「風、薫る」第8週は、患者の本音と向き合う看護が問われます。
→ 和泉千佳子の担当を通して、“寄り添う看護”の意味が試される週です。
帝都医科大学附属病院では、りんが侯爵夫人・千佳子の担当に抜擢されます。
しかし千佳子は手術を拒絶し、りんに心のうちを開いてくれません。
それでも向き合い続けた先で、千佳子が抱える“手術を拒む本当の理由”が明かされ、看護とは単なる処置ではなく「心に寄り添うこと」であると浮き彫りになっていきます。
▼第8週の注目人物
・和泉千佳子(仲間由紀恵)
→ 和泉千佳子の人物像・病状と看護の転機
・一ノ瀬美津(水野美紀)
→ 一ノ瀬美津の人物像と家族・価値観
・島田健次郎(佐野晶哉)
→ 島田健次郎の役割と結婚・りんとの人間関係
・槇村宗一(キャスト未発表)
→ 槇村宗一とは何者か・物語での立ち位置
▼第8週の舞台(重要ポイント)
・帝都医科大学附属病院とは
→ 看護実習と患者対応が行われる中心舞台
・瑞穂屋とは
→ 商人・清水卯三郎を介して人間関係と縁談が動くもう一つの重要拠点
※病院(看護)と瑞穂屋(人間関係)が並行して描かれ、物語が大きく広がる週です。
▼要点まとめ(3秒)
・千佳子の看護担当にりんが抜擢
・看護を拒絶する患者との対立
・“寄り添う看護”の本質が描かれる
→ 風、薫る ネタバレ最終回と全話あらすじまとめ
→ 風、薫る 全話あらすじ一覧と結末の流れ
結論: 風、薫る 第8週はどうなる?
りんと直美は乳がんの切除手術を受けるために入院した侯爵夫人・和泉千佳子の看護を任されることになりました。
千佳子は手術を拒否し心を閉ざすことになりますが、りんが千佳子の家族に事情を説明することで、千佳子は心を開き、手術を受けることを承諾します。
風、薫る 第8週の重要ポイントまとめ
りんと直美が千佳子の看護を任された本当の理由
りんが千佳子の担当看護婦となった理由は、「家老の娘」だったからです。
しかし「家老の娘」というのは表向きの理由で、侯爵夫人である千佳子の機嫌を損ねたときは、すべてを看護学生のせいにするという病院当局の思惑があります。
りんが千佳子の心に寄り添う
りんが「家老の娘」というだけでは、千佳子は心を開いてくれません。
しかしりんが自分が武家の出であること、夫と離縁したことなどを身の上話をし寄り添っていくうちに、やがて千佳子はりんや直美に心を開くようになります。
風、薫る 第8週(36話・37話・38話・39話・40話) あらすじと吹き出し
風、薫る 36話 あらすじ(5月18日月曜日)
外科の医師たちが、りん(見上愛)と直美(上坂樹里)が侯爵夫人・和泉千佳子(仲間由紀恵)の付き添い看護婦にしようと提案しますが、バーンズ(エマ・ハワード)は反対。何かあったときに「看護学生のせいだ」と言い逃れをする病院側の魂胆がみえみえだったからです。
それでもなおりんと直美は千佳子の看護を志願するのでした。
風、薫る 37話 あらすじ(5月19日火曜日)
医師たちが千佳子に病状の説明を始めると、千佳子の表情はこわばり始めます。りんはわざと物を落として説明を中断させ、千佳子はりんと2人きりになったことを見計らって、苦しい胸の内を明かします。
千佳子は武家の出身であることを教えてくれ、りんも武家の出身であることを伝えて、千佳子は心を開き始めますが、手術を拒否する理由だけはどうしても教えてくれませんでした。
風、薫る 38話 あらすじ(5月20日水曜日)
「瑞穂屋」で槇村太一(林裕太)が兄の槇村宗一を連れてやってきました。美津(水野美紀)は槇村宗一が東京府の役人で、独身であることを知ると、安(早坂美海)の結婚相手として目につけます。
一方、直美が双六を買うために商店街を歩いていると、初老の男性から「夕凪か」と声をかけられます。
風、薫る 39話 あらすじ(5月21日木曜日)
翌日、病室で双六をするりんと千佳子。りんが夫と離縁して娘がいることを話すと、千佳子が手術を拒否する理由が話してくれました。乳がん切除手術のために胸が無くなってしまうことを恐れていたのでした。
風、薫る 40話 あらすじ(5月22日金曜日)
「家族の応援があれば」と直美はバーンズの許可を得た上で、千佳子の気持ちを夫の元彦に説明。元彦は千佳子に手術を受けてもらうよう説得。千佳子は元彦の説得を聞いて、手術を受ける決意をしてくれました。
その手術には「勉強のため」ということで、りんも立ち会うことに。
風、薫る 第8週 吹き出し
りんは千佳子の心に寄り添い、やがて千佳子が手術を拒否する本当の理由が明かされます。
「こんな歳になっても、私、私、哀しいの。胸がなくなるのが。胸のない私で夫の隣にいるのが悲しくて恥ずかしくて…」
吹き出しにある千佳子のセリフは第8週で最も注目されるセリフになるのではないでしょうか。
風、薫る 第8週(36話・37話・38話・39話・40話) ネタバレ
和泉千佳子のモデル・三宮八重野について
「風、薫る」の第8週でクローズアップされる、侯爵夫人の和泉千佳子とは、一ノ瀬りんのモデルとなった大関和さんが、帝国大学医科大学第一医院(現在の東京大学医学部附属病院)で看護実習をしているときに実際に担当した三宮八重野(さんのみややえの)がモデルになっていると考えられます。
三宮八重野は、宮内省式部長・三宮義胤(さんのみやよしたね)の妻で、1888(明治21)年4月6日に帝大医院で乳がんの手術を受けるために入院。
八重野は帝大医院の中でも特別仕様の個室に入り、病室の調度品は全て銀器であつらえられたもの。しかも昭憲皇太后(明治天皇の皇后)から派遣された名代が、ときおりお見舞いにやってくるという破格の患者だったようです。
「家老の娘」である大関和さんの看護プロフィール
また一ノ瀬りんは「武家の娘」ということで和泉千佳子の担当看護婦になりますが、大関和さんが看護学生ながら三宮八重野の付添い看護婦に選ばれたのもやはり「家老の娘」であったことに関係しているでしょう。
「家老の娘」とは大関和さんの父・大関弾右衛門増虎(「風、薫る」の一ノ瀬信右衛門のモデル)が、幕末期の下野国の黒羽藩において国家老を務めていたことを指しています。
また、その付添い看護婦には、まだ生徒である大関和が選ばれた。和が選ばれることになったのは、その優秀さもあったかもしれないが、家老の娘という出自の故であった可能性もある。
さらに大関和さんは「家老の娘」という出自から、政界・官界・財界・教育界などに影響を及ぼすことができる「重鎮」や「有名人」たちの看護を引き受けることが多々あったようです。
風、薫る 第8週 キャスト・相関図
「風、薫る」第8週の人間関係が分かるキャスト相関図はこちら
風、薫る 全話あらすじと最終回までのネタバレ
風、薫る ネタバレ
また「風、薫る」の最終回までのネタバレや登場人物の結末などを最速で知りたい方は下記の記事を参考にしてください。
→ 1分で分かる「風、薫る」のネタバレ・最終回・登場人物の結末
風、薫る あらすじ
朝ドラ「風、薫る」の全体あらすじや、ストーリー構造を知りたい方は、下記の記事が参考になるでしょう。
→「風、薫る」の全体あらすじのまとめや前半・ストーリーの流れはどうなる?
風、薫る 第8週(36話・37話・38話・39話・40話) 関連記事と参考文献
風、薫る 第8週 関連記事
第8週でクローズアップされる和泉千佳子のモデルと考えられる三宮八重野の人物プロフィールや、その後の結末については下記の記事でまとめています。
また大関和さんが看護を担当した有名人たちについては下記の記事で紹介しています。合わせて参考にしてください。
風、薫る 第8週 参考文献
今回の記事は以下の書籍を参考文献としています。なお「明治のナイチンゲール 大関和物語」は朝ドラ「風、薫る」の原案となっています。
- 吉瀬智子 連続テレビ小説 風、薫る Part1 NHKドラマ・ガイド NHK出版
- 亀山美知子 大風のように生きて: 日本最初の看護婦大関和物語 ドメス出版
- 田中ひかる 明治のナイチンゲール 大関和物語 (中公文庫)
- 宮田茂子 《新装版》「大関和」を通して見た日本の近代看護【真説】国家的セクハラを受けた職業集団 星湖舎
