安(やす)は、主人公・りんとは対照的に「家庭を守る側」の人生を歩んでいく人物です。
家事や育児を担いながら一ノ瀬家を支える存在であり、第8週からは槇村宗一との縁談話が大きな見どころになっていきます。
主人公・りんが看護婦として社会へ進んでいく一方、安は家庭を築いていく可能性が高く、姉妹で対照的な人生が描かれていくことになりそうです。
またモデルと考えられる人物は、大関和の妹・大関釛さんです。
▼要点まとめ
・安は主人公・りんの妹
・家族思いで家庭的な性格
・第8週から槇村宗一との縁談話が進展
・モデルは大関和の妹・大関釛
・りんとは対照的な人生を歩む可能性が高い
安の結婚話について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
安の最終回までの展開については、こちらで詳しく解説しています。
結論|安はりんの妹として結婚話が注目される人物
安(やす)は、主人公・りんとは対照的に「家庭を守る側」の人生を歩んでいく人物です。
りんがトレインドナースとして看護の道へ進んでいく一方、安は家族を支える立場として描かれており、第8週からは槇村宗一との縁談話が大きな見どころになっていきます。
また安のモデルと考えられる人物は、大関和の妹・大関釛です。
史実の大関釛さんも結婚後は家庭を支えながら、晩年には再び姉・大関和さんと同居し、その生活を支える存在となりました。
▼要点まとめ
・安は主人公・りんの妹
・家族思いで家庭的な性格
・第8週から槇村宗一との縁談話が進展
・モデルは大関和の妹・大関釛
・姉・りんとは対照的な人生を歩む
安と槇村宗一の結婚話について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
安の最終回までの展開や結末予想については、こちらで詳しく解説しています。
一ノ瀬安とはどんな人物?
りんの妹として登場
一ノ瀬安(早坂美海)は、主人公・一ノ瀬りん(見上愛)の妹として第1週第1話から登場します。
安はりんと同じく元・筆頭家老の娘として母・美津(水野美紀)から厳しくしつけられており、やがては良家に嫁ぎたいという考えの持ち主です。
家族思いで優しい性格
安はりんよりも「家庭を持ちたい」という思いが強く、家族思いで優しい性格の持ち主でもあります。
那須から東京に移住した一ノ瀬家は女性ばかりの家族で、姉・りんはトレインドナース(現在の看護師のこと)となるために梅岡女学校付属看護婦養成所に通い、母・美津は舶来品店の「瑞穂屋」で勤務。
そのため安は一ノ瀬家の家事を一手に引き受け、りんの一人娘で、安にとっては姪にあたる環(たまき)の育児もこなしています。
第8週で縁談話が浮上
第8週で槇村宗一(上杉柊平)が登場。
槇村宗一(まきむらしゅういち)が「東京府の役人(現代で言えば東京都庁に勤務する公務員)」であることに目を付けた美津が「シマケン」こと島田健次郎(佐野晶哉)を通じて、安を宗一に紹介してもらうよう頼みます。
ここから「風、薫る」の”裏ストーリー”として安の縁談話が始まり、2人の結婚への道も描かれるようになります。
安を演じる早坂美海さんプロフィール
2006年生まれ、東京都出身。NHKの朝ドラは「風、薫る」が初出演。
安の結婚相手候補は槇村宗一?
美津が宗一に注目
美津は、りんが離婚したことで「安には安定した結婚生活を送ってほしい」と強く願うようになります。
そんな中、「瑞穂屋」に現れた槇村宗一が東京府の役人であり、なおかつ真面目そうな青年であることを知った美津は、「理想的な婿候補」だと考えるようになります。
そこで美津は、宗一の弟・槇村太一と親しいシマケンに頼み込み、安との仲立ちをしてもらうよう依頼するのです。
槇村宗一について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
第12週で結婚話が進展
第8週から始まった安と宗一の縁談話は、第12週に入ると本格的に進展していきます。
もっとも、2人は最初から恋愛感情で結ばれていたわけではありません。
安は途中で「一ノ瀬家の奥様になる」と言い出し、一度は結婚話を断ろうとします。一方の宗一も、最初から積極的に結婚を望んでいたわけではありませんでした。
しかし、お互いに本音を打ち明けたことで逆に惹かれ合うようになり、やがて本当の意味で恋に落ちていきます。
初めはお見合い形式だった2人の関係は、途中から恋愛へと変化し、第12週後半で結婚(祝言)へ進むことになります。
りんとは違う人生を歩む?
主人公・りんは、看護婦として働きながら子育てや恋愛に悩み続ける人生を歩んでいきます。
一方の安は、宗一との結婚によって「家庭を守る側」の人生へ進んでいく可能性が高く、姉妹で対照的な生き方が描かれていくことになりそうです。
特に第7週以降の「風、薫る」は、りんが帝都医科大学附属病院で看護実習に奮闘する“表のストーリー”が中心となります。
その裏で、安と宗一の縁談話が静かに進行していくという構造になっており、姉妹それぞれの人生の違いが強調されていくことになります。
一方、りん自身には再婚話も浮上しています。安の結婚との違いについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
安のモデルは大関釛(おおぜきこく)?
大関釛さんは、大関和さんの妹として知られる人物で、「風、薫る」の安のモデルと考えられています。
大関和の妹・大関釛とは?
「風、薫る」で登場する一ノ瀬安のモデルは、大関釛(おおぜきこく)さんであると考えられます。
大関釛さんは、一ノ瀬りんのモデルである大関和さんの妹です。大関和さんは感情が昂ると目から涙が溢れるという激しい性格でしたが、妹の大関釛さんは反対に物静かな性格であったと言われています。
姉妹で上京した大関家
1880(明治13)年、大関和さんは夫・渡辺福乃進豊綱(「風、薫る」の奥田亀吉のモデル)と離婚したことにより、栃木県那須地方の黒羽(現在の栃木県大田原市黒羽地区)から東京へ一家揃って移住することを決意。
このとき妹である大関釛さんも姉の大関和さんに従って東京へ移住しました。
川原健次郎との結婚
その後、1884(明治17)年、栃木県烏山町(現在の那須烏山市)に住んでいた川原健次郎さんと結婚し、諭(さとる)さんと博巳(ひろみ)さんの2人の男の子を出産。
1907(明治40)年には釛さんの兄・大関復彦(おおぜきふくひこ)さんが結核で亡くなったため、大関和(「風、薫る」のりんのモデル)さんの依頼により甥にあたる遺児の増博(ますひろ)さんを烏山で預かることになります。
安は最終回でどうなる?
史実ではどんな人生を歩んだ?
モデルと考えられる大関釛さんは、1884(明治17)年に川原健次郎さんと結婚し、家庭を支えながら人生を歩みました。
その後、1909(明治42)年に夫・健次郎さんが死去。さらに兄・復彦さんの死去など、大関家では大きな出来事が続きます。
やがて釛さんは、次男・博巳さんを東京専門学校(現在の早稲田大学)へ進学させるため再び東京へ移住。このときから再び姉・大関和さんと同居生活を送るようになります。
晩年には大関和さんの生活を支える存在となり、姉妹の深い結びつきは最後まで続いていくことになりました。
結婚後はどう描かれる?
ドラマ「風、薫る」では、安は宗一との結婚によって一ノ瀬家から少しずつ自立していく可能性があります。
これまでの安は、家事や育児を担いながら家族を支える“妹”としての役割が強い人物でした。
しかし宗一との結婚後は、自分自身の家庭を持つことで「妻」としての人生が本格的に描かれていくことになりそうです。
また主人公・りんが看護婦として社会で働き続ける一方、安は家庭を守る立場へ進むと考えられ、姉妹で対照的な人生が描かれていく可能性があります。
りんとの姉妹関係の結末
りんと安は、性格も人生観も異なる姉妹として描かれています。
りんは看護の道を選び、自ら社会へ飛び込んでいく人物です。一方の安は、家庭を守りながら家族を支える立場として描かれています。
もっとも、2人は対立する関係ではなく、お互いを思いやりながら支え合う姉妹です。
特に安は、りんの娘・環の面倒を見るなど、一ノ瀬家を陰から支え続けてきました。
そのため宗一との結婚後も、姉妹の絆そのものは失われず、それぞれ異なる人生を歩みながらも支え合う関係が続いていくのではないでしょうか。
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風、薫る 安(やす) モデル 参考文献
今回の記事は下記の書籍を参考文献としています。これらのうち「明治のナイチンゲール 大関和物語」は朝ドラ「風、薫る」の原案になっています。
- 亀山美知子 大風のように生きて: 日本最初の看護婦大関和物語 ドメス出版
- 田中ひかる 明治のナイチンゲール 大関和物語 (中公文庫)
- 宮田茂子 《新装版》「大関和」を通して見た日本の近代看護【真説】国家的セクハラを受けた職業集団 星湖舎
- 吉瀬智子 連続テレビ小説 風、薫る Part1 NHKドラマ・ガイド NHK出版
