朝ドラ「風、薫る」の23週では、りん(見上愛)や直美(上坂樹里)たちは大山捨松(多部未華子)から看護の未来を託されることになります。
日清戦争における従軍看護婦の貢献から、看護婦の認知度が上がる中で、大山捨松の念願がりんと直美によって叶えられることになりそうです。
その一方で出征した直美の夫・吾郎(甲斐翔真)の安否も気がかりです。無事に家族のもとに帰還してくるのでしょうか?
▼要点まとめ(3秒でわかる)
・看護婦の認知度が向上する
・りんと直美は大山捨松から看護の未来を託される
・吾郎が無事に帰国できるか
▼来週(最新週)・今週・先週のあらすじ
24週|(来週)
23週|(本記事)
22週|明るい未来(先週)
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結論|23週では看護婦の認知度が高まる社会に
「風、薫る」23週では、日清戦争で従軍看護婦が活躍したことによって、看護婦という職業が世間から認められるようになります。
・従軍看護婦の活躍によって看護婦の認知度が高まる
・大山捨松(多部未華子)がりん(見上愛)や直美(上坂樹里)に看護の未来を託す
・日清戦争に出征した直美の夫・吾郎(甲斐翔真)の安否にも注目
これまで看護婦の育成を支えてきた捨松から、実際に看護の現場で働くりんと直美へ「看護の未来」が託されることになります。
一方、直美は生まれたばかりの明を育てながら、戦地へ向かった吾郎の帰りを待つことになります。
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風、薫る 23週の重要ポイント
「風、薫る」23週では、日清戦争をきっかけとして看護婦を取り巻く社会が変化していく様子が描かれます。
特に注目したいのが、従軍看護婦の活躍と大山捨松の思い、そして戦地にいる吾郎の安否です。
日清戦争をきっかけに看護婦が世間から認められる
23週では、日清戦争で従軍看護婦が活躍したことによって、看護婦という職業が世間に知られるようになります。
物語の前半では、専門教育を受けた「トレインドナース」という存在そのものが日本ではまだ珍しく、看護を仕事とする女性に対する偏見も描かれてきました。
しかし日清戦争では、多くの傷病兵が発生し、看護婦たちがその看護に従事します。
21週から広島の陸軍予備病院で篤志看護婦として働いた多江(生田絵梨花)も、その一人です。
戦争という大きな出来事を経たことで、りんや直美たちが目指してきた看護婦という職業に対する社会の見方にも変化が生まれることになります。
→ 多江の結末とは?
大山捨松がりんと直美に看護の未来を託す
看護婦を取り巻く社会の変化を受けて、大山捨松が「恵風看護婦会」を訪れます。
捨松は従軍看護婦の活躍によって看護婦の存在が世間に認知されたことから、看護の未来をりんと直美に託したいという思いを伝えます。
実在した大山捨松自身も米国留学中に看護婦(トレインドナース)の資格を取得し、帰国後は日本における看護婦の育成を支援してきました。
これまで看護婦を育てる側にいた捨松から、実際に看護の現場で働くりんと直美へ「看護の未来」が託されることになります。
→ 風、薫る 大山捨松(多部未華子)とは?
→ 風、薫る 大山捨松 どうなる
吾郎は日清戦争から無事に帰国できるか
23週でもう一つ気になるのが、日清戦争に出征した直美の夫・吾郎です。
22週では直美が長男・明を出産する一方、吾郎は近衛歩兵第三連隊の下士官として出征しました。
日清戦争では日本軍の死者の多くを戦病死者が占めており、吾郎が所属する近衛歩兵第三連隊が派遣された台湾でも、感染症によって多くの兵士が命を落としました。
戦争が終結へ向かう中、吾郎が直美と生まれたばかりの明のもとへ無事に帰ってくることができるのかも23週のポイントとなりそうです。
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日清戦争で従軍看護婦の活躍が注目されたことは事実
「風、薫る」の23週では、日清戦争(1894年7月~1895年4月)における従軍看護婦の活躍が評価される世の中の様子が描かれます。
「従軍看護婦が評価された」ということ自体は史実であったと良いでしょう。
その例が新島八重です。
同志社の創立者・新島襄の妻である新島八重は、広島の陸軍予備病院において、4か月の間、日本赤十字社から派遣された篤志看護婦として傷病者に従事。
新島八重は敵味方の区別なく看護に従事した功績が認められ、1896(明治29)年に皇族以外の女性として初めて叙勲を受け勲七等宝冠章を綬章しました。
→ 大関和と新島八重
日清戦争は戦死者よりも戦病死者が多い戦争だった
「風、薫る」の23週で気がかりなことは、直美の夫で日清戦争のために出征した吾郎が無事に戻ってこられるかどうかです。
日清戦争自体は、1895(明治28)年4月に日本と清国の間に「下関条約」が締結され、日本は日清戦争に勝利しました。
しかし日清戦争における日本側の人的損害を見ると、戦死者だけではなく戦病死者が多いことが目立ちます。
日本側は戦争によって約1万3,000人の死者を出しましたが、このうちおよそ9割の死因は「戦死」ではなく「戦病死」でした。
吾郎が所属する近衛歩兵第三連隊は、史実において中国大陸ではなく、台湾方面への出征が命じられましたが、この台湾方面の人的被害も「戦死」ではなく「戦病死」の方がはるかに多かったようです。
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風、薫る23週の注目人物
大山捨松: りんと直美に看護の未来を託す
大山捨松はりんと直美に看護の未来を託します。
実在した大山捨松も自身も看護婦(トレインドナース)の資格をアメリカ留学中に取得しており、帰国後は資金面から看護婦の育成に尽力しました。
→ 風、薫る 大山捨松(多部未華子)とは?
→ 風、薫る 大山捨松 どうなる
玉田多江: 陸軍予備病院の篤志看護婦に
多江は日清戦争が勃発したことにより、篤志看護婦を志願。
広島の陸軍予備病院で傷病兵の看護にあたります。
→ 多江の結末とは?
小川吾郎: 近衛歩兵第三連隊の下士官
直美の夫・吾郎は近衛歩兵第三連隊の下士官です。日清戦争のために出征が命じられます。
風、薫る 22週の舞台地
東京: 恵風看護婦会
「風、薫る」の23週の主な舞台地は東京です。
ある日、りんと直美が派出看護婦として働く「恵風看護婦会」に大山捨松が訪問します。
風、薫る 全話あらすじと最終回までのネタバレ
風、薫る ネタバレ
「風、薫る」の最終回までのネタバレや登場人物の結末などを最速で知りたい方は下記の記事を参考にしてください。
→ 1分で分かる「風、薫る」のネタバレ・最終回・登場人物の結末
風、薫る あらすじ
朝ドラ「風、薫る」の全体あらすじや、ストーリー構造を知りたい方は、下記の記事が参考になるでしょう。
→「風、薫る」の全体あらすじのまとめや前半・ストーリーの流れはどうなる
参考文献
なお今回の記事を作成するにあたって、下記の文献を参考にしています。
これらのうち「明治のナイチンゲール 大関和物語」はNHKの朝ドラ「風、薫る」の原案となっている本です。
- 田中ひかる 「明治のナイチンゲール 大関和物語」中央公論新社
- 吉瀬智子・田中ひかる 連続テレビ小説 風、薫る Part2 (2) (NHKドラマ・ガイド) NHK出版
- 亀山美知子 「大風のように生きて: 日本最初の看護婦大関和物語」 ドメス出版
- 亀山美知子 「女たちの約束: M.T.ツル-と日本最初の看護婦学校」ドメス出版
- 久野明子 鹿鳴館の貴婦人大山捨松: 日本初の女子留学生 (中公文庫 く 12-1)
- 遠藤由紀子 会津藩家老・山川家の近代 大山捨松とその姉妹たち 雄山閣
