朝ドラ「ブラッサム」で主人公・葉野珠の父親として登場するのが、渡部篤郎さん演じる葉野清治(はのきよじ)です。
葉野清治は、岩国でも有数の蔵元「葉野酒蔵」の長男でありながら実家を継がず、娘・珠をはじめ家族へのしつけに厳しい父親として描かれます。
モデルとなったのは、主人公・葉野珠のモデルである宇野千代の父・宇野俊次(1855〜1913年)と考えられます。
本記事では、渡部篤郎さん演じる葉野清治の役どころや、モデルと考えられる宇野俊次との共通点・違い、今後どのような人物として描かれるのかを史実をもとに詳しく解説します。
▼要点まとめ
・葉野清治は主人公・葉野珠の父親
・モデルは宇野千代の父・宇野俊次と考えられる
・岩国の蔵元という設定など史実との共通点がある
・ドラマでは宇野俊次とは異なる設定も見られる
→ 朝ドラ「ブラッサム」とは?
→ ブラッサムのモデル一覧
→ ブラッサム 葉野珠のモデルは宇野千代
→ 宇野千代の父・宇野俊次とは?
結論|葉野清治のモデルは宇野俊次
葉野清治(渡部篤郎)は、主人公・葉野珠の父親です。
モデルとなったのは、宇野千代の父・宇野俊次と考えられます。
宇野俊次は山口県岩国の酒造業・宇野家の出身で、宇野千代の人格形成や人生に大きな影響を与えた人物です。
NHKが公開した葉野清治の設定にも、
・岩国でも有数の蔵元の長男
・実家を継がない
・娘へのしつけに厳しい
など、宇野俊次との共通点が数多く見られます。
一方で、ドラマ独自の設定もあるため、史実をもとに再構成された人物と考えられます。
→ 朝ドラ「ブラッサム」とは?
→ ブラッサムのモデル一覧
→ ブラッサム 葉野珠のモデルは宇野千代
→ 宇野千代の父・宇野俊次とは?
ブラッサムでの葉野清治とは?
葉野清治(渡部篤郎)は、岩国でも有数の蔵元「葉野酒蔵」の長男です。
本来であれば実家の事業を継ぐ立場ですが、実家を継がずに暮らしています。
家庭では娘・葉野珠をはじめ家族へのしつけに厳しく、主人公・珠の人格形成にも大きな影響を与える父親です。
ドラマ序盤では、珠の人生を方向づける重要人物として描かれると考えられます。
→ ブラッサム 葉野珠のモデルは宇野千代
→ 幼少期の葉野珠(村上蘭)(子役)とは?
ブラッサム 葉野清治役・渡部篤郎
ブラッサム 葉野清治 役 渡部篤郎さんのプロフィールと役柄
葉野清治を演じるのは、実力派俳優の渡部篤郎さんです。
渡部さんは数多くの映画やドラマに出演してきましたが、「ブラッサム」が連続テレビ小説への初出演となります。
本作では、主人公・葉野珠の父・葉野清治を演じます。岩国でも有数の蔵元「葉野酒蔵」の長男でありながら実家を継がず、娘・珠をはじめ家族へのしつけに厳しい父親です。
渡部篤郎さん コメント
渡部さんは出演決定に際し、「40年近く俳優をやってきて、まさかの初の朝ドラ、そしてヒロインの父親役。ようやくご縁をいただけたのだなという思いです」と喜びを語っています。
また、「脚本に描かれたものをきちんと演じることに集中し、皆さまのご期待に添えられるように精一杯努めたい」とコメントしており、朝ドラ初出演でどのような父親像を見せてくれるのかにも注目です。
ブラッサム 葉野清治のモデル・宇野俊次とは?
家庭では厳格な父 花街ではひょうきんな遊び人
宇野俊次は、小説家・宇野千代の父です。
山口県岩国で有数の分限者(大金持ち)であった宇野家の次男として生まれ、その後は分家である宇野熊太郎家の養子となりました。
そのため、酒造業に生まれながらも実家の酒造業を継ぐことはありませんでした。
家庭では厳格な父親として知られる一方、花街では「ひょうきんな遊び人」として有名で、内と外で異なる顔を持つ人物であったと伝わっています。
→ 宇野千代の家系図
宇野千代に藤村亮一との結婚することを命じる
また、宇野俊次は娘・宇野千代の結婚にも大きな影響を与えました。
1915(大正4)年、宇野千代は従兄・藤村亮一と最初の結婚をしていますが、この結婚は宇野俊次が娘に命じた縁談でした。
宇野千代自身はこの結婚を望んでいたわけではなく、父の意向を受け入れる形で結婚しています。
しかし、その後まもなく離婚し、作家として自らの人生を切り開いていくことになります。
→ 宇野千代の父・宇野俊次とは?
→ 宇野千代の最初の夫・藤村亮一とは?
葉野清治のモデルが宇野俊次と考えられる理由
葉野清治と宇野俊次には、多くの共通点があります。
岩国の酒造業の家に生まれた
葉野清治は、岩国でも有数の蔵元「葉野酒蔵」の長男です。
宇野俊次も岩国の酒造業・宇野家の出身でした。
ともに岩国の酒造業に生まれ育ったことが、大きな共通点です。
家業を継いでいない
葉野清治は蔵元の長男でありながら、実家を継いでいません。
宇野俊次も代々にわたって酒造業を営む家に誕生。しかし次男であり、かつ分家の養子となったため、実家の酒造業を継いでいません。
家業を継がなかったという点は共通していますが、その理由には違いがあります。
→ 宇野千代の家系図
娘に厳しい父親
NHKでは、葉野清治は家族へのしつけに厳しい父親として紹介されています。
宇野俊次も厳格な父親として知られ、宇野千代の幼少期や人生に大きな影響を与えました。
特に宇野千代の最初の結婚では、父として従兄・藤村亮一との結婚を命じるなど、娘の人生を左右する重要な決断にも関わっています。
葉野珠の人生を大きく左右する父親として描かれると考えられます。
→ 宇野千代の最初の夫・藤村亮一とは?
→ 宇野千代の4人の夫と同棲相手
葉野清治と宇野俊次の違い
葉野清治は宇野俊次がモデルと考えられますが、両者は完全に同じ人物ではありません。
最も大きな違いは、家族内での立場です。
葉野清治は蔵元の長男ですが、宇野俊次は酒造業を営む宇野本家の次男でした。
また、宇野俊次は分家である宇野熊太郎家の養子になったため、実家の酒造業を継いでいません。
一方、ドラマでは「長男でありながら家業を継がない」という設定に変更されています。
このように朝ドラ「ブラッサム」は史実をそのまま再現するのではなく、ドラマとして分かりやすく人物設定を再構成していることが分かります。
葉野清治はどうなる?
現時点では、NHKから葉野清治のその後については発表されていません。
しかし、モデルとなった宇野俊次は1913(大正2)年、宇野千代が16歳の時に病気で亡くなっています。
そのため、ドラマでも史実を大きく踏襲するのであれば、葉野清治も物語序盤で退場する可能性があります。
放送開始後は、実際のストーリーに合わせて「どうなるのか」「退場時期」「史実との違い」についても随時更新します。
葉野清治 関連記事
ブラッサム モデル一覧
「ブラッサム」では葉野清治以外にも多くの登場人物が実在した人物をモデルにしていると考えられます。
その登場人物と実在人物を比較して一覧にした表などについては下記の記事が参考になります。
宇野千代の父・宇野俊次
「ブラッサムの父」である葉野清治のモデルは、宇野千代の父・宇野俊次がモデルになっていると考えられます。
その宇野俊次については下記の記事で詳しく紹介しています。
葉野珠(村上蘭・石橋静河)
葉野珠(村上蘭・石橋静河)は、葉野清治の長女で、前妻の間にできた子供という設定です。
→ ブラッサム 葉野珠のモデルは宇野千代
→ 幼少期の葉野珠(村上蘭)(子役)とは?
→ 青年期の葉野珠(石橋静河)とは?
葉野リョウ(国仲涼子)
葉野リョウ(国仲涼子)は葉野清治の後妻です。
主人公・葉野珠から見ると、継母にあたります。
葉野守(日向亘)
葉野守(日向亘)は葉野清治と葉野リョウの間にできた最初の子供です。
主人公・葉野珠から見ると、異母弟にあたります。
葉野俊子(伊東蒼)
葉野俊子(伊東蒼)は葉野清治と葉野リョウの間にできた2番目の子供です。
主人公・葉野珠から見ると、異母妹にあたります。
葉野英男(藤原大祐)
葉野英男(藤原大祐)は葉野清治と葉野リョウの間にできた3番目の子供です。
主人公・葉野珠から見ると、異母弟にあたります。
ブラッサム 作品紹介
朝ドラ「ブラッサム」とは?
作品概要やキャスト、主人公・葉野珠のモデルとなった宇野千代について紹介します。
ブラッサム あらすじ
朝ドラ「ブラッサム」の最新話から第1話までのあらすじを随時更新します。
→ ブラッサム あらすじ全話一覧(準備中)
ブラッサム ネタバレ最終回まで
朝ドラ「ブラッサム」の最終回までのネタバレや結末予想を紹介します。
→ ブラッサム ネタバレ最終回まで(準備中)
ブラッサム モデル 宇野千代 関連記事
宇野千代とは
朝ドラ「ブラッサム」の主人公・葉野珠のモデルとなった宇野千代を紹介します。
→ 宇野千代とは誰?
宇野千代 家系図
宇野千代の父・母・兄弟など、家族構成を家系図とともに紹介します。
→ 宇野千代の家系図
宇野千代の4人の夫
生涯で4回の 結婚と1回同棲を経験した宇野千代の夫たちや男性関係について紹介します。
宇野千代 子供
子供のいなかった宇野千代が「我が子同然」に思った人物たちについて紹介します。
→ 宇野千代の子供
参考文献
今回の記事は以下の書籍を参考としています。
- 宇野千代・小林庸浩 宇野千代 女の一生 新潮社
- 宇野千代 生きて行く私 (角川文庫)
- 工藤美代子 愛して生きて-宇野千代伝 (中公文庫 く 16-9)
- 宇野千代 宇野千代全集 第12巻 随筆 中央公論新社
