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木村珠とは?ブラッサム 石橋静河の新しい役名か『墓を発く』のペンネームも「木村珠」に

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朝ドラ「ブラッサム」に登場する「木村珠」とは、石橋静河さんが演じる主人公・葉野珠が、4週において木村保の妹として身分を偽る際に使う名前です。

さらに7週では、珠が書き上げる小説『墓を発く』の著者名にも「木村珠」と記されています。

史実でも、モデルとなった宇野千代は『墓を発く』を当時の夫・藤村忠と同じ名字を使った「藤村千代」名義で発表しました。

本記事では、「木村珠」という名前がドラマで使われる経緯と、史実の「藤村千代」との共通点を紹介します。

→ 青年期の葉野珠とは?
→ 葉野珠の年齢と週ごとの作品
→ ブラッサム 相関図 北海道

目次

結論 | ブラッサムの「木村珠」とは?

木村珠とは、朝ドラ「ブラッサム」で石橋静河さんが演じる葉野珠に関わる名前です。

4週で上京した珠は、木村保が暮らす本郷の下宿「三好」で、保の妹として身分を偽ることになります。

さらに公式ガイドブックの7週のあらすじでは、珠が書き上げる『墓を発く』の原稿に、著者名として「木村珠」と記されています。

史実でも宇野千代は『墓を発く』を「藤村千代」の名義で発表しており、ドラマと史実のどちらでも結婚相手と同じ名字が著者名に使われています。

→ ブラッサム 4週 あらすじ
→ ブラッサム 7週 あらすじ
→ ブラッサム 木村保(金子大地)とは?
→ 葉野珠の年齢と週ごとの作品

木村珠とは?「保の妹」として下宿「三好」で身分を偽る

4週:東京の下宿「三好」で「保の妹」として暮らす

4週で葉野珠(石橋静河)は故郷・岩国に居られなくなり、上京することを決意。

従兄・木村保(金子大地)が暮らしている本郷の下宿「三好」へやってきます。

ところが、この下宿「三好」には

「他人の男女は同居してはいけない」

という決まりがありました。

そこで珠は身分を偽り、大家の娘・三好マキ(中村優子)に対して、自分は「保の妹」と名乗ります。

→ ブラッサム 4週 あらすじ
→ ブラッサム 三好マキ(中村優子)とは?
→ 下宿「三好」とは?

5週: 珠と保が兄妹ではないことがバレる

5週になると三好マキが2人の関係を疑うようになります。

マキは2人が本当の兄妹ではないことを見抜き、珠と保は本当の関係を告白。

珠が岩国に居られなくなった事情を素直に話すと、マキとその父親で下宿「三好」の大家である三好辰五郎は、2人が同じ下宿部屋で生活することを認めてくれました。

→ ブラッサム 5週 あらすじ
→ ブラッサム 三好辰五郎(赤堀雅秋)とは?

『墓を発く』の著者名も「木村珠」に

7週: 珠は『墓を発く』を書き上げる

7週で珠は『脂粉の顔』が「時代新報」の懸賞小説で一等に当選します。

さらに、故郷・岩国でのことを書いた原稿を書き直し、『墓を発く』という題名をつけます。

『脂粉の顔』に続いて、珠が小説家として歩み始める時期に登場する作品です。

→ ブラッサム 7週 あらすじ
→ 葉野珠の年齢・週ごとの年代と作品

『墓を発く』には「木村珠」と記されている

「ブラッサム」の公式ガイドブックに掲載されている7週のあらすじには、

『墓を発く』 木村珠

という題名と作者名が書かれた原稿用紙の写真が掲載されています。

そのため、7週では『墓を発く』の著者名として「木村珠」が使われることが分かっています。

4週では保の妹として素性を隠すために「木村珠」を名乗りますが、7週では小説の著者名にも「木村珠」が登場することになります。

史実の宇野千代も「藤村千代」の筆名を使っていた

2番目の夫・藤村忠との結婚後は「藤村千代」に

珠のモデルとなった宇野千代も、小説家として活動を始めた当初から「宇野千代」の名前だけを使っていたわけではありません。

宇野千代のデビュー作『脂粉の顔』が、1921(大正10)年1月2日に時事新報の懸賞小説で一等に入選したとき、その筆名(ペンネーム)は「宇野千代」ではなく「藤村千代」でした。

「藤村」という名前は、当時結婚していた2番目の夫・藤村忠にちなむと考えられます。

→ 藤村忠とは?宇野千代の2番目の夫

『脂粉の顔』『墓を発く』も「藤村千代」名義

『宇野千代全集 第12巻』では、各年代に宇野千代が発表した小説や随筆などの作品が記されています。

1921(大正10)年1月に『脂粉の顔』で小説家デビューを果たした宇野千代は、それからしばらくの間、「藤村千代」というペンネームを使って作品を発表しました。

そして、ドラマで「木村珠」の著者名が確認できる『墓を発く』も、史実では「藤村千代」の名義で発表されています。

ドラマでは、

『墓を発く』=木村珠

史実では、

『墓を発く』=藤村千代

となっています。

ドラマと史実では名字こそ異なりますが、どちらも『墓を発く』の著者名に、結婚相手と同じ名字を使っている点が共通しています。

1924(大正13)年に「藤村千代」から「宇野千代」へ

1924(大正13)年4月、宇野千代は2番目の夫・藤村忠との協議離婚が成立。

こののち3番目の夫である尾崎士郎との正式な結婚生活に入ります。

同年に発表した作品とペンネームを見ると、「藤村千代」と「宇野千代」の両方が使われていました。

作品ペンネーム
『幸福』(2月)藤村千代
『或る女の生活』(3月)藤村千代
『夕飯』(3月)宇野千代
『足を撫でた女』(5月)藤村千代
『青い空』(6月)宇野千代

『宇野千代全集 第12巻』の年譜によると、『青い空』以降に発表された作品については、ペンネームについて特筆されていません。

これ以降は、ペンネームが「宇野千代」に統一されたのでしょう。

1924(大正13)年に発表された作品では、「藤村千代」と「宇野千代」の名義が混在しています。

1924(大正13)年は、宇野千代が藤村忠と正式に離婚した時期と、「藤村千代」から「宇野千代」へ筆名が移行していく時期が重なっています。

『宇野千代全集 第12巻』の年譜を読むと、離婚前後には「藤村千代」と「宇野千代」の両方が使われ、その後「宇野千代」に統一されていったことが分かります。

→ 藤村忠とは?宇野千代の2番目の夫
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参考文献

今回の記事は以下の書籍を参考としています。

著:宇野 千代, 著:小林庸浩 ほか, 著:小林庸浩 ほか
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KADOKAWA
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著:工藤美代子
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