朝ドラ「風、薫る」の次の朝ドラ
2026年後期朝ドラは「ブラッサム」
NHKの2026年後期朝ドラとして「ブラッサム」の制作発表が、2025年5月29日にNHK大阪放送局で発表されました。脚本担当は櫻井剛さんで、ヒロインは石橋静河さんがキャストされています。
「風、薫る」の次が「ブラッサム」
「ブラッサム」は第115作目のNHK朝ドラとなります。その前の作品は2026年前期に放送される「風、薫る」(ヒロイン・見上愛さん)です。よって「ブラッサム」は「風、薫る」の次の朝ドラとして放送されます。
この記事を公開した時点では、NHK朝ドラ第112作の「あんぱん(ヒロイン:今田美桜)」が2025年3月31日から放送されています。今後、NHK朝ドラが放送される順番は以下の通りです。
2025年前期朝ドラ 第112作 「あんぱん(ヒロイン:今田美桜)」(2025年3月31日月曜日から)
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2025年後期朝ドラ 第113作 「ばけばけ(ヒロイン:髙石あかり)」(2025年9月29日月曜日から)
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2026年前期朝ドラ 第114作「風、薫る(ヒロイン:見上愛)」(2026年3月30日月曜日から)
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2026年後期朝ドラ 第115作「ブラッサム(ヒロイン:石橋静河)」(2026年3月30日月曜日から)
朝ドラ「ブラッサム」とは
「ブラッサム」のモデル
朝ドラ「ブラッサム」のモデルは明治・大正・昭和を生き抜いた作家の宇野千代(1887〜1996年)です。
山口県の岩国に生まれ、23歳で懸賞小説に応募し、当選。作家としてデビューする。上京し、作家として活躍しながら、1936年には、ファッション雑誌「スタイル」を創刊。エッセイやコラムなど人気を博すも、戦争の激化とともに廃刊を余儀なくされる。終戦後、「スタイル」を復活させ、さらに着物のデザインや販売も始める。1957年に代表作である「おはん」が野間文芸賞を受賞。85歳で自伝的小説「生きて行く私」を刊行し、100万部を超えるベストセラーとなる。
「ブラッサム」脚本担当: 櫻井剛
「ブラッサム」の脚本担当は櫻井剛さんです。櫻井剛さんはNHKの2023年後期朝ドラ第109作の「ブギウギ(ヒロイン: 趣里)」の脚本を担当されています。
1977年生まれ。茨城県出身。2001年にデビュー。主な執筆作に『マルモのおきて』(フジテレビ)、『ビギナーズ!』(TBS)、『ミス・パイロット』(フジテレビ)、『表参道高校合唱部!』(TBS)など多数。NHKでは近年、夜ドラ『あなたのブツが、ここに』、連続テレビ小説『ブギウギ』、特集ドラマ『昔はおれと同い年だった田中さんとの友情』を担当。
「ブラッサム」あらすじ
明治三十年(1897年)、主人公・葉野珠(はの・たま)は山口県の岩国に生まれました。実母は珠が2歳の時に亡くなり、父と後妻である継母によって育てられました。女学校を卒業後、代用教員として働き始めますが解雇され、故郷の岩国を追われることになります。親戚を頼って上京したことで、珠は幼き日の夢を強く意識し、小説の懸賞応募から、作家の道を切り開きます。
しかし、世の中は価値観が大きく揺れ動く時代。
大正から昭和にかけて、関東大震災と戦争、結婚と離婚、倒産そして借金…と、珠は、さまざまな困難にのみ込まれながらも、作家として生きることに向き合います。そうした中で、小説家として花を咲かせるのです。時には敵を作り誤解され、傷つけ傷つきながらも、自由を求めて生きることに正直であり続けた珠は、小説に思いを忍ばせることで、読む人に「幸せ」を運んでいくのです。
朝ドラ「ブラッサム」 ヒロイン
葉野珠 役 石橋静河さん プロフィール
「ブロッサム」のヒロインである葉野珠(はのたま)にキャストされた石橋静河さんの主なプロフィールは以下の通りです。NHK朝ドラへの出演は2018年前期に放送された第98作の「半分、青い(ヒロイン: 永野芽郁)」以来の2回目です。
1994年生まれ、東京都出身。4歳からクラシックバレエを始め、2009年よりアメリカとカナダにダンス留学。13年に帰国し、コンテンポラリーダンサーとして活動。15年より俳優としての活動を開始。17年、初主演した『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』でブルーリボン賞新人賞のほか数多くの新人賞を受賞。主な出演作は映画『きみの鳥はうたえる』『あのこは貴族』、ドラマ『東京ラブストーリー』『大豆田とわ子と三人の元夫』、舞台『未練の幽霊と怪物―「挫波」「敦賀」―』「近松心中物語」など。NHKでは『星新一の不思議な不思議な短編ドラマ』大河ドラマ『鎌倉殿の13人』ほかに出演。池波正太郎生誕100年 BS特集時代劇『まんぞく まんぞく』ではさわやかな女性剣士の主人公を好演。
石橋静河 NHK人物録より