朝ドラ「風、薫る」第10週では、帝都医科大学附属病院と瑞穂屋を舞台に、“患者の死”や“家族の問題”が大きく動き始めます。
病院では、りんと直美が患者や看病婦との関わりを深め、「寄り添う看護」の難しさと向き合うことになりそうです。
また、東雲ゆきの退学決意、丸山忠蔵の退院、安と槇村宗一の縁談問題など、病院の外でも人間関係が大きく動き始めます。
▼要点まとめ(3秒でわかる)
・東雲ゆきが看護婦になる夢を諦める
・退院した丸山忠蔵の新しい生活が始まる
・安と槇村宗一の縁談問題が進展
→ 風、薫る 全話あらすじ一覧 最新週から第1週まで
→ 風、薫る ネタバレ最終回 主要登場人物の結末
結論|第10週は“夢を諦める者”と“新しい人生を始める者”が描かれる
・東雲ゆきが患者の死に直面し、看護婦になる夢を諦める
・丸山忠蔵が退院し、りんたちの長屋で新しい生活を始める
・安と槇村宗一の縁談や、直美の出生の秘密が動き始める
→ 帝都医科大学附属病院とは?モデル・東大との関係を解説
→ 瑞穂屋と清水卯三郎の人物像とは?
→ 風、薫る ネタバレ最終回 主要登場人物の結末
風、薫る 第10週の重要ポイントまとめ
りんと直美の同級生・ゆきが退学
りんと直美の同級生であるゆきは自分が担当していた患者が亡くなってしまったことがもとで、「梅岡女学校付属看護婦養成所」を退学することになります。
りんと直美も看護婦になっても人を助けられないという現実と向き合うことに。
女郎・夕凪の入院
そんなとき帝都大医科大学病院に、夕凪という女郎が搬送されてきました。
夕凪は遊郭の客に心中を強いられて一命を取り留めますが、助かりたくはなかった様子です。ここでもりんと直美は看護の矛盾に気付かされることになります。
風、薫る 第10週(46話・47話・48話・49話・50話) あらすじと吹き出し
風、薫る 46話 あらすじ(6月1日月曜日)
ゆき(中井友望)が担当していた患者の小野田里久(宮地雅子)が危篤となり、その翌朝が呼吸が停止。呆然となるゆきは、その後、寮の部屋に閉じこもったままになり出てきません。
ゆきが3日連続で実習を休んだことを知ったバーンズ(エマ・ハワード)は、寮にあるゆきの部屋を訪ねます。
風、薫る 47話 あらすじ(6月2日火曜日)
バーンズは医療の仕事に就く人は、どんなに人を助けるための看護や訓練を学んでも、誰よりも人を多く助けられない場面に出会うと説き、実習で直面した苦しい課題に向き合って答えを出しなさいと伝えます。
その結果、ゆきは梅岡看護婦養成所の学生や教員たちの前で自分なりの答えを出します。看護学生を辞めて、今後は別の形で看護婦を応援していくと。
風、薫る 48話 あらすじ(6月3日水曜日)
病院を退院しても行くあてのない忠蔵(若林時英)に、直美(上坂樹里)は吉江(原田泰造)と相談して自分が住む長屋に連れていくことに。一方、一ノ瀬家では安(早坂美海)と槇村宗一との間で、縁談話が進んでいることに気づくりん(見上愛)。
風、薫る 49話 あらすじ(6月4日木曜日)
実習が始まってから4ヶ月が経過し、りんと直美は内科へ配属されることに。ある日、夕凪(村上穂乃佳)という女郎と柏原という男性がヒ素を使った心中未遂を起こして病院へ搬送されてきました。
夕凪は一命を取り留めましたが、男性の方は助かりませんでした。どうやら夕凪はその男性に無理やり毒を飲まされたようです。
風、薫る 50話 あらすじ(6月5日金曜日)
後日、「錦栄楼」という遊郭の主人・権田が病院に乗り込み、夕凪を連れて帰ろうとします。そこで遊郭の元・遣り手婆だった看病婦のヨシ(明星真由美)が出てきて、権田を丸め込んで追い返すことに成功。
りんはどうやって夕凪が遊郭に戻らなくて済むよう、「瑞穂屋」の卯三郎(坂東彌十郎)に相談しようとすると、シマケン(佐野晶哉)から「廃娼運動家」に関する新聞記事を読ませてもらいました。
風、薫る 第10週 吹き出し
吹き出しのセリフは、患者の死を目の当たりにしたゆきに向かってバーンズが諭した言葉です。
Face the challenge from the hard “training” with sincerity and seek your own answer.
(今回の苦しい”実習”から得た課題に向き合いなさい。そして自分なりの答えを出しなさい)
医師・看護師など誰よりも人の死に向き合わねばならない医療関係者にとって、重要な示唆に富むセリフと言えるでしょう。
風、薫る 第10週(46話・47話・48話・49話・50話) ネタバレ
夕凪という女郎のモデルはいるのか?
「風、薫る」の第10週では遊郭の男性と心中未遂をさせられたという設定で、女郎の夕凪が病院に搬送されてきます。
実はこの夕凪という女郎は、花紫という名前で実在した女郎がモデルになっていると考えられます。実在した花紫は、大関和さんと鈴木雅さんが帝国大学医科大学第一医院で実習をしている時代に、客との心中未遂の果てに病院へ搬送されてきました。
花紫が搬送・入院していたとき、和泉千佳子(仲間由紀恵)のモデルとなった三宮八重野(さんのみややえの)も入院をしており、大関和さんを介して2人の間に交流があったエピソードが伝えられています。
大関釛の結婚
また第10週ではりんは、妹・安と東京府の役人である槇村宗一の縁談話がすすめられていることに気が付きます。
安のモデルで、大関和さんの妹である大関釛(おおぜきこく)さんは、1884(明治17)年に栃木県烏山町(現在の那須烏山市)に住んでいた川原健次郎という男性と結婚したことが分かっています。
「風、薫る」に登場する槇村宗一とは、この川原健次郎をモデルにしていると考えられるでしょう。
第10週の注目人物
・東雲ゆき(中井友望)
→ 看護婦となることを諦める
・夕凪(村上穂乃佳)
→ 直美の母親ではないかと噂される女性。過去の秘密を握る存在
・丸山忠蔵(若林時英)
→ 病院を退院。りんが住む同じ長屋で暮らし始める
・一ノ瀬安(早坂美海)
→ りんの妹。結婚問題と一ノ瀬家の家族関係が動き始める
・槇村宗一(上杉柊平)
→ 安との縁談候補として関係が深まる重要人物
第10週の舞台(東京)
・帝都医科大学附属病院とは
→ 看護実習と患者対応が行われる中心舞台
・瑞穂屋とは
→ 商人・清水卯三郎を介して人間関係と縁談が動くもう一つの重要拠点
風、薫る 第10週 キャスト・相関図
「風、薫る」第10週の人間関係が分かるキャスト相関図はこちら
→風、薫る 第10週 キャスト 相関図|登場人物と関係まとめ
風、薫る 全話あらすじと最終回までのネタバレ
風、薫る ネタバレ
また「風、薫る」の最終回までのネタバレや登場人物の結末などを最速で知りたい方は下記の記事を参考にしてください。
→ 1分で分かる「風、薫る」のネタバレ・最終回・登場人物の結末
風、薫る あらすじ
朝ドラ「風、薫る」の全体あらすじや、ストーリー構造を知りたい方は、下記の記事が参考になるでしょう。
→「風、薫る」の全体あらすじのまとめや前半・ストーリーの流れはどうなる?
風、薫る 第10週(46話・47話・48話・49話・50話) 関連記事と参考文献
風、薫る 第10週 関連記事
「風、薫る」の第10週に登場する夕凪は、実在した女郎の花紫がモデルになっていると考えられます。その花紫と同時期に入院していた三宮八重野の交流については下記の記事が参考になるでしょう。
また大関和さんの妹である大関釛さんの結婚に関するエピソードは、下記の記事で詳しく紹介しています。
風、薫る 第10週 参考文献
今回の記事は以下の書籍を参考文献としています。なお「明治のナイチンゲール 大関和物語」は朝ドラ「風、薫る」の原案となっています。
- 吉瀬智子 連続テレビ小説 風、薫る Part1 NHKドラマ・ガイド NHK出版
- 亀山美知子 大風のように生きて: 日本最初の看護婦大関和物語 ドメス出版
- 田中ひかる 明治のナイチンゲール 大関和物語 (中公文庫)
- 宮田茂子 《新装版》「大関和」を通して見た日本の近代看護【真説】国家的セクハラを受けた職業集団 星湖舎
