朝ドラ「風、薫る」の19週のあらすじとネタバレを解説。
19週ではりん(見上愛)と黒川勝治(平埜生成)は医療関係者として、新潟で蔓延する「赤痢の村」に足を踏み入れることになります。
明治時代に「死の病」と人々から恐れていた感染症に主人公たちが立ち向かいます。
▼要点まとめ(3秒でわかる)
・りん(見上愛)と黒川勝治(平埜生成)が新潟の「赤痢の村」へ
・「避病院」を「死病院」と考え治療と隔離を嫌がる村人たち
・りんと黒川たちによる感染症対策が見どころ
▼来週(最新週)・今週・先週のあらすじ
20週|(来週)
19週|(本記事)
18週|岐路にて(先週)
→ 風、薫る 時代と時代背景 赤痢・コレラの感染症が猛威を振るった時代
→ 風、薫る 全話あらすじ一覧 最新週から第1週まで
→ 風、薫る ネタバレ最終回 主要登場人物の結末
結論|19週ではりんが「赤痢の村」へ
・りんが看護婦として働く新潟の地で赤痢が流行
・りん(見上愛)と黒川勝治(平埜生成)は「赤痢の村」に立ち入り予防・隔離・治療を行う
・「避病院」は「死病院」と恐れられ隔離されることを嫌がる村人たち
・りんと黒川は明治時代に恐れられた感染症にどのように立ち向かうかが見どころ
→ 風、薫る 時代と時代背景 赤痢・コレラの感染症が猛威を振るった明治時代
→ 風、薫るでなぜ新潟編が描かれるのか?
→ 風、薫る ネタバレ最終回 主要登場人物の結末
→ 次週: 風、薫る 20週 あらすじ・ネタバレへ
風、薫る 19週の重要ポイント
新潟の農村で赤痢が流行
新潟にある黒川病院の院長・黒川勝治(平埜生成)が、看護婦として働くりん(見上愛)とともに「赤痢の村」に足を踏み入れます。
「風、薫る」の19週が描かれる1890年代前半の日本には、赤痢に罹った患者に対する有効な治療薬は存在しませんでした。
それだけに、
・患者の隔離
・家屋の消毒
・患者の排泄物を石灰などで消毒
といった予防措置が何より重視されます。
→ 風、薫る 黒川病院のモデルは知命堂病院
→ 黒川勝治(平埜生成)のモデルは瀬尾原始
→ 一ノ瀬りん(見上愛)のモデルは大関和
「死病院」として恐れられた「避病院」
しかし、りんや黒川のような医療関係者や公衆衛生担当の役人たちが、赤痢患者を「避病院(ひびょういん)」という隔離施設に連れて行こうとすると、村人たちは「死病院(しびょういん)」と恐れて助言に従おうとしません。
「避病院」に入ると生きて帰ってこれないというイメージがすっかり出来上がっていたからです。
「避病院」へ運ばれる患者の多くは重症者だったため、「避病院へ行くから亡くなる」のではなく、「重症だった患者が避病院で亡くなる」例が多かったことも、このイメージを強めました。
果たして、りんや黒川などの医療関係者たちは、赤痢の病魔からどのように村人たちを守ることができるのでしょうか?
→ 次週: 風、薫る 20週 あらすじ・ネタバレへ
風、薫る 19週(91話・92話・93話・94話・95話)あらすじ
風、薫る 91話 あらすじ(8月3日月曜日)
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風、薫る 19週(91話・92話・93話・94話・95話)ネタバレ
1890年代の新潟県でも赤痢が大流行していた
「風、薫る」の19週では新潟県の農村地域において赤痢が蔓延している様子が描かれます。
実は19週の時代背景となっている19世紀の終わり頃の日本では、赤痢やコレラといった感染症が全国的に流行している時期でした。
「風、薫る」のりんや黒川が住む新潟県でもその例外ではありません。
1895(明治25)年6月5日付の新潟新聞において、「患者の隠蔽を戒めよ」という記事が掲載されています(「大風のように生きて: 日本最初の看護婦大関和物語」73ページより)。
当時の新潟県の公衆衛生当局者が感染症(当時は伝染病)対策に追われている一方で、僻地においては患者を隠す例が多発し、かえって感染症の蔓延を招いていました。
「風、薫る」の19週で新潟の村人たちが隔離施設である避病院を忌み嫌うという演出は、こうした公衆衛生上の史実を背景にしていると考えられます。
→ 風、薫る 時代と時代背景 赤痢・コレラの感染症が猛威を振るった明治時代
知命堂病院附属速成看護婦養成所とは
「風、薫る」の黒川勝治のモデルと考えられる、知命堂病院の初代院長・瀬尾原始は、新潟県の検疫官も兼任していたことから、1895(明治25)年に私費を投じて「速成看護婦養成所」を設立することを決断。
この「速成看護婦養成所」は赤痢やコレラなどの感染症に罹った患者の看護をすることに特化した看護婦を養成する看護学校でした。
看護学校の名前に「速成」という単語がついている理由は、入学者の要件として「尋常小学校卒業者」を対象とし、修業年限を3ヶ月間としていたためです。
りんのモデルである大関和さんは、知命堂病院に付属する「速成看護婦養成所」の講師として、1896(明治29)年に一期生の卒業を見届けることになります。
→ 風、薫る 黒川病院のモデルは知命堂病院
→ 黒川勝治(平埜生成)のモデルは瀬尾原始
→ 一ノ瀬りん(見上愛)のモデルは大関和
→ 次週: 風、薫る 20週 あらすじ・ネタバレへ
風、薫る19週の注目人物
黒川勝治: 黒川病院の院長
黒川病院の院長・黒川勝治はりんとともに新潟県の「赤痢の村」に足を踏み入れます。
黒川勝治のモデルは、現在も新潟県上越市の医療機関である知命堂病院の初代院長・瀬尾原始です。
一ノ瀬りん: 黒川病院の看護婦
りんは黒川に依頼されて「赤痢の村」を訪れることに。
りんのモデルとなった大関和さんも、1895(明治28)年から1896(明治29)年にかけ、感染症対策に特化した看護婦の養成に尽力しました。
風、薫る 19週の舞台地(新潟)
新潟: 黒川病院
りんは新潟にある黒川病院の看護婦として働き、赤痢が蔓延する農村に派遣されます。
→ 風、薫るでなぜ新潟編が描かれるのか?
→ 風、薫る 黒川病院のモデルは知命堂病院
風、薫る 全話あらすじと最終回までのネタバレ
風、薫る ネタバレ
「風、薫る」の最終回までのネタバレや登場人物の結末などを最速で知りたい方は下記の記事を参考にしてください。
→ 1分で分かる「風、薫る」のネタバレ・最終回・登場人物の結末
風、薫る あらすじ
朝ドラ「風、薫る」の全体あらすじや、ストーリー構造を知りたい方は、下記の記事が参考になるでしょう。
→「風、薫る」の全体あらすじのまとめや前半・ストーリーの流れはどうなる
参考文献
今回の記事は以下の書籍を参考文献としています。
なお「明治のナイチンゲール 大関和物語」は朝ドラ「風、薫る」の原案となっています。
- 月刊テレビナビ首都圏版2026年8月号 日本工業新聞社
- 亀山美知子 大風のように生きて: 日本最初の看護婦大関和物語 ドメス出版
- 田中ひかる 明治のナイチンゲール 大関和物語 (中公文庫)
- 宮田茂子 《新装版》「大関和」を通して見た日本の近代看護【真説】国家的セクハラを受けた職業集団 星湖舎
