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風、薫る 和泉千佳子は誰?モデル三宮八重野と史実・役柄を解説

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和泉千佳子は乳がん手術を通して物語の重要な局面を担います。

仲間由紀恵さんが演じる千佳子は、患者として看護の現実を描く存在です。
「モデルや史実」を知りたい方はこちらをご覧ください。

和泉千佳子のモデル・三宮八重野の史実

本記事では、手術・結末・役割を解説します。

  • 病気:乳がん
  • 展開:手術が転機
  • 結末:未確定

モデルの人物・三宮八重野が「風、薫る」に登場する意味とは?

目次

結論:和泉千佳子のモデルは誰?

和泉千佳子(いずみちかこ)のモデルは三宮八重野(さんのみややえの)です。

三宮八重野は、宮内省式部長を務めていた三宮義胤(さんのみやよしたね)の妻で、1888(明治21)年4月6日に、帝国大学医科大学附属病院(現在の東京大学医学部附属病院)において、乳がんの手術を受けた実在人物として知られています。

・モデル:三宮八重野
・時代:明治時代
・特徴:乳がん手術を受けた政府高官の妻

和泉千佳子とは?(ドラマでの人物像)

侯爵夫人として登場する重要人物

「風、薫る」で仲間由紀恵さんが演じる和泉千佳子とは、第7週で乳がん切除の手術を受けるため帝都医科大学付属病院に入院する患者として登場します。

「風、薫る」における帝都医科大学附属病院の設定や意味
帝都医科大学附属病院のモデルと史実はこちら
帝都医科大学附属病院はどうなる?結末ネタバレ

第7週〜第9週で大学病院に入院

和泉千佳子は第7週の終わりごろに病院に入院。しかし乳がん手術で乳房を失うことを恐れて、なかなか手術を受け入れようとしません。

そこで千佳子の担当看護婦となったりんは、自分の身の上話をしながら、千佳子の頑なな心を開こうとします。

仲間由紀恵の役どころ

和泉千佳子を演じる仲間由紀恵さんは、侯爵夫人という役どころです。そのため入院する際には、病院関係者全員が総出で出迎えられるなど、特別待遇の患者として描かれます。

三宮八重野と大関和の史実エピソード

三宮八重野の担当看護婦は大関和さんに

和泉千佳子のモデルと考えられる実在した三宮八重野は、1888(明治21)年4月6日に乳がんの手術を受けるため、帝国大学医科大学第一医院(現在の東京大学医学部附属病院)に入院しました。

手術そのものは「お雇い外国人」であったドイツ人医師のスクリバ教授が担当しましたが、その付き添い看護婦としてりんのモデルとなった大関和さんが選ばれました。

当時、大関和さんは看護実習生だったにも関わらず、三宮八重野の担当看護婦に選ばれた理由は、「家老の娘」という出自があったからではないかと指摘されています。

また、その付添い看護婦には、まだ生徒である大関和が選ばれた。和が選ばれることになったのは、その優秀さもあったかもしれないが、家老の娘という出自の故であった可能性もある。

亀山美知子 「大風のように生きて: 日本最初の看護婦大関和物語」 ドメス出版 42ページ

三宮八重野の回復のために祈りを捧げていた大関和

また大関和さんは1887(明治20)年3月には牧師・植村正久「風、薫る」の吉江善作のモデル)の導きにより受洗をして、クリスチャンとなっていました。

そのため大関和さんは、受け持ち患者となった三宮八重野が無事回復するように、本郷春木町の中央教会堂で祈りを捧げることに。

このエピソードは今回の記事を書くにあたって参考とした文献である「大風のように生きて: 日本最初の看護婦大関和物語」・「明治のナイチンゲール 大関和物語」のどちらにも記述されています。

和は八重野の無事な経過を祈るため、同級生の広瀬うめとともに、毎朝三時に起きて本郷春木町の中央教会堂に通った。ときには警官に怪しまれ事情を聴かれることもあったという(同前紙)。和は、毎日午前六時から八時まで八重野に付添い、寄宿舎に帰り着いたときには、緊張と疲労で口もきけないほどぐったりしていた。

亀山美知子 「大風のように生きて: 日本最初の看護婦大関和物語」 ドメス出版 42ページ

大関和を介した花魁・花紫との交流

「風、薫る」の第11週では夕凪(村上穂乃佳)という女郎が、客と無理心中をさせられて帝都医科大学附属病院に搬送されるというエピソードが描かれます。

「風、薫る」のガイドブックに掲載されている「あらすじ」によると、和泉千佳子と夕凪が直接交流する場面は描かれていません。

しかし三宮八重野は花紫という名前の実在した花魁が、心中未遂を起こした末に入院したことを知っており、担当看護婦の大関和さんを介してお見舞いをしていました。

そんな折、心中未遂事件を起こして花魁の花紫が病院に担ぎ込まれて来た。三宮八重野の耳にもその噂が入ると、八重野は菓子や花などを託し、花紫を見舞わせるとともに、キリスト教の愛に導くようにと言った。和は花紫を枕元に訪ねるたび、八重野の言葉を伝えたのだった。幸い、花紫の傷も癒え、退院する日、彼女は八重野の病室に礼を述べに来て、これからは堅気な暮らしをすると約束して帰っていった。和は感動して、花紫の帰っていく姿を見送ったものだった。

亀山美知子 「大風のように生きて: 日本最初の看護婦大関和物語」 ドメス出版 43ページ

大関和さんは「家老の娘」ということで三宮八重野の付添い看護婦に選ばれた可能性が高いと述べました。

しかし西洋人であった三宮八重野とクリスチャンであった大関和さんは、キリスト教を通じてお互いの気持ちを通じ合わせることもできていたのかもしれません。

和泉千佳子の結末(公式ガイドブックより)

「風、薫る」のNHK公式ガイドブックに掲載されている「あらすじ」によると、和泉千佳子は大学病院で乳がんの切除手術を受け、その後無事退院する流れです。

さらにはりんに恩義を感じた千佳子は侯爵夫人ならではの「恩返し」をすることになっています。

和泉千佳子の結末ネタバレ詳細はこちら

和泉千佳子はどうなる?

頑なに心を閉ざす和泉千佳子はどうやって心を開き、手術を受けることになったのでしょうか?その影にはりんが親身になって寄り添った努力の跡が見られます。

風、薫る 和泉千佳子はどうなる?りんが接した態度とは

和泉千佳子が登場する第7週から第9週までの展開

「風、薫る」の和泉千佳子は、主に第7週の後半から第9週の前半にかけて登場します。各週のあらすじ・ネタバレと和泉千佳子の心境の変化については下記の記事が参考になるでしょう。

「風、薫る」第7週: 和泉千佳子の入院
「風、薫る」第8週: 和泉千佳子の手術までの葛藤
「風、薫る」第9週: 和泉千佳子の手術と退院

風、薫るのネタバレ・あらすじを知りたい方へ

最終回までのネタバレはこちら

→ 1分で分かる「風、薫る」のネタバレ・最終回・登場人物の結末

全話あらすじはこちら

「風、薫る」の全体あらすじのまとめや前半・ストーリーの流れはどうなる?

風、薫る 和泉千佳子 どうなる 関連記事と参考文献

風、薫る 和泉千佳子 どうなる 関連記事(モデル一覧と人間関係)

朝ドラ「風、薫る」の登場人物には、和泉千佳子のモデルとなった三宮八重野の他にも、実在した人物がモデルとなっている人物が多数含まれています。その「モデル一覧」については下記の記事で詳しく紹介しています。

風、薫る モデル一覧 一ノ瀬りんは大関和 大家直美は鈴木雅

また上述した文章の中に「家老の娘」という言葉があります。

これは大関和さんは、戦国時代から明治維新まで栃木県黒羽の地を治めていた大関氏の末裔で、その父・大関弾右衛門増虎(「風、薫る」の一ノ瀬信右衛門のモデル)は幕末期の黒羽藩で国家老を務めていたことに由来します。

「風、薫る」における一ノ瀬信右衛門がどんな人物で、またそのモデルとなった大関弾右衛門増虎の人物エピソードについては下記の記事がそれぞれ参考になります。

風、薫る りんの父・一ノ瀬信右衛門とは?
大関和の父・大関弾右衛門増虎のエピソード

風、薫る 和泉千佳子 どうなる 参考文献

なお今回の記事を作成するにあたって、下記の文献を参考にしています。これらのうち「明治のナイチンゲール 大関和物語」はNHKの朝ドラ「風、薫る」の原案となっている本です。

著:田中ひかる
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NHK出版
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