風、薫る 第2週(6話・7話・8話・9話・10話) あらすじと吹き出し
風、薫る 6話 あらすじ(4月6日月曜日)
マッチ工場で働く直美(上坂樹里)。ある日、工場長から本を盗んだ疑いをかけられてクビに。新しい仕事を探しますが、孤児であったことが壁になり、なかなか仕事が見つかりません。
直美は下谷松町教会に行って、メアリー(アニャ・フロリス)にいつかアメリカへ連れて行って欲しいと懇願します。
一方、りん(見上愛)は隣町で運送業をして大成功した奥田亀吉(三浦貴大)と結婚。その翌年、りんに環(たまき)という女の子が生まれます。
風、薫る 7話 あらすじ(4月7日火曜日)
1886(明治19)年。教会が主催する炊き出しに駆り出される直美。そこに馬車が止まり、大山捨松(多部未華子)が現れて、直美が話す英語の独り言が耳に届きます。
一方、那須の奥田家ではりんと亀吉の夫婦仲はうまく行っていないようです。亀吉は酒を飲んではりんと環に当たり散らすからです。
風、薫る 8話 あらすじ(4月8日水曜日)
酒に酔った亀吉は湯呑みを行燈に当ててしまい、奥田家で火事が発生。りんは環を抱いて必死に逃げ出しますが、その足は実家の一ノ瀬家に。りんの母・美津(水野美紀)はお金を渡して東京へ行くよう促します。
一方、直美は宣教師のメアリーがキリスト教の伝道のため、インドに赴任することを知り愕然。自分も連れて行ってほしいと懇願。
風、薫る 9話 あらすじ(4月9日木曜日)
環を連れて東京での住み込みの仕事を探すりん。しかし仕事が見つかりません。そこに直美が現れ、近くで炊き出しが行われていることをりんに教えますが、りんは断ろうとします。
すると直美は子供を空腹にしておいて恥ずかしくないのかと問い詰めることに。
風、薫る 10話 あらすじ(4月10日金曜日)
夜まで探し回っても仕事が見つからないりん。そんなりんの前に「瑞穂屋」を名乗る清水卯三郎(坂東彌十郎)が。なぜか「外国へ連れて行ってあげよう」と言い出します。
しかし。りんが夜遅く教会に帰ってくると、直美は環が寂しがって泣いていたとりんのほおを叩いて怒り出したのでした。
風、薫る 第2週 吹き出し
吹き出しはりんと直美が東京で初めて出会い、交わした会話です。
「くっだらない見栄張って。あんた士族でしょ?私は、あんたじゃなくて、その子に食べさせたいの。あんた母親でしょ?恥ずかしくないの?」
「…恥ずかしい。恥ずかしいですよ。娘にこんな思いさせて。母にも、母にも恥ずかしくて、申し訳なくて、情けなくて」
お腹を空かせた環にパンを差し出す直美と、それを断ろうとするりん。孤児として育った直美と元家老の娘として育ったりんの考え方の違いが表れているでしょう。
風、薫る 第2週(6話・7話・8話・9話・10話) ネタバレ
一ノ瀬信右衛門のモデル・大関弾右衛門増虎とは
朝ドラ「風、薫る」で北村一輝さんが演じる一ノ瀬信右衛門のモデルは、一ノ瀬りんのモデルである大関和さんの父・大関弾右衛門増虎(おおぜきだんえもんますとら)(1827~1876年)がモデルであると考えられます。
大関弾右衛門増虎(1827~1876年)は、戦国時代の後半から下野国黒羽(現在の栃木県大田原市黒羽地区)の地を代々に渡って治めていた、那須氏庶流・大関家の一族で、黒羽藩の藩士です。
幕末期には黒羽藩第15代藩主・大関増裕からの信任を受け、1863(文久3)年に国家老に抜擢され、藩の財政改革の原資となる硫黄の採掘及び販売の事業に従事。
明治維新後には南東北地方で引き続き硫黄採掘の事業を続け、弾右衛門が亡くなったのち、1918(大正7)年には事業の功績が認められ、政府から「正五位」の位階が追贈されました。
一ノ瀬美津のモデル・大関哲とは
水野美紀さんが演じる一ノ瀬美津のモデルと大関哲(おおぜきてつ)は江戸時代中期から明治維新までにかけて、下野国の烏山藩(現在の栃木県那須烏山市)を治めていた大久保家の一族であると考えられます。
大関哲は、黒羽藩を治めていた大関家の一族である、大関弾右衛門増虎(「風、薫る」の一ノ瀬信右衛門のモデル)と結婚し、大関和さん・大関釛(「風、薫る」の一ノ瀬安のモデル)さん・大関復彦さんなど、二男三女の合計5人の子供たちをもうけます。
1876(明治9)年に大関弾右衛門増虎が亡くなり、さらに1880(明治13)年に大関和さんが渡辺福之進豊綱と離婚をすると、次女の大関和さん・三女の大関釛さんと共に東京へ移住。
大関和さんが東京における大関家の家計を支えるために外で働いている間、まだ幼かった大関和さんの長男・大関六郎さんと、長女・大関心さんの養育にあたっていました。
一ノ瀬安のモデル・大関釛とは
早坂美海さんが演じる一ノ瀬安のモデルとなった大関釛(おおぜきこく)さんは、大関和さんの妹です。1884(明治17)年に栃木県烏山町に住む川原健次郎さんという男性と結婚。のちに大関和さんにとっては甥にあたる、諭(さとし)さんと博巳(ひろみ)さんの2人の男児を出産。
このうち次男の川原博巳さんは、大関和さんの弟子の1人である鹿内貞(しかうちてい)さんと1921(大正10)年に結婚。
「鹿内」から「川原」に名前を改めた川原貞さんが、1929(昭和4)年に大関和さんから後継者として指名されて、派出看護婦会の「大関看護婦会」の経営にあたることになります。
なお釛さん自身は、1932(昭和7)年に亡くなる最晩年の大関和さんを看取ることになります。なお引用している文章中にある「サダ」という人物は釛さんのことです。
一年も経つと、和は両手が不自由になりはじめた。食事も海苔を巻いたおむすびが多くなった。
「先生、はい、アーン」
木下操が和の口におむすびを運ぶ。子どもに返ったように和は操の言葉に従う。操が和の食事の手伝いを終えて帰った途端、和は釛に向かっていう。
「おサダさん、御飯、まだですか」
「先刻、食べたばっかりでしょ」
「いいえ、何もいただいてませんよ。おサダさん、早く御飯にしてちょうだい」
「姉さんったら、操さんに食べさせて貰ったでしょ、忘れちゃったの?」
「そんな意地悪言わないで。お腹空いたわ」
年老いた姉妹の軽い口喧嘩がはじまる。それでも釛は姉の和の世話をし続ける。
風、薫る 全話あらすじと最終回までのネタバレ
風、薫る 全話あらすじ
朝ドラ「風、薫る」のあらすじ全話まとめ・登場人物とキャスト・モデル人物・相関図を知りたい方は、下記の記事が参考になるでしょう。
風、薫る 最終回までのネタバレ
また「風、薫る」の最終回までのネタバレ・史実解説・家系図・結末などを知りたい方は下記の記事を参考にしてください。
風、薫る 第2週(6話・7話・8話・9話・10話) キャスト 相関図
風、薫る 第2週 キャスト 相関図
朝ドラ「風、薫る」の第2週のキャスト相関図は以下の通りです。
風、薫る 全体のキャスト 相関図
朝ドラ「風、薫る」全体のキャスト一覧と相関図です。
風、薫る 第2週(6話・7話・8話・9話・10話) 関連記事と参考文献
風、薫る 第2週 関連記事
朝ドラ「風、薫る」の主人公の1人である一ノ瀬りんを取り巻く家族たちも登場します。
一ノ瀬信右衛門・一ノ瀬美津・一ノ瀬安のそれぞれモデルとなった、大関弾右衛門増虎・大関哲・大関釛さんについてはそれぞれ下記の記事でも詳しく紹介しています。
大関和の父・大関弾右衛門増虎について
- 大関和 父 大関弾右衛門(おおぜきだんえもん) 黒羽藩の国家老
- 大関増虎 エピソード6選 大関和の父 風、薫る 一ノ瀬信右衛門
- 大関弾右衛門増虎の死因は病気あるいは流行り病 大関和 父の死
- 一ノ瀬信右衛門 モデル 大関弾右衛門 風、薫る 北村一輝
- 風、薫る 信右衛門 モデルは大関弾右衛門増虎 北村一輝
大関和の母・大関哲について
大関和の妹・大関釛について
大関和の家系図
なお大関和さんを中心とした大関家の家系図については下記の記事が参考になるでしょう。
風、薫る 第2週 参考文献
今回の記事は以下の書籍を参考文献としています。なお「明治のナイチンゲール 大関和物語」は朝ドラ「風、薫る」の原案となっています。
- 吉瀬智子 連続テレビ小説 風、薫る Part1 NHKドラマ・ガイド NHK出版
- 亀山美知子 大風のように生きて: 日本最初の看護婦大関和物語 ドメス出版
- 田中ひかる 明治のナイチンゲール 大関和物語 (中公文庫)
- 宮田茂子 《新装版》「大関和」を通して見た日本の近代看護【真説】国家的セクハラを受けた職業集団 星湖舎
