風、薫る 第1週(1話・2話・3話・4話・5話) あらすじと吹き出し
風、薫る 1話 あらすじ(3月30日月曜日)
1882(明治15)年、東京。
その街角には西洋の生地を継ぎ接ぎした和服姿に、十字架のエンブレムをつけた17才の娘が。周囲の女学生たちが妙な顔をしていると、娘は「みなしごで耶蘇(キリスト教のこと)の貧乏女、大家直美です」と言い放ちます。
一方、栃木県の那須の農村では、2才年下の妹・安(早坂美海)と双六で遊ぶ17才の一ノ瀬りん(見上愛)が姿が。そこに父・信右衛門(北村一輝)と美津の姿も見えます。
ある晩、信右衛門はりんに、りんの叔父にあたる一ノ瀬信勝(斉藤陽一郎)から縁談が来ていると話を切り出しました。
風、薫る 2話 あらすじ(3月31日火曜日)
りんが住む村の隣町でコロリ(コレラ)が発生。やがてりんの村にも感染し始め、虎太郎の母・栄(岩瀬顕子)も感染し避病院(感染症の隔離施設)に連れて行かれることに。
その頃、東京ではりんの代わりに縁談を引き受けた安と美津の姿が。信勝と会って縁談話を進めていました。
風、薫る 3話 あらすじ(4月1日水曜日)
那須では信右衛門から論語を教わるりんの姿が。そしてりんは信右衛門がなぜ藩の家老を辞めてしまったのかと問います。
一方、東京にある下谷松町教会の牧師・吉江善作(原田泰造)は、直美にキリスト教の伝道者にならないかと勧めています。しかし「正しいこと」だけでは生きていけないと感じている直美は、善作の誘いに応じることができません。
風、薫る 4話 あらすじ(4月2日木曜日)
那須ではついに信右衛門もコロリに感染。自ら納屋に籠って隔離して、りんには絶対に入ってこないよう言い渡しますが、やがて亡くなります。父・信右衛門の死にりんはなすすべもありませんでした。
風、薫る 5話 あらすじ(4月3日金曜日)
1883(明治16)年、東京では直美が、アメリカ留学を終えて陸軍卿・大山巌(高嶋政伸)と結婚した大山捨松(多部未華子)のことを新聞で読み、まともに生きていくにはアメリカに行くしかないと密かに考え始めます。
その頃、那須ではりんに縁談話が舞い込んできました。相手は18才年上で、りんの同い年の息子までいると言います。
風、薫る 第1週 吹き出し
上の吹き出しは大家直美のセリフで、下の吹き出しは一ノ瀬りんのセリフです。孤児として育った直美と温かい家庭の中で育ったりんの生まれの違いがよく表れているセリフでしょう。
「いかにも、私がみなしごで耶蘇の貧乏女、大家直美ですが女学生のみなさま何か?」
「…私は…うれしいです。今父上と話ができて。畑を耕せて…学問を教わって…」
風、薫る 第1週(1話・2話・3話・4話・5話) ネタバレ
大関和とはどんな人物だったのか?
NHKの2026年前期朝ドラ「風、薫る」で主人公・一ノ瀬りん(見上愛)のモデルは、大関和(おおぜきちか)(1858~1932年)さんです。
大関和さんは明治時代に「トレインドナース」となり、明治・大正期を通じて偏見の多かった看護婦という職業の確立に多大な貢献をされました。その活躍から「明治のナイチンゲール」とも呼ばれています。
また大関和さんはクリスチャンでもあり、当時盛んだった廃娼運動を通じてキリスト教の伝道や、当時盛んだった廃娼運動にも力を尽くされています。のちに鈴木雅さんから派出看護婦会の経営を引き継ぎ、新たに「大関看護婦会」の経営にあたるようになります。
鈴木雅とはどんな人物だったのか?
NHKの2026年前期朝ドラ「風、薫る」でもう1人の主人公・大家直美(上坂樹里)のモデルは、鈴木雅(すずきまさ)(1858~1940年)さんです。
鈴木雅さんは大関和さんと同じ年に明治時代に「トレインドナース」となり、明治・大正期を通じて看護婦(現在の看護師)という職業の確立に多大な貢献・尽力をされました。
さらに鈴木雅さんは、1891(明治24)年に日本で最初に個人経営の派出看護婦会である「慈善看護婦会(のちに東京看護婦会と改称)」を設立したことでも知られています。
トレインドナースとは
朝ドラ「風、薫る」における重要なキーワードとなる「トレインドナース(trained nurse)」とは、系統的・組織的な教育訓練を受けた正規の看護師のことを指します。
現代の日本において看護師になるためには、必ず看護師国家試験の受験資格を得られる学校(看護大学・看護短期大学・看護専門学校・看護高等学校)を卒業し、看護師国家試験に合格する必要があります。
いわば現代の看護師は全員が「トレインドナース」です。
しかし、大関和さんがトレインドナースになった明治時代半ばには、現代のような資格制度も社会的認知もありません。それどころか「看護師(看護婦)」は「看病婦」と呼ばれ、賎業として世間から蔑まれる存在でした。
その頃の「看病婦」に対する世間の理解とは「金儲けのために病人の汚物を処理したり怪我人の包帯を取り替えるあさましい職業」という、およそ現代の理解からは考えられないもの。
明治10年代後半になると、有志共立東京病院看護婦教育所(現在の慈恵看護専門学校)、同志社病院・京都看病婦学校、桜井女学校(現在の女子学院)内の看護婦養成所(桜井看護婦学校)が設立されるようになり、日本で最初にトレインドナースたちが誕生したのは1888(明治21)年のことでした。
「風、薫る」のモデルとなった大関和さんと鈴木雅さんは、そんなトレインドナースの「第1期生」だったのです。
風、薫る 第1週(1話・2話・3話・4話・5話) キャスト 相関図
風、薫る 第1週 キャスト 相関図
朝ドラ「風、薫る」の第1週のキャスト相関図は以下の通りです。
風、薫る 全体のキャスト 相関図
朝ドラ「風、薫る」全体のキャスト一覧と相関図です。
風、薫る 全話あらすじと最終回までのネタバレ
風、薫る 全話あらすじ
朝ドラ「風、薫る」のあらすじ全話まとめ・登場人物とキャスト・モデル人物・相関図を知りたい方は、下記の記事が参考になるでしょう。
風、薫る 最終回までのネタバレ
また「風、薫る」の最終回までのネタバレ・史実解説・家系図・結末などを知りたい方は下記の記事を参考にしてください。
風、薫る 第1週(1話・2話・3話・4話・5話) 関連記事と参考文献
風、薫る 第1週 関連記事
朝ドラ「風、薫る」の主人公・一ノ瀬りんと大家直美のモデルとなった大関和さんと鈴木雅さんが、何をしてどんな人物であったかについては下記の記事において詳しく説明しています。
- 大関和とは 大関和は何をした人 看護婦の職業を確立することに尽力
- 大関和とはどんな人だったのか 6つの逸話・エピソード 風、薫る
- 鈴木雅とは 鈴木雅は何をした人 日本で最初の派出看護婦会を設立
- 鈴木雅 看護師としてどんな人だったのか 明治のトレインドナース
また朝ドラ「風、薫る」に登場する一ノ瀬りんの家族、一ノ瀬信右衛門・一ノ瀬哲・一ノ瀬安はそれぞれ大関弾右衛門増虎・大関哲・大関釛がモデルになっています。それぞれ下記の記事で詳しく紹介しています。
- 大関和 父 大関弾右衛門(おおぜきだんえもん) 黒羽藩の国家老
- 大関増虎 エピソード6選 大関和の父 風、薫る 一ノ瀬信右衛門
- 一ノ瀬信右衛門 モデル 大関弾右衛門 風、薫る 北村一輝
- 風、薫る 信右衛門 モデルは大関弾右衛門増虎 北村一輝
- 一ノ瀬美津 モデル 大関哲 朝ドラ 風、薫る 水野美紀
- 風、薫る 美津 モデル 大関哲(大関和の母) 水野美紀
- 一ノ瀬安 モデル 大関釛(こく) 朝ドラ 風、薫る 早坂美海
- 風、薫る 安(やす) モデル 大関釛(おおぜきこく) 早坂美海
風、薫る 第1週 参考文献
今回の記事は以下の書籍を参考文献としています。なお「明治のナイチンゲール 大関和物語」は朝ドラ「風、薫る」の原案となっています。
- 吉瀬智子 連続テレビ小説 風、薫る Part1 NHKドラマ・ガイド NHK出版
- 亀山美知子 大風のように生きて: 日本最初の看護婦大関和物語 ドメス出版
- 田中ひかる 明治のナイチンゲール 大関和物語 (中公文庫)
- 宮田茂子 《新装版》「大関和」を通して見た日本の近代看護【真説】国家的セクハラを受けた職業集団 星湖舎
