小松暢は女子師範学校を卒業したのか?
高等女学校卒業として高知新聞社に入社
朝ドラ「あんぱん」のヒロイン・朝田のぶ(今田美桜)は高等女学校を卒業した後、女子師範学校に進学します。女子師範学校とは、現在の教育大学または大学の教育学部に相当します。
しかし朝田のぶのモデルとなった小松暢さんは、女子師範学校を卒業していません。高知新聞PLUS DIGITALが2024年1月1日に公開した記事によると、朝田のぶさんの経歴についてこのように紹介されています。
暢さんは、1946年に高知新聞社が初採用した女性記者2人のうちの一人。31人の中から筆記試験や面接を経て採用された。大阪出身で大阪の女学校を卒業し、東京で働いていた時期もあるようだ。
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朝田のぶの女子師範学校はフィクション
小松暢さんは大阪の高等女学校を卒業された後、高知新聞社に採用されたとあります。ここから小松暢さんは、女子師範学校を卒業していないと推測できます。
朝ドラ「あんぱん」はあくまでフィクションです。よって小松暢さんがモデルとなっている朝田のぶが女師範学校に進学するというお話は、「あんぱん」を面白くするための創作になっていると考えられます。
あんぱん 女子師範学校のモデル
あんぱん 女子師範学校 モデル 大阪府女子師範学校
それでもあえて「あんぱん」の女子師範学校のモデルはどこか?と考えるといくつかの学校が挙げられます。
実在した小松暢さんが大阪出身であったことを考えると、かつて大阪府内に存在した大阪府女子師範学校(現在の大阪教育大学教育学部)がモデルの1つとして考えられます。
あんぱん 女子師範学校 モデル 高知県女子師範学校
朝ドラ「あんぱん」は高知県が物語の舞台です。よって女子師範学校のもう1つのモデルはかつて高知県に存在した、高知県女子師範学校が考えられます。
高知県女子師範学校は現在の高知大学教育学部の前身です。
あんぱん 女子師範学校 教師役について
あんぱん 女子師範学校 教師・黒井雪子
黒井雪子は朝田のぶが高等女学校を卒業後に入る女子師範学校の教師。のぶに立ちはだかる「壁」。
黒井雪子役 瀧内公美さん プロフィール
瀧内公美さんは1989年、富山県出身です。2012年、俳優としての活動を開始。ドラマ10『美女と男子』、よるドラ『ゾンビが来たから人生見つめ直した件』、特集ドラマ『岸辺露伴は動かない』、ドラマ10『大奥 Season2 幕末編』などに出演。大河ドラマ『光る君へ』では、藤原道長の妻・源明子を演じる。
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