朝ドラ「ブラッサム」で主人公・葉野珠(石橋静河)の従兄として登場する木村保(金子大地)は、6週において珠と結婚します。
珠と保は結婚に伴い、保の親戚である木村正吾(三宅弘城)が住む北海道の札幌に移住することに。
珠と保の結婚は、宇野千代の従兄で2番目の夫・藤村忠(ふじむらただす)との結婚をモデルにしていると考えられます。
史実では宇野千代と藤村忠は1919(大正8)年に結婚。しかしその後、宇野千代が小説家・尾崎士郎に一目惚れしたことが原因で、1924(大正13)年に離婚。
▼要点まとめ
・木村保(金子大地)は葉野珠(石橋静河)と6週で結婚
・珠は保の子供を妊娠する早産のため子供は死去
・モデルは宇野千代の2番目の夫・藤村忠
・保と珠は9週で離婚
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結論|木村保は葉野珠と6週で結婚
「ブラッサム」の主人公・葉野珠(石橋静河)は、6週で従兄である木村保(金子大地)と結婚します。
その後、2人は保の親戚である木村正吾(三宅弘城)が住む北海道の札幌に移住することに。
さらに珠は保の子供を妊娠しますが、7ヶ月の早産であったため、生まれてきた子供は静かに息を引き取ります。
史実では藤村忠は宇野千代の従兄であり、1919(大正8)年に正式に結婚しました。
一方で、史実では1924(大正13)年に離婚しています。
そのため、ドラマでも結婚した後に別れを迎える可能性も十分考えられるでしょう。
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モデル・藤村忠との共通点
葉野珠の従兄
木村保は葉野珠の従兄です。
モデルとなった藤村忠も宇野千代の従兄でした。
主人公との家族関係まで一致していることから、木村保は藤村忠をモデルにした人物と考えられます。
学業優秀で誠実な青年
NHKでは木村保を学業優秀で誠実な青年として紹介しています。
史実の藤村忠も京都にあった旧制第三高等学校(現在の京都大学総合人間学部)を経て、東京帝国大学法学部(現在の東京大学法学部)を卒業した秀才でした。
知的で落ち着いた人物像にも共通点が見られます。
藤村忠と宇野千代の結婚生活
京都で共同生活を開始
宇野千代が藤村忠と本格的に交際するようになった時期は、千代の初恋相手であった佐伯正夫と別れたのちの1916(大正5)年頃のことでした。
京都の旧制三高で学生生活を送っていた忠が岩国に帰省した際、千代の伯母から「京都で忠と一緒に暮らしてやってほしい」と頼まれたことがきっかけです。
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藤村忠と宇野千代は東京で結婚生活を始める
1917(大正6)年、藤村忠が京都の三高から東京帝国大学法学部に進学するに伴い、宇野千代も上京。
雑誌社の事務・家庭教師・食堂の給仕などをしながら生活を支え、その後、1919(大正8)年に2人は正式に結婚します。
夫婦は札幌に転居
1920(大正9)年、藤村忠は東京帝国大学法学部を卒業し、北海道拓殖銀行に就職。
札幌支店に配属されることが決まったため、夫婦は札幌で新しい生活を始めました。
この頃の宇野千代は、札幌の自宅で内職をする傍ら、「小説は金になる」と思い立ち、新聞社などが主催する懸賞小説に応募することを検討していた時期でもあります。
宇野千代が尾崎士郎に一目惚れ
1922(大正11)年、宇野千代は自身の作品である「墓を発(あば)く」について中央公論社(現在の中央公論新社)の編集者・滝田樗陰(たきたちょいん)へ問い合わせるため札幌から上京。
そのときに出会ったのが尾崎士郎です。
尾崎士郎に一目惚れしたことをきっかけに、宇野千代は札幌へ戻ることなく文学の道へ進みました。
この出来事が藤村忠と宇野千代が1924(大正13)年に離婚するきっかけとなったのです。
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木村保と葉野珠が離婚する理由
珠の気持ちが保に向かなくなる
「ブラッサム」の8週では珠の保に対する気持ちが揺れ始めます。
この頃、珠が書いた『脂粉の顔』が新聞が応募する懸賞小説に一等で入選し、続いて『墓を発く』も日本を代表する文芸雑誌『首都公論』に掲載され、「東京で小説を書いて生きて行く」という決意が固まりつつありました。
そのため札幌に住む保に気持ちを込めて接することができなくなっていました。
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珠が西尾一路と出会い離婚へ
そんなとき珠は『首都公論』の編集部で、若き文士・西尾一路と運命の出会いを果たします。
お互いに父に対する思いを語るうちに、2人は意気投合。やがて珠は保ではなく、一路に惹かれて行くことに気づきます。
珠の本当の気持ちを知った保は、札幌から珠がいる東京に上京し、離婚を告げることになりました。
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史実における宇野千代と藤村忠の離婚
史実では宇野千代と藤村忠は1924(大正13)年に離婚しました。
直接の理由は、宇野千代が尾崎士郎と恋愛関係になったことです。
夫婦生活を続けるよりも、小説家として新しい人生を歩むことを選びました。
そのため、「ブラッサム」でも木村保と結婚したとしても、その後に離婚する可能性があります。
ただし、「ブラッサム」は宇野千代の人生をもとにしたフィクションです。
結婚相手や離婚理由、別れる時期などがドラマ独自の展開になる可能性も十分あります。
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参考文献
今回の記事は以下の書籍を参考としています。
