朝ドラ「ブラッサム」で、主人公・葉野珠(村上蘭/石橋静河)の父・葉野清治(渡部篤郎)は2週で亡くなります。
清治は以前から胸の具合を悪くしており、病状が深刻になるなか、包丁を持って家を飛び出し、商店街で暴れる騒ぎを起こします。
では、清治はなぜ死亡するのでしょうか。死因となった病気は何だったのでしょうか。
この記事では、葉野清治の死因や最後(最期)、清治を亡くした珠の様子を公式ガイドブックをもとに解説。
さらに、清治のモデルと考えられる宇野千代(1897~1996年)の父・宇野俊次について、『宇野千代全集』や自伝『生きて行く私』をもとに、死因や亡くなる直前の様子を紹介します。
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結論|ブラッサムの父・葉野清治の死因は病死
朝ドラ「ブラッサム」で、主人公・葉野珠(村上蘭/石橋静河)の父・葉野清治(渡部篤郎)は2週で亡くなります。
清治は以前から胸の具合が悪く、医師の往診を受けていました。その後、病状はさらに深刻になり、最終的に亡くなります。
そのため、清治の死因は病死です。
ただし、NHKの公式ガイドブックでは具体的な病名までは明らかにされていません。
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葉野清治が死亡するまでの最後(最期)
清治は以前から胸の具合を悪くしていた
葉野清治は、娘の珠が木村家の長男・木村享一との結婚を控えていたころから、胸の具合を悪くしていました。
医師に往診してもらいますが、清治は病気を隠していたことが明らかになります。
やがて年の瀬が近づくころには、清治の病状はさらに深刻になっていました。
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清治は包丁を振り回して商店街で暴れる
病状が悪化したある日、清治は突然、包丁を振り回しながら家を飛び出します。
商店街へ向かった清治は、店頭の商品を壊して暴れることに。
珠は清治の前に立ちはだかり、包丁を手放すよう呼びかけます。
その後、清治は死亡。珠にとっては山口第二高等女学校4年生で、16歳のときの出来事でした。
清治の死後、珠は「心がせいせいしよる」と涙を流す
清治の葬儀が済んだある日、珠と継母のリョウは清治の部屋で父について話します。
ところが珠は、父親が亡くなったにもかかわらず、自分の心がどこか晴れていることに気づきます。
珠は、
「お父様が死んだいうのに、心がせいせいしよる…ひどい娘じゃ」
と、自分を責めながら涙を流しました。
そんな珠に対して、リョウはその気持ちを否定せずに受け止めます。
厳しい父親だった清治の死は、珠に悲しみだけではなく、父親から解放されたような複雑な感情をもたらしました。
ブラッサム 父・葉野清治の死のその後
葉野清治は2週で病死しドラマから退場します。
しかし清治の存在は死後も珠の人生に大きな影響を与えます。
8週: 清治が葉野酒造を継がなかった理由が明かされる
8週で珠は文芸雑誌『首都公論』に自分が書いた小説である『墓を発く』が掲載され、岩国に帰郷。
家族や地元の人たちから温かく迎えられ、そのとき珠はなぜ清治が長男であるにも関わらず、葉野酒造を継がなかったのか理由を、継母・リョウから聞かされます。
リョウの話によると、「長男が家を継がねばならない」という世の中に決まり事に従いたくなかったと言うのです。
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9週: 清治の死去したのちに『追憶の父』を発表
東京で小説家となった珠は、若き文士・西尾一路と知り合い、お互いの父のことを語り合って意気投合。
そのことがきっかけで9週では日本を代表する文芸雑誌『首都公論』で、『追憶の父』という作品を発表することになります。
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史実|モデル・宇野俊次も1913年に病死
葉野清治のモデルと考えられるのが、宇野千代の父・宇野俊次です。
ドラマの清治と同じく、史実の俊次も1913(大正2)年に病気で亡くなっています。
ただし、ドラマと史実では亡くなるまでの経緯や最期の状況などに違いがあります。
宇野俊次は1913年2月8日に57歳で病没
『宇野千代全集 第12巻』に収録されている年譜によると、宇野俊次は1913(大正2)年2月8日に57歳で病没したと記されています。
一方、「ブラッサム」の清治は1913(大正2)年の年末に向かって病状が深刻になり、その後亡くなります。
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宇野俊次の死因となった病名は不明
宇野俊次が病死したことは確認できますが、具体的な死因となった病名は分かりません。
『宇野千代全集 第12巻』の年譜にも「父俊次が病没」とあるだけで、病名についての記載はありません。
そのため、宇野俊次の死因を結核などの特定の病気だったと断定することはできません。
宇野俊次は死の直前に何度も吐血していた
宇野千代は自伝『生きて行く私』で、父・俊次が亡くなる直前の様子を詳しく振り返っています。
千代が父を訪ねると、俊次は寝込んでおり、母(継母・宇野リュウ)から何度も血を吐いていたことを知らされました。
俊次の顔は10日ほどの間にすっかり変わり、眼窩が落ちくぼむほど衰弱していたといいます。
その後、俊次の病状はさらに悪化。大雪のなか往診を頼むほどの状態となり、近所の男性に背負われて家へ戻った後、その日のうちに死去。
ただし、吐血していたことだけから俊次の病名を特定することはできません。
父の死を宇野千代は「何となく嬉しかった」と回想
宇野千代は『宇野千代全集 第12巻』に収録された随筆「模倣の天才」で、16歳のときに父が亡くなった際の複雑な心境についても振り返っています。
父の死後、周囲から悔やみの言葉をかけられた千代は、父が亡くなったことで、これからは気楽になれるという趣旨のことを口にしていました。
一方、通っていた女学校では校長が父の死を悼み、同級生たちが泣き始めたことで、千代自身も涙を流します。
しかし千代は、悲しみながらも心のどこかでは解放されたような感情を抱いていました。
「ブラッサム」で清治を亡くした珠が「心がせいせいしよる」と感じ、そのように思う自分を責める場面には、宇野千代が父・俊次の死について残した回想と共通する部分があります。
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よくある質問(FAQ)
Q. ブラッサムの父・葉野清治の死因は?
A. 葉野清治の死因は病死です。
清治は以前から胸の具合を悪くしており、その後、病状が深刻になって亡くなります。
ただし、NHKの公式ガイドブックでは具体的な病名までは明らかにされていません。
Q. 葉野清治が死亡するのは何週?
A. 葉野清治が死亡するのは「ブラッサム」第2週です。
1913(大正2)年、清治は病状が悪化し、包丁を持って家を飛び出して商店街で暴れる騒ぎを起こした後に亡くなります。
Q. 葉野清治の病気は何?
A. 葉野清治は胸の具合を悪くして医師の往診を受けていますが、具体的な病名は明らかにされていません。
そのため、公式情報から特定の病気が死因だったと断定することはできません。
Q. 葉野清治のモデルは誰?
A. 葉野清治のモデルは、宇野千代の父・宇野俊次と考えられます。
『宇野千代全集 第12巻』の年譜によると、俊次は1913(大正2)年2月8日に57歳で病没しています。
Q. 宇野俊次の死因は?
A. 宇野俊次は病気で亡くなりましたが、具体的な病名は分かっていません。
『宇野千代全集 第12巻』の年譜には「父俊次が病没」と記されているだけで、死因となった病名についての記載はありません。
一方、宇野千代は自伝『生きて行く私』で、亡くなる直前の俊次が何度も吐血し、急速に衰弱していたことを振り返っています。
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宇野俊次
ブラッサムの主人公・葉野珠(村上蘭/石橋静河)の父・葉野清治は、宇野千代の父・宇野俊次をモデルにしていると考えられます。
参考文献
今回の記事は以下の書籍を参考としています。
