院で看護実習をすることに。2人は帝都医大病院では外科医局長・外科の医師・外科担当の看病婦・職員、さらに病院に入院する患者たちなどに出会うことになります。
| 役名 | キャスト | 役柄 |
|---|---|---|
| 今井益男 (いまいますお) | 古川雄大 | 帝都大病院外科の教授 |
| 藤田邦夫 (ふじたくにお) | 坂口涼太郎 | 帝都医大病院外科の助教授 |
| 黒川勝治 (くろかわかつじ) | 平埜生成 | 帝都医大病院外科の助手。 |
| 渡辺行成 (わたなべゆきなり) | 森田甘路 | 帝都医大病院の副院長 |
| 永田フユ (ながたふゆ) | 猫背椿 | 帝都医大病院の看病婦 |
| 柴田万作 (しばたまんさく) | 飯尾和樹 | 帝都医大病院の用務員 |
| 丸山忠蔵 (まるやまちゅうぞう) | 若林時英 | 帝都医大病院の患者 |
| 夕凪 (ゆうなぎ) | 村上穂乃佳 | 帝都医大病院の患者 |
| 三浦ツヤ (みうらつや) | 東野絢香 | 帝都医大病院の看病婦 |
| 永田康介 (ながたこうすけ) | じろう | 看病婦・フユの夫 |
| 園部弥一郎 (そのべやいちろう) | 野添義弘 | 帝都医大病院の患者 |
| 多田重太郎 (ただじゅうたろう) | 筒井道隆 | 帝都医大病院の院長 |
| 和泉 千佳子 (いずみちかこ) | 仲間由紀恵 | 帝都医大病院の患者 |
風、薫る 各週の人物相関図
朝ドラ「風、薫る」の各話の人物相関図は下記の記事が参考になるでしょう。
風、薫る 前半(1週〜13週)の人物相関図
- 風、薫る キャスト 相関図 第1週
- 風、薫る キャスト 相関図 第2週
- 風、薫る キャスト 相関図 第3週
- 風、薫る キャスト 相関図 第4週
- 風、薫る キャスト 相関図 第5週
- 風、薫る キャスト 相関図 第6週
- 風、薫る キャスト 相関図 第7週
- 風、薫る キャスト 相関図 第8週
- 風、薫る キャスト 相関図 第9週
- 風、薫る キャスト 相関図 第10週
- 風、薫る キャスト 相関図 第11週
- 風、薫る キャスト 相関図 第12週
- 風、薫る キャスト 相関図 第13週
風、薫る 後半(14週〜26週)の人物相関図
風、薫る ネタバレと結末・関連記事(用語説明)
風、薫る ネタバレ記事(最終回まで)
NHKの2026年前期朝ドラ「風、薫る」の1話から最終回までの1話から最終回までのネタバレや吹き出し、主人公・一ノ瀬りんと大家直美のモデルとなった、大関和さんや鈴木雅さんの史実や結末の詳細な解説については下記の記事を参考になるでしょう。
風、薫る 用語説明(トレインドナース・派出看護婦・派出看護婦会)
朝ドラ「風、薫る」が物語のテーマとしているのは、明治時代の看護師たちです。明治時代の看護業界には現代の日本人にとって聞き慣れない「トレインドナース」・「派出看護婦」・「派出看護婦会」という言葉が頻繁に登場するでしょう。
「風、薫る」のドラマの中で登場する単語の意味などについては下記の記事が参考になります。
朝ドラ 風、薫る あらすじ全話まとめ 参考文献
風、薫る ガイドブック
朝ドラ「風、薫る」のあらすじ・登場人物・キャストなどについては以下の書籍を参考文献としています。
風、薫る 原案
またNHKは朝ドラ「風、薫る」に原作作品がないオリジナルドラマであると発表していますが、ドラマを制作するにあたって以下の小説が原案となっていることも明かしています。
