朝ドラ 風、薫るの放送開始日と放送スケジュール
風、薫る 放送開始日
NHKの2026年朝ドラ第114作の「風、薫る」は、2026年3月30日月曜日から放送が始まります。
風、薫る 放送スケジュール
朝ドラ「風、薫る」の放送スケジュールが発表され次第、追記いたします。
風、薫るの主なキャスト
見上愛: 一ノ瀬りん 役
栃木県那須地域の山すその町で、元・家老の家に長女として生まれる。物心ついた頃には一家は帰農していて、細やかではあるが不自由のない暮らしに幸せを感じていた。しかしある日、コレラが町でまん延し、りんの人生の歯車が狂い始める―。
「己の良心に恥じないか」が判断基準。育ちは良いが天真らんまんで視野が狭くなりがち。いざという時に潔く思い切った行動力がある。生活のためにナースになるが、やがてナースの地位向上、病人が病を抱えながら、ありのまま生きられる世の中を見るのが夢らしきものになっていく。
見上愛さん プロフィール
2000年生まれ。東京都出身。2019年俳優デビュー。2021年、よるドラ「きれいのくに」(NHK)で容姿にコンプレックスを持つ高校生役を演じ、注目を浴びる。
2024年は、大河ドラマ「光る君へ」(NHK)で藤原道長の娘・藤原彰子を好演。NHK朝ドラは初出演。
上坂樹里: 大家直美
生後まもなく母親によって捨てられ、物心がついた頃にはキリスト教の牧師に育てられていた。その後、教会を転々としてきたので「家族」と呼べる存在はいない。幼い頃から何も悪いことをしていないのに貧しく恵まれない人に多く接して来たため、神も人も心から信じきれないところがある。
直美にとって信じられるのは自分の力と運。恥などいくらかいてもかまわない。プライドなど役に立たない暮らしだったため、目的のためには多少のうそやズルをもいとわない柔軟さとしたたかさがある。
大家直美 プロフィール
2005年生まれ。神奈川県出身。2021年「ミスセブンティーン2021」でSeventeen専属モデルとなり、俳優デビューを果たす。2022年「ヒロイン誕生!ドラマチックなオンナたち」(NHK)で北林谷栄の壮絶な人生を演じ、注目を浴びる。
2023年、「生理のおじさんとその娘」でオーディションからヒロインに抜てきされ好演。NHK朝ドラは初出演。
風、薫る キャスト 相関図
一ノ瀬りんと大家直美以外のキャストについては下記の記事を参考にしてください。
風、薫るのモデル
大関和(一ノ瀬りんのモデル)
見上愛さん扮する一ノ瀬りんのモデルは大関和(おおぜきちか)(1858~1932年)。
黒羽藩の家老・大関弾右衛門増虎の娘に生まれ、1888(明治21)年に桜井女学校内の看護婦養成所を卒業。トレインドナースとして帝国大学医科大学第一医院(現在の東京大学医学部附属病院)の外科看病婦取締に就任。
第一医院を退職した後、新潟県の高田(現在の上越市)にある知命堂病院で看護婦長としての勤務を経て、鈴木雅が会長を務める派出看護婦会「東京看護婦会」の経営に参画。1909(明治42)年にキリスト教の教えに基づく「大関看護婦会」を設立。
代表的な著作は「派出看護婦心得」や「実地看護法」。
大関和とは
大関和さんが何をした人なのか、どんな人であったのか、さらに看護師としてどんな活躍をしたのか、また「盟友」である鈴木雅さんとはどのような関係で会ったかについては下記の記事を参考にしてください。
- 大関和とは 大関和は何をした人 看護婦の職業を確立することに尽力
- 大関和とはどんな人だったのか 6つの逸話・エピソード 風、薫る
- 大関和 看護師としてのプロフィール どんな看護をしたのか
- 大関和と鈴木雅の関係 朝ドラ 風、薫る 一ノ瀬りんと大家直美
鈴木雅(大家直美のモデル)
上坂樹里さんが扮する大家直美のモデルは鈴木雅(すずきまさ)(1857~1940年)。
静岡の徳川藩士・加藤信盛の娘として生まれ、1888(明治21)年に桜井女学校内の看護婦養成所を卒業。トレインドナースとして帝国大学医科大学第一医院(現在の東京大学医学部附属病院)の内科看病婦取締に就任。
第一医院を退職した後、1891(明治24)年に日本で最初の派出看護婦会「慈善看護婦会」を設立。会の名称を「東京看護婦会」に改称し、1896(明治29)年に大関和を会が運営する看護婦講習所の講師として招聘。
1901(明治34)年には会の経営を大関和に引き継ぐ。
鈴木雅とは
鈴木雅さんが何をした人なのか、看護師としてどんな人であったのかについては下記の記事を参考にしてください。
風、薫る モデル
朝ドラ「風、薫る」に登場する大関和・鈴木雅以外のモデルについては下記の記事を参考にしてください。
風、薫るのあらすじ・制作背景・原案
風、薫る あらすじ
明治18(1885)年、日本で初めて看護婦の養成所が誕生したのを皮切りに、次々と養成所が生まれた。そのうちの1つに、物語の主人公・一ノ瀬りんと大家直美は運命に誘われるように入所する。不運が重なり若くしてシングルマザーになった、りん。生まれてすぐ親に捨てられ、教会で保護されて育った直美。養成所に集った同級生たちは、それぞれに複雑な事情を抱えていた。手探りではじまった看護教育を受けながら、彼女たちは「看護とは何か?」「患者と向き合うとはどういうことか?」ということに向き合っていく。
りんと直美は、鹿鳴館の華といわれた大山捨松(おおやま すてまつ)や明六社にも所属した商人・清水卯三郎(しみず うさぶろう)らと出会い、明治の新しい風を感じながら、強き者と弱き者が混在する“社会”を知り、刻々と変わり続けていく社会の中で“自分らしく幸せに生きること”を模索していく。
養成所卒業後、二人は同じ大学病院でトレインドナースとしてデビュー。まだ理解を得られていない看護の仕事を確立するために奮闘の日々を送っていたが、りんは程なくして職場を追われることに。一方、アメリカ留学を夢見る直美は渡航直前に思わぬできごとに巻き込まれ・・・。
やがて、コレラや赤痢などさまざまな疫病が全国的に猛威をふるい始める。一度は離れ離れになった二人だったが、再び手を取り、疫病という大敵に立ち向かっていく。
風、薫る 制作背景
5年前、世界的パンデミックを起こした新型コロナウイルスは、ある日突然、私たちから日常を奪っていきました。外食や旅行が出来なくなり、大切な人に会うことも簡単ではなくなりました。まだ何者かも分からないウイルスが猛威をふるう中、徹底的に患者に寄り添い、励まし、“コロナ”と戦う看護師たちの姿に勇気づけられたことを克明に覚えています。そんなことから看護の歴史に興味をもち、「疫病の時代」とも呼ばれる明治の二人のナースのパイオニアに感銘を受けたことが、この企画の始まりでした。
風、薫る 原案
2026年前期朝ドラ「風、薫る」には原作はありません。
実在の人物をモチーフとしますが、激動の時代を生きた二人のナースとその仲間たちの波乱万丈の物語として大胆に再構成されます。ただその原案として「明治のナイチンゲール 大関和物語」が採用されています。