記事の概要
風、薫る 虎太郎の結婚ネタバレと大関和の結婚 史実まとめ
- 朝ドラ「風、薫る」の虎太郎はりんが初恋相手
- 虎太郎とりんは那須と東京で離れて暮らすもやがて東京で再会する
- りんのモデルとなった大関和さんは1880(明治13)年に離婚を経験したのち、生涯再婚をしなかった
- 大関和さんは美人で評判が高かったため、勤務先の病院などで男性たちからモテた
- 結婚には至らなかったものの大関和さんは1898(明治31)年に木下尚江と結婚寸前の仲にまでなった
風、薫るの竹内虎太郎はりんと結婚するのか?
風、薫る 竹内虎太郎の役柄
NHK朝ドラ「風、薫る」のガイドブック「連続テレビ小説 風、薫る Part1 NHKドラマ・ガイド」によると、小林虎之介さんが演じる竹内虎太郎の役柄は以下の通りです。
りんの幼なじみ。元足軽・竹内之宣の長男で、りんとは気を許せる仲。りんのことを幼いころから大切に思っているが、身分の差を感じている。
風、薫る りん・島田健次郎・虎太郎の「恋愛三角関係」
朝ドラ「風、薫る」で竹内虎太郎を演じる小林虎之介さんは、ご自身の役柄について、主人公・一ノ瀬りんとの恋愛要素を持つ役柄であると説明されています。
いつか出たいと夢見ていた朝ドラ。主人公の幼なじみで、初恋相手の雰囲気を持つ役どころで驚きました。実は僕、これほど恋愛の要素がある役は初めて。
第1週では、虎太郎はりんに対して淡い恋心を抱きつつ、奥田亀吉に嫁ぐことを見送りますが、第12週では洋装姿になって再びりんの前に現れます。
「連続テレビ小説 風、薫る Part1 NHKドラマ・ガイド」に掲載されている「あらすじ」を読むと、第12週から、りん・島田健次郎(佐野晶哉)・虎太郎の「恋愛三角関係」が始まっていることが分かるでしょう。
りんのモデル・大関和の恋愛観
りんのモデル・大関和は再婚しなかった
では虎太郎とりんの恋愛は成就して、2人は結婚に至るのでしょうか?
りんのモデルである大関和(1858~1932年)さんに起きた史実をもとにすると、虎太郎とりんが結婚することはないでしょう。
なぜなら大関和さんは1880(明治13)年に夫・渡辺福之進豊綱(奥田亀吉のモデル)と離婚したのち、生涯再婚することはなく、シングルマザーを貫き通したからです。
離婚後もモテた大関和
ただし、離婚したのちの大関和さんに恋愛要素が全くなかったかと言えば、決してそうではありません。美人の誉れが高かった大関和さんに憧れる男性はたくさんいたようです。
「大関和さんが男性たちにモテた」という例の1つが、「桜井女学校附属看護婦養成所(梅岡看護婦養成所のモデル)」の学生として帝国大学医科大学第一医院(現在の東京大学医学部附属病院)で看護実習をしていたときに、病院の男性医師たちから羨望の眼差しで見られていたことです。
なお、大関和たちの試験委員をした内科の三浦謹之助、外科の芳賀栄次郎ほか、大沢岳太郎らは、この年の一月に医科大学を卒業したばかりで、新進気鋭の医師として帝大で仕事をはじめており、実習生であった大関らとは親しく交流していた。とりわけ美人の誉れの高い和は、彼らの憧れの的でもあった。
亀山美知子 大風のように生きて: 日本最初の看護婦大関和物語 ドメス出版 46ページ
このエピソードは1888(明治21)年ごろのことで、大関和さんの年齢にすると30才ぐらいのときの話になります。
大関和の恋愛対象は「キリスト教の話ができる男性」
しかしこのときすでに大関和さんは、一番町教会(現在の富士見町教会)の牧師・植村正久(「風、薫る」の吉江善作のモデル)の導きによってキリスト教の洗礼を受け、熱心なクリスチャンとなっていました。
大関和さんからすると、将来を嘱望された東大医学部で働くエリート医師から心を寄せられていても、彼らは「恋愛の対象」ではなく「布教の対象」としか見れなかったようです。
そうした大関和さんの「恋愛観」について、朝ドラ「風、薫る」の原案となった「明治のナイチンゲール 大関和物語 」ではこのように描写されています。
「好みの男性?そうですね。信仰の話ができることが最低条件でしょうか」
和が馬鹿正直に答えると、雅がため息まじりに「信仰の話は桜井女学校関係者でとどめておいた方がいいです。ほとんどの日本人にとってキリスト教はいまだに異教、いえ邪教なのですよ。そんなに信仰の話がしたければ、植村牧師のところへお行きなさい」と言う。
大関和の再婚話から見るりん・虎太郎の結婚について
結婚直前で破談した大関和さんと木下尚江の再婚話
1891(明治24)年、熱心なクリスチャンであった大関和さんの心に叶う恋愛対象の男性が現れます。そのお相手とは木下尚江(きのしたなおえ)(「風、薫る」の島田健次郎のモデル)と言う男性と言う社会運動家です。
当時、大関和さんは帝大医院を退職し、新潟県の高田にあった高田女学校で舎監の職についていました。当時の高田では廃娼運動が盛んで、その活動を通じて大関和さんは木下尚江と出会ったのです。
ただし大関和さんと木下尚江の結婚話は、相馬愛蔵(「風、薫る」の丸山忠蔵のモデル)の反対もあり、1898(明治31)年12月に破談。
こののち大関和さんは、1932(昭和7)年に亡くなるまで、独身を貫くことになります。
「風、薫る」虎太郎はりんとの結婚には実現しない?
「風、薫る」の第12週以降では、りんや直美がトレインドナースとして成長するともに、りん・島田健次郎・虎太郎による「恋愛三角関係」についてもドラマ内で描かれるでしょう。
ただ、大関和さんが生涯、再婚しなかった史実があったことを考えると、「風、薫る」のりんも誰とも再婚しないとして描かれるのではないでしょうか。
風、薫る 全話あらすじと最終回までのネタバレ
風、薫る 全話あらすじ
朝ドラ「風、薫る」のあらすじ全話まとめ・登場人物とキャスト・モデル人物・相関図を知りたい方は、下記の記事が参考になるでしょう。
風、薫る 最終回までのネタバレ
また「風、薫る」の最終回までのネタバレ・史実解説・家系図・結末などを知りたい方は下記の記事を参考にしてください。
風、薫る 虎太郎 結婚 関連記事と参考文献
風、薫る 虎太郎 結婚 関連記事(モデル一覧と人間関係)
朝ドラ「風、薫る」で小林虎之介が演じる竹内虎太郎にはモデルとなる人物がいたのでしょうか?
見上愛さんが演じる、一ノ瀬りんのモデルとなった大関和さんの出自から竹内虎太郎には、実在した人物がいたかどうか、下記の記事で詳しく紹介しています。
風、薫る 虎太郎 結婚 参考文献
なお今回の記事を作成するにあたって、下記の文献を参考にしています。これらのうち「明治のナイチンゲール 大関和物語」はNHKの朝ドラ「風、薫る」の原案となっている本です。
