あんぱん 第6週 あらすじ 26話から30話
あんぱん 26話 あらすじ
1937(昭和12)年の春、柳井崇(北村匠海)は、第5週の入学試験に合格した東京高等芸術学校に入学。図案科の教室には受験会場で見かけた辛島健太郎(高橋文哉)の姿も。そこに図案科教師の座間晴斗(山寺宏一)がやってきます。
座間は「君たちの将来は真っ白だ。何色に染まるかは、君ら次第だ」と言って、心と体で世の中を感じてこいと崇や健太郎ら学生たちを銀座へ行かせようとします。
一方、高知で女子師範学校の2年生になった朝田のぶ(今田美桜)。同級生の小川うさ子(志田彩良)とともに、教師の黒井雪子(瀧内公美)から、学校を卒業したあとにどんな教師になりたいのか厳しく問われます。
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あんぱん 30話 あらすじ
図案コンクールに応募した崇は、作品が佳作に選ばれて賞金50円を手にします。そのお金でもってのぶの近況を知るために、東京から高知の御免与町へ電話をかけることに。
しかしこれまでの文通で、崇の考え方と自分の考え方にすれ違いがあることを感じていたのぶは、電話口でどんちゃん騒ぎになっている崇の様子を聞いて、ますます腹が立ち「たっすいがーのドアホ!」と怒鳴ってしまいます。
豪のように崇と同世代の若者が次々と兵隊として戦地に送られている中、のぶには崇が国のことも考えず自分勝手に遊び呆けているようにしか見えません。
あんぱん 第6週 ネタバレ
東京高等芸術学校のモデル 東京高等工芸学校について
1937年に柳井崇は東京高等芸術学校に入学し、座間晴斗(モデルは杉山豊桔)という個性的な図案科教師に出会います。
ドラマのエピソードは実話に基づきます。やなせたかしさんは著作の「アンパンマンの遺書」において、かなりの紙幅を割き、「あんぱん」に登場する東京高等芸術学校のモデルとなった東京高等工芸学校図案科(現在の千葉大学工学部デザインコース)時代のことを回想されています。
世間では2.26事件(1936年)や日中戦争(1937~1945年)が起こり、戦時色が日に日に濃くなるに関わらず、東京高等工芸学校はとにかく自由な校風であったことを強調されています。
その頃の旧制高校の生徒は長髪破帽、腰に手拭い、高下駄、放歌高吟がシンボルで、実はぼくも大いにあこがれたが、背広で手拭いというわけにもいかず、校風は温和で、ぼくらまずまず紳士風だった。
東京の大雪、二・二六事件、日本は激動してファシズムの時代が始まっていたが、学校の中は平和で自由でなんの制約もなかった。
ぼくはまだ無風地帯に入って、思想的混乱は何もなかった。やなせ たかし. アンパンマンの遺書 (岩波現代文庫) Kindle版 34ページ
「ワッサン」 図案科の歌
自由な気風を尊ぶ座間晴斗は、黒板に呪文のような文字を書き出して、これは図案科の歌で歌詞を全部覚えろと言い出します。
ワッサワッサワッサリンノ モンチキリンノホイ ヤカンリカンガ
ヒッキリモッキリノ リー シャツブラポー シャツブラポーワサキュー
リキュラカ リキュラカ チャカランポー ウツ ウツ パイ パイ
上述した「アンパンマンの遺書」の38ページによると、この図案科の歌も実際に歌われた歌のようです。歌の名前は「ワッサン」というそうです。
ちなみに当時の東京高等工芸学校には各科に独自の歌があり、木材科の歌は「ペロリ節」という名前でした。
なお、朝ドラ あんぱんのネタバレとあらすじを1話から最終回(130話)まで一気に読みたいという方は、「朝ドラ あんぱん ネタバレ あらすじ 最終回まで」という記事を参考にしてください。
あんぱん 第6週 キャスト 相関図
朝ドラ「あんぱん」第6週「くるしむのか愛するのか」に登場するキャスト一覧です。
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あんぱん 第6週 くるしむのか愛するのかでは、柳井崇が東京高等芸術学校に入学します。崇のモデルであるやなせたかしさんは、この学校のモデルとなった東京高等工芸学校図案科や、杉山豊桔先生からその後の人生における大きな影響を受けたようです。
東京高等工芸学校図案科と杉山豊桔先生、「ワッサン」の歌詞などそれぞれの詳細については、下記の記事を参考にしてください。

