朝ドラ「ブラッサム」では、葉野珠(石橋静河)が従兄の木村保(金子大地)との子供を妊娠します。
5週の最後で妊娠が明らかになり、6週では妊娠3か月であることが判明。
珠と保は結婚して子供の誕生を楽しみにしますが、妊娠7か月を過ぎた珠は早産し、赤ちゃんは亡くなってしまいます。
さらに7週では、珠は医師から「元気な赤ちゃんが生まれるのには望みが薄い体」と告げられます。
珠のモデルとなった宇野千代にも、妊娠・出産して子供を亡くした経験があったのでしょうか。
この記事では、「ブラッサム」の珠の妊娠から早産、その後の展開と、宇野千代の子供にまつわる史実について紹介します。
→ ブラッサム 6週 あらすじ|珠が早産を経験し保と北海道へ
→ ブラッサム 珠の結婚相手とは
→ ブラッサム 最終回までの展開や主要人物の結末
→ 宇野千代 子供|実子はいた?小説「私と子供」の娘・寵子も解説
結論|珠は妊娠7か月を過ぎて早産し赤ちゃんを亡くす
「ブラッサム」では、葉野珠が木村保との子供を妊娠します。
1918(大正7)年5月、珠が妊娠3か月であることが分かり、珠と保は結婚することを決意。
しかし同年秋、妊娠7か月を過ぎた珠は突然激しい腹痛に襲われます。
そして1919(大正8)年1月、早産した珠と保の赤ちゃんは亡くなります。
その後、北海道・札幌へ移住した珠は助産院を受診し、医師から「元気な赤ちゃんが生まれるのには望みが薄い体」と告げられます。
ただし、珠のモデルとなった宇野千代の年譜には、宇野千代が同じような早産を経験したという記録は確認できません。
一方、宇野千代の短編小説「私と子供」には、主人公の「私」が寵子(ちょうこ)という女の子を出産し、生後3日で亡くしたことが描かれています。
寵子が宇野千代の実在した娘だったのかは確認できないため、ドラマの珠の早産が宇野千代の実体験をそのまま描いたものとは断定できません。
→ ブラッサム 6週 あらすじ
→ ブラッサム 7週 あらすじ
→ ブラッサム 珠の結婚相手とは
→ 宇野千代 子供|実子はいた?小説「私と子供」の娘・寵子も解説
ブラッサム 珠は木村保との子供を妊娠
朝ドラ「ブラッサム」では、葉野珠(石橋静河)が従兄の木村保(金子大地)との子供を妊娠します。
珠と保は東京で一緒に暮らす中で関係を深め、5週の最後で珠の妊娠が明らかに。
珠は妊娠3か月であることが分かる
「ブラッサム」の6週は1918(大正7)年5月から始まり、珠が妊娠3か月であることが判明。
妊娠が分かった珠と保は、突然の出来事に戸惑います。
しかし二人は少しずつ、子供が生まれることへの喜びを感じるようになりました。
一方、保が帝国大学を卒業するまでにはまだ1年半ほどあり、二人には経済的な不安が残されています。
そんな中、保の遠い親戚である木村正吾(三宅弘城)が二人を訪問。
正吾は保が大学を卒業するまでの仕送りなどを引き受ける代わりに、卒業後は北海道へ移住して働くことを提案しました。
妊娠した珠は木村保と結婚
珠と保は正吾の提案を受け入れ、東京を離れて北海道へ移住するとともに、正式に結婚することを決意。
2人が新しく住むことになる札幌では、保は木村正吾が勤める札幌拓殖銀行で働いて、生活費を稼ぐ予定です。
→ 札幌拓殖銀行とは?北海道拓殖銀行とは?(準備中)
ブラッサム 珠は妊娠7か月を過ぎて早産
1918(大正7)年秋。
妊娠7か月を過ぎた珠は、ある日突然、激しい腹痛に襲われます。
その後、珠は妊娠7か月で早産し、赤ちゃんを出産することになります。
珠は早産で赤ちゃんを出産するが亡くなる
1919(大正8)年1月。
早産した珠と保の赤ちゃんは亡くなり、二人は深い悲しみに包まれます。
珠は自分を責め、
「ウチが、死なしてしもうた」
と保に話します。
保は泣きながら珠を抱き締めました。
二人が少しずつ日常を取り戻そうとしていたある日、珠は早産した赤ちゃんの肌着を目にして、涙が止まらなくなります。
そんな珠の姿を見た保は、すぐにでも北海道へ行こうと提案。
珠も東京を離れ、「何も分からん土地で一から始めよう」と決意します。
こうして二人は東京を離れ、北海道・札幌で新しい生活を始めることになります。
→ ブラッサム 6週 あらすじ|珠が早産を経験し保と北海道へ
珠はその後、子供を出産する?
珠と保の子供については、続く7週でも重要な展開があります。
現時点で公表されているあらすじでは、珠がその後、再び妊娠して子供を出産する展開は明らかになっていません。
一方、北海道・札幌へ移住した珠は、木村正吾の妻・木村浪江(杉田かおる)から勧められて助産院を受診。
そこで珠は、医師から思いもよらないことを告げられました。
→ ブラッサム 木村浪江(杉田かおる)とは
→ ブラッサム あらすじ 最新週から1週まで
珠は「元気な赤ちゃんが生まれるのには望みが薄い体」と告げられる
助産院から帰宅した珠は、その夜、保に医師から告げられたことを打ち明けます。
「……元気な赤ちゃんが生まれるのには望みが薄い体なんじゃと」
珠は「妊娠できない」と告げられたわけではありません。
しかし、元気な赤ちゃんを無事に出産できる可能性が低いことを知らされたのです。
珠は「あんな思いをするのはもう嫌だ」と話し、保も珠に寄り添います。
早産で赤ちゃんを亡くした経験に加え、医師から告げられた事実は、珠と保にとって大きな出来事となりました。
珠の妊娠・出産は宇野千代の実話がモデル?
「ブラッサム」では、珠が木村保との子供を妊娠した後、早産によって赤ちゃんを亡くします。
では、珠のモデルとなった宇野千代にも、実際に妊娠・出産して子供を亡くした経験があったのでしょうか。
現在確認できる資料から、ドラマと同じ出来事が宇野千代にあったとは断定できません。
宇野千代の年譜に早産の記録はない
「宇野千代全集 第12巻」には、宇野千代の誕生から晩年までの出来事を記した詳しい年譜が収録されています。
しかし、この年譜には宇野千代が早産を経験したという記録は確認できません。
そのため、
「珠が妊娠7か月を過ぎて早産し、赤ちゃんを亡くす」という展開が、そのまま宇野千代の実体験だった
とすることはできません。
→ 宇野千代の年表
小説「私と子供」には生後3日で亡くなる娘・寵子が登場
一方、宇野千代が1935(昭和10)年に発表した短編小説「私と子供」(『宇野千代全集 第4巻』)には、ドラマの珠を思わせる興味深い記述があります。
作品の主人公である「私」は、かつて寵子(ちょうこ)という女の子を出産し、その子が生後3日で亡くなったことを回想します。
「私」には宇野千代本人と共通する点が多く、作品には実在した宇野千代の周辺人物をモデルとしたと考えられる人物も登場します。
ただし、「私と子供」は小説です。
寵子が宇野千代の実在した娘だったことを裏付ける記録も、現在のところ確認できません。
そのため、ドラマで珠が赤ちゃんを亡くす展開と「私と子供」の寵子には共通する部分がありますが、宇野千代自身が実際に同じ経験をしたと断定することはできません。
宇野千代に実際に子供がいたのか、「私と子供」に登場する寵子とは誰なのかについては、別記事で詳しく検証しています。
→ 宇野千代 子供|実子はいた?小説「私と子供」の娘・寵子も解説
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朝ドラ「ブラッサム」とは?
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→ ブラッサム 5週 あらすじ
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参考文献
今回の記事は以下の書籍を参考としています。
