結論:りんの結婚・離婚・再婚の全体像
「風、薫る」の一ノ瀬りんは誰と結婚するのか気になりますよね。
結論から言うと、りんは第2週で奥田亀吉と結婚しますが、第4週で離婚します。
本記事では、りんの結婚相手・離婚理由・離婚後の状況について、ドラマの流れとモデルとなった大関和の史実をもとにわかりやすく解説します。
結婚相手:奥田亀吉(第2週)
離婚:第4週で離婚(娘・環はりんが引き取る)
※りんは「結婚→離婚」という大きな転機を経験します。
→ 亀吉とは誰のこと?
→ 亀吉はその後どうなる?
→ 環(たまき)はりんと亀吉の間にできた一人娘
りんの結婚相手は誰?(奥田亀吉)
りんの結婚相手は、隣町で運送業を営む実業家・奥田亀吉です。第2週で結婚し、物語前半の重要人物として描かれます。
りんの結婚相手は奥田亀吉
NHKの説明などを確認すると、奥田亀吉は江戸時代までは飛脚をしていましたが、明治時代になって運送業を興したと説明されています。
りんが住む村の隣町で明治時代になって運送業をはじめ、一代で財を成した。老舗の店主たちからは冷ややかな目で見られている。
奥田亀吉のモデル 大関和の夫・渡辺福之進豊綱
りんのモデルである大関和さんが結婚した渡辺福之進豊綱とは、旧・黒羽藩の藩士で家老職にあった人物の息子です。
1867(慶応3)年には物頭(ものがしら)に出世し、戊辰戦争中には黒羽藩から二番隊を率いる小隊長として新政府軍について従軍。戦後は黒羽藩中隊士に昇格。
さらに1871(明治4)年に行われた廃藩置県ののちは小属(県の職員)に任命され、士族取締を命じられます。
また1874(明治7)年には陸軍少尉補に任じられ東京鎮台に勤務。陸軍少尉に昇進したのちは熊本・広島の各鎮台で勤務していましたが、病気のため退官。
大関和さんと結婚した1876(明治9)年には、故郷・黒羽に戻っていました。
りんが奥田亀吉と結婚する理由(第2週)
りんの結婚相手は、隣町で運送業を営む奥田亀吉です。第2週で結婚し、物語前半の重要人物となります。
りんが結婚する理由
第1週ではりんの父・信右衛門がコレラ(コロリ)に罹って亡くなってしまいました。男の働き手を無くした一ノ瀬家は経済的に追い込まれることに。
そのためりんは、隣町で飛脚から運送業を興した成金・奥田亀吉から一ノ瀬家に経済的な支援を受けることを前提に嫁ぐことになります。
モデル・大関和さんが結婚した理由
大関和さんと渡辺福之進豊綱との結婚には、明治時代初期ならではの複雑な事情が含まれていました。
実は、大関和さんの父である大関弾右衛門増虎は戊辰戦争時(1868年1月~1869年5月)に黒羽藩の国家老として佐幕の立場を取っていました。
一方、渡辺福之進豊綱は戊辰戦争の1つである会津戦争(1868年5月~6月)において、黒羽藩から小隊を率いて小隊長として新政府軍に味方し、会津藩を攻撃した戦功がありました。
その結果、明治維新後の黒羽藩の藩内において、大関家は「賊軍」、渡辺家は「維新の功労者」というイメージがついてしまったのです。
こうした時代背景があり、大関弾右衛門増虎がまとめた大関和さんと渡辺福之進豊綱の縁談には、「大関家の名誉回復」という意味が込められていました。
そのため大関和さんは、22才も年上の渡辺福之進豊綱との結婚にしぶしぶ応じたのです。
りんはなぜ離婚するのか
りんが離婚する理由
りんが離婚を決意した理由は、女手1つで娘を養うためです。
第2週でりんは酒乱が原因で失火を出した亀吉を恐れて、一人娘の環(モデルは大関心)を連れて東京へ逃げ出します。しかし第4週になると今度は奥田家の人間が環を那須に連れ去ります。
りんは離婚を決意し環の親権も亀吉に渡すこととします。しかしこのとき「環は女学校に行かせない」と亀吉が宣言。
これに反発したりんは「環は自分の力で女学校に進学させる」と啖呵を切り、環の親権を取り戻した上で離婚するのでした。
なおりんが離婚した理由や詳しい経緯については、以下の記事で詳しく解説しています。
モデル・大関和さんが離婚した理由
りんのモデルである大関和さんが、1880(明治13)年に渡辺福之進豊綱と離婚した理由は、夫の不貞によるものでした。
より具体的にいうと、渡辺福之進豊綱は大関和さんと結婚する前から、5人もの妾を囲っていたのです。そのことを示すエピソードが現在にまで伝わっています。
大関和さんは、1877(明治10)年に長男・大関六郎さんを出産。しかし長男にも関わらずなぜ「六郎」と6番目の子供であるような名前をつけられるのか不思議でたまりません。
思い余って大関和さんが福之進に理由をたずねると、すでに「5人の妾との間に5人の子供がいるから」とショッキングな答えが返ってきました。
「大風のように生きて」では、妾とその間にできた子供たちの存在を知った大関和さんの衝撃について、このように表現しています。
和は衝撃を受けた。福之進には数人の妾があり、それぞれに子どもがあったのだ。和は福之進をなじった。だが、年の離れた夫は、妾をもつのは男の甲斐性とばかりに平然としたものだった。そればかりか、女の嫉妬は見苦しい、と一喝する。和は口惜しかった。
なおりんのモデルである大関和さんの離婚した理由などについては、下記の記事でも詳しく紹介しています。合わせて参考にしてください。
りんの結末はどうなる?(史実から考察)
現時点で「風、薫る」の最終回の展開は公表されていません。
ただし、りんのモデルである大関和の史実を見ると、再婚はしておらず、晩年は看護の発展に尽くした人物として知られています。
そのためドラマでも、再婚というよりは、自立した人生を歩む結末になる可能性が高いでしょう。
りんの最終的な人生や結末については、モデルとなった大関和さんの史実をもとに下記の記事で詳しく解説しています。
風、薫る 全話あらすじと最終回までのネタバレ
風、薫る 全話あらすじ
朝ドラ「風、薫る」のあらすじ全話まとめ・登場人物とキャスト・モデル人物・相関図を知りたい方は、下記の記事が参考になるでしょう。
風、薫る 最終回までのネタバレ
また「風、薫る」の最終回までのネタバレ・史実解説・家系図・結末などを知りたい方は下記の記事を参考にしてください。
風、薫る りん 結婚相手 関連記事と参考文献
風、薫る りん 結婚相手 関連記事
朝ドラ「風、薫る」においては主人公であるりんと直美の結婚に関する話も、注目すべきテーマとなるでしょう。それぞれのモデルとなった大関和さんと鈴木雅さんの、結婚・離婚・再婚に関する話題は以下の記事でも詳しく紹介しています。
風、薫る りん 結婚相手 参考文献
今回の記事は下記の書籍を参考文献としています。
- 亀山美知子 大風のように生きて: 日本最初の看護婦大関和物語 ドメス出版
- 田中ひかる 明治のナイチンゲール 大関和物語 (中公文庫)
- 宮田茂子 《新装版》「大関和」を通して見た日本の近代看護【真説】国家的セクハラを受けた職業集団 星湖舎
