朝ドラ「ブラッサム」に登場する「ぶくぶく堂」。
ぶくぶく堂は東京・本郷にある書店で、文学をこよなく愛する本田(川島潤哉)が店主を務めています。
実在する書店ではなく「ブラッサム」の架空の店舗ですが、モデルとなった書店があるのかは公表されていません。
この記事では、ぶくぶく堂の役割や店主・本田、モデルとなった実在の書店があるのかなど、葉野珠(石橋静河)のモデルである、小説家・宇野千代(1897~1996年)が暮らした大正時代の本郷との関係について解説します。
▼要点まとめ
・ぶくぶく堂は東京・本郷にある書店
・ぶくぶく堂の店主は本田(川島潤哉)
・ぶくぶく堂は「ブラッサム」に登場する架空の店舗
・モデルとなった実在の書店は公表されていない
・珠(石橋静河)のモデル・宇野千代の回想にも直接該当する書店は確認できない
・本郷という文学と深く関わる土地を生かして創作された可能性がある
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結論|ブラッサム ぶくぶく堂とは?
ぶくぶく堂とは、朝ドラ「ブラッサム」の東京編に登場する本郷の書店です。
文学をこよなく愛する本田(川島潤哉)が店主を務め、作家への道を歩んでいく葉野珠(石橋静河)と関わります。
ぶくぶく堂は実在する書店ではなく、ドラマのために創作された架空の店舗です。
モデルとなった実在の書店も公表されておらず、小説家・宇野千代(1897~1996年)が1920年代の文学生活を振り返った回想にも、直接該当する書店は確認できません。
そのため特定の書店を再現したというより、本郷という文学と深く関わる土地を舞台として創作された書店の可能性があります。
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ブラッサム ぶくぶく堂とは?
東京・本郷にある書店
ぶくぶく堂は、東京・本郷にある書店として「ブラッサム」に登場します。
NHKは店主の本田について、
「本郷の書店『ぶくぶく堂』を営む店主。文学をこよなく愛している。」
と紹介しています。
本郷は東京帝国大学(現在の東京大学)があり、明治から昭和にかけて多くの学生や知識人、文学者が暮らした地域です。
主人公・葉野珠のモデルとなった宇野千代も、作家として歩み始めた1920年代に本郷で生活しました。
「ブラッサム」でも珠が本格的に文学の世界へ入っていく東京編の舞台の一つとして、ぶくぶく堂が登場します。
店主は本田(川島潤哉)
ぶくぶく堂の店主が、川島潤哉さん演じる本田です。
本田についてNHKが明らかにしている情報は多くありませんが、「文学をこよなく愛している」と人物像まで紹介されています。
単に本を販売する商売人ではなく、本そのものや文学に強い関心を持つ人物として描かれることが分かります。
作家を目指す珠にとって、本田との出会いも文学の世界を広げるきっかけの一つになるのかもしれません。
珠が文学の世界へ入っていく東京編で登場
ぶくぶく堂が登場するのは、珠がさまざまな作家や編集者たちと出会う東京編です。
モデルの宇野千代も、札幌で執筆した小説「脂粉の顔」が時事新報の懸賞小説で一等に選ばれた後、東京へ戻りました。
東京では尾崎士郎と出会い、多くの文学者や文化人との交流を広げながら、本格的に作家として活動するようになります。
ドラマでも珠が文学者たちと交流を広げていく過程で、ぶくぶく堂が重要な場所の一つになる可能性があります。
ぶくぶく堂は実在する?
「ブラッサム」に登場するぶくぶく堂は、実在する特定の書店ではなく、ドラマのために設定された架空の書店です。
現時点でNHKは、実在する特定の書店をモデルにしたとも発表していません。
そのため、
「ぶくぶく堂という実在の書店をドラマに登場させた」
というより、
「大正時代の本郷を舞台として架空の書店を設定した」
と考えたほうがよさそうです。
ただし今後の放送で、店の外観や店内の様子、本田と文学者たちとの関係などが詳しく描かれれば、実在した書店との共通点が見つかる可能性もあります。
ぶくぶく堂のモデルとなった書店はある?
NHKは、ぶくぶく堂のモデルとなった実在の書店を公表していません。
そこで主人公・葉野珠のモデルとなった宇野千代の1920年代の生活をたどってみても、現時点ではぶくぶく堂に直接結びつく書店を確認できません。
「私の文学的回想記」に該当する書店が見当たらない
「宇野千代全集 第12巻」に収録されている「私の文学的回想記」は、ぶくぶく堂のモデルを考えるうえで重要な資料の一つです。
宇野千代はこの作品で、1922(大正11)年頃から1930(昭和5)年頃までの文学生活を詳しく振り返っています。
この時期には、
・尾崎士郎との出会い
・本郷の菊富士ホテルでの生活
・馬込での結婚生活
・当時の作家たちとの交流
・文学をめぐるさまざまな出来事
などが詳しく回想されています。
しかし、この作品を読む限り、ぶくぶく堂に直接対応しそうな書店や書店主は登場しません。
当時の宇野千代の文学生活が詳しく語られている一方で、書店などに通ったという記述は出てこないのです。
ぶくぶく堂を宇野千代が実際に通った特定の書店と結びつける根拠は、現時点では見つかっていません。
店主・本田に該当する人物も確認できない
同じことは、ぶくぶく堂の店主・本田についても言えるでしょう。
本田は文学を愛する書店の主人ですが、「私の文学的回想記」には、この人物に直接該当しそうな書店の主人や経営者といった人物は確認できません。
若き文士である西尾一路は、尾崎士郎がモデルとNHKがすでに明言しています。一方、ぶくぶく堂の店主・本田は、現在のところモデルが特定できる人物ではないと言えます。
→ ブラッサム 西尾一路(染谷将太)とは?モデルは尾崎士郎
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なぜ「本郷」にぶくぶく堂がある?
ぶくぶく堂のモデルとなった書店は分かりません。
しかし、NHKがこの架空の書店を「本郷」に置いたことには意味があると考えられます。
本郷は文学者と深い関わりのある土地
明治から大正、昭和初期にかけての本郷は、日本の近代文学と深く関わった地域です。
東京帝国大学があり、多くの学生や知識人が集まっただけでなく、周辺には文学者たちも暮らしていました。
本を扱う書店は、こうした学生や知識人、文学者と非常に相性のよい場所です。
「ブラッサム」が文学をテーマの一つとする作品であることを考えると、本郷に架空の書店を置くことには物語上の意味がありそうです。
宇野千代も本郷で生活した
宇野千代自身も本郷と深い関係があります。
1922(大正11)年頃、宇野千代は東京で尾崎士郎と出会いました。
尾崎士郎は当時、本郷の菊富士ホテルで生活しており、宇野千代も尾崎と出会ったのち、菊富士ホテルで暮らすようになります。
その後、宇野千代は尾崎士郎と馬込文士村(現在の東京都大田区南馬込)での生活を通じて、多くの文学者たちとの交流を広げていきました。
本郷は宇野千代にとって、作家としての人間関係が広がっていった土地の一つでもあります。
本郷の文学環境を表す架空の書店か
こうした史実を踏まえると、ぶくぶく堂は特定の実在書店をモデルにしたのではなく、当時の本郷が持っていた文学的な雰囲気を表現するために創作された可能性があります。
つまり、
・東京帝国大学がある
・学生や知識人が集まる
・文学者が暮らしている
・宇野千代自身も生活した
・文学者同士の交流が広がっていく
という本郷の特徴を、「文学をこよなく愛する店主が営む書店」という形でドラマの中に置いたのかもしれません。
ただし、現時点ではあくまで推測です。
今後の放送でぶくぶく堂がどのような場所として描かれるのかを確認する必要があります。
ぶくぶく堂は文学者たちの交流場所になる?
ぶくぶく堂について今後注目したいのが、「誰が店を訪れるのか」という点です。
文学好きの本田が営む書店
店主の本田は、NHKから「文学をこよなく愛している」と紹介されています。
この設定を考えると、ぶくぶく堂は単に珠が本を購入するだけの場所ではない可能性があります。
本田が珠に作品を薦めたり、文学について語ったりする場所として使うこともできます。
珠が作家として成長していく東京編では、本田が文学の世界への案内役のような役割を担うのかもしれません。
左良太も「文学好きの青年」
東京編には北野秀気さん演じる左良太も登場します。
左良太は、
「大阪出身の文学好きの青年。珠との出会いを機に創作へ挑み、作家を志すようになる。」
と紹介されている人物です。
本田は「文学をこよなく愛する書店主」。
左良太は「文学好きの青年」。
そして珠も作家への道を進んでいきます。
こうした人物設定を考えると、ぶくぶく堂が珠や左良太など文学に関わる人物たちの交流場所として使われる可能性も考えられます。
→ ブラッサム 左良太(北野秀気)とは?モデルは梶井基次郎か
文学と人をつなぐ場所になる可能性
書店という舞台には、
・本を探す
・新しい作品と出会う
・文学について話す
・作家を知る
・同じ文学を好む人と知り合う
といった場面を自然に作れる特徴があります。
そのためぶくぶく堂は、珠が本と出会うだけでなく、「文学を通じて人と出会う場所」として設定された可能性があります。
今後、ぶくぶく堂の本田を中心として珠、西尾一路、左良太などが集まる場面が描かれるのかにも注目です。
菊富士ホテルとの関係は?
宇野千代の本郷時代を考えると、菊富士ホテルとの関係も気になるところです。
ただし現時点では、ぶくぶく堂のモデルを菊富士ホテルと考える根拠はありません。
菊富士ホテルは宇野千代が実際に暮らした場所
菊富士ホテルはかつて東京の本郷(現在の東京都文京区本郷5丁目)に実在したホテルで、竹久夢二・谷崎潤一郎・宮本百合子・坂口安吾・大杉栄・伊藤野枝など、錚々たる文学者や芸術家が滞在したことで知られています。
宇野千代も尾崎士郎とともに菊富士ホテルで生活しました。
そのため、宇野千代の本郷時代を描くうえで重要な場所の一つです。
ぶくぶく堂の直接的なモデルとは考えにくい
一方、
・ぶくぶく堂 → 書店
・菊富士ホテル → 宿泊施設
であり、両者の性格は大きく異なります。
また今後「ブラッサム」に菊富士ホテルに相当する旅館やホテルなどが別に登場する可能性もあります。
そのため現段階で、
「ぶくぶく堂のモデルは菊富士ホテル」
と考えるのは早いでしょう。
菊富士ホテルは、ぶくぶく堂の直接的なモデルというより、宇野千代が暮らした当時の本郷が文学者と深く関わる土地だったことを示す史実の一つとして考えたほうがよさそうです。
ぶくぶく堂と史実を比較
ぶくぶく堂の設定と宇野千代の史実を比較すると、次のようになります。
| ぶくぶく堂の設定 | 宇野千代の史実 |
|---|---|
| 東京・本郷にある | 宇野千代も本郷で生活 |
| 書店として登場 | 直接該当する書店は確認できない |
| 店主は本田 | 該当する書店主は確認できない |
| 本田は文学を愛している | 宇野千代は本郷で文学者たちとの交流を広げる |
| 珠が文学の世界へ進む時期に登場 | 宇野千代も1920年代に作家として本格的に活動 |
| 文学に関わる人物が集まる可能性 | 当時の本郷には多くの学生・知識人・文学者がいた |
現時点では、ぶくぶく堂に直接対応する実在の書店を見つけることはできません。
その一方、「本郷」「文学」「宇野千代」という大きな背景には史実とのつながりがあります。
ぶくぶく堂は、こうした本郷の文学環境をドラマの中で分かりやすく表現するために作られた架空の書店なのかもしれません。
よくある質問(FAQ)
Q. ぶくぶく堂とは何ですか?
A. ぶくぶく堂は朝ドラ「ブラッサム」の東京編に登場する本郷の書店です。文学をこよなく愛する本田(川島潤哉)が店主を務めています。
Q. ぶくぶく堂は実在しますか?
A. 「ブラッサム」に登場するぶくぶく堂は架空の書店です。
現時点でNHKは、実在する特定の書店をモデルにしたとも公表していません。
Q. ぶくぶく堂のモデルとなった書店はありますか?
A. NHKはモデルを公表していません。宇野千代が1920年代の文学生活を振り返った「私の文学的回想記」にも、直接該当する書店は確認できません。
Q. ぶくぶく堂の店主は誰ですか?
A. 本田です。川島潤哉さんが演じます。NHKでは「文学をこよなく愛している」人物として紹介されています。
Q. ぶくぶく堂のモデルは菊富士ホテルですか?
A. そのように判断できる根拠は現時点ではありません。菊富士ホテルは宇野千代が尾崎士郎と実際に暮らした本郷のホテルですが、ぶくぶく堂は書店です。ドラマに菊富士ホテルに相当する別の施設が登場する可能性もあります。
まとめ
ぶくぶく堂は、朝ドラ「ブラッサム」の東京編に登場する架空の書店です。
東京・本郷にあり、文学をこよなく愛する本田(川島潤哉)が店主を務めます。
現時点でNHKはモデルとなった実在の書店を公表していません。
また宇野千代が1922年頃から1930年頃までの文学生活を詳しく回想した「私の文学的回想記」にも、ぶくぶく堂に直接該当する書店や書店主は確認できません。
一方、宇野千代自身は本郷の菊富士ホテルで尾崎士郎と生活し、東京で多くの文学者たちとの交流を広げました。
そのためぶくぶく堂は特定の書店をそのままモデルにしたのではなく、文学者や知識人が集まった当時の本郷という土地を背景として、ドラマのために創作された書店の可能性があります。
今後の放送では、ぶくぶく堂にどのような人物が集まり、本田が珠の作家人生にどのように関わっていくのかにも注目です。
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それぞれの役割や実在モデルについてまとめて紹介します。
本田とは?
本田は「ぶくぶく堂」を営む店主です。
文学をこよなく愛する人物として、珠が文学の世界へ進んでいく東京編に登場します。
左良太とは?
左良太は大阪出身の文学好きの青年で、珠との出会いをきっかけに創作へ挑み、作家を志します。
モデルは宇野千代と親しく交流した小説家・梶井基次郎の可能性があります。
→ ブラッサム 左良太(北野秀気)とは?モデルは梶井基次郎か
西尾一路とは?
西尾一路とは新進気鋭の若き小説家。同じ出版社に出入りしていた珠と知り合うことになります。
葉野珠とは?
葉野珠は「ブラッサム」の主人公で、小説家・実業家・着物デザイナーとして活躍した宇野千代をモデルにした人物です。
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参考文献
今回の記事は以下の書籍を参考としています。
